コロナ対策は欧米と比べると上手く対応したという声もありますが、アメリカと比べて40分の1以下、欧州で最も感染者数が少ないドイツと比べても10分の1以下の感染者しかいないのに、「重症ベッドは切迫」など医療崩壊が叫ばれています。何か根本的なところが間違っていると言わざるを得ません。
コロナの特徴は無症状感染者が多く、彼らが周囲にうつすことです。12月2日にPCR検査体制の強化がもっとも有効なコロナ対策であるという論文を、医療政策のトップジャーナルである『ヘルス・アフェアー』誌が掲載し、話題となりました。
しかしながら、この研究成果について、日本で報じられることはなく、政府は検査抑制方針を見なすつもりはありません。また、「専門家」も、このような対応を問題視しません。いまだに、PCRは偽陽性が0.1%程度(いつのまにか従来の1%から下げられていました)に生じるため、人権侵害、医療崩壊の懸念があると言い続けています。世界各地でコロナ対策の一環としてPCR検査が多用されていますが、そのために医療が崩壊したところはありません。一体、どうなっているのでしょうか。