えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

151112-3

2015年12月02日 14時46分18秒 | 我が家
 東北のみなさん こんんちは

 20分ほど経っただろうか、姉が夫と(姉の)次女と来た。真っ先に母に「よう頑張ったね」と声をかけた。姉もそれを見る方も泣けてくる。家にいる妻に電話する。父はもう病院へは来ないとという。その方がいい。そして葬儀社に電話する。その葬儀社の会員になっている旨を伝え、葬儀通夜をしてもらいたい、まず母を家まで運んでほしいと頼む。何時ごろに伺えばよいか聞いてきた。看護婦さんに尋ねると、ちょうど勤務の交代時期で、午前10時ごろならいいという。そのまま伝える。今日は自宅で仮通夜、翌夜に通夜、さらに翌日葬儀の日程でしてほしい。お寺さんは布施の明専寺で、浄土真宗本願寺派、お西さんだと伝える。

 家に連れて帰った母を寝かせる準備をしないといけない。妻と息子がやってくれているようだが、助けに妹にも先に帰ってもらう。看護師が体をさらに体を拭きにきた。家族の方もと促され姉と姪がタオルで母の体をふく。できない。化粧道具も用意してくれていて看護師が化粧をしてくれた。紅は姉が自分のを塗った。顔が華やいだ。母にはこれが似合っている。

 10時過ぎ、救急車に備え付けられているような車付のタンカを押して葬儀社が二人で来た。タンカに母を移す間、病室から出た。母は頭の先から足の先まで体全部を白い布で覆われて出てきた。これだと息ができない。亡くなったことを感じる。緊急用エレベーターに載せられ地下1階へ向かう。主治医と看護師が付き添ってくれる。ありがとうございますと声をかけるが、医師はいいえと首を横に振った。医師は助けられなくて残念に思っているのだろうが、こちらは、ここまで看てくれて実にありがたい気持ちだ。車を見送り、霊柩車と言ったらいいのだろうか、その車を追うように姉らと家に戻る。
コメント
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