えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

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2015年12月04日 14時46分18秒 | 我が家
 東北のみなさん こんにちは

 2年ほど前の朝、妻が母を起こしに行くとベッドの上で意識をなくし倒れていた。シーツには血のようなものが飛んでいる。救急車を呼んだ。到着して救急隊員が血中酸素濃度を測ると健常者なら100あるのが70を切っている。救急車中で酸素マスクをつけてもらっても全然上がらない。息も絶え絶え。病院に着くなり救命救急医療が始まった。管を通して肺に酸素を吸入する挿管も施された。医師の懸命の治療のおかげで少しずつだが酸素濃度も上がる。それでもその日は90も届かかなかっただろうか。ICUに入った。そこでほんの少し意識が戻っていた。医師から説明を受けると、重度の肺炎を起こしていて、肺に水もたまっている。きわめて重篤。抗生剤で炎症を抑え、また利尿剤で水を抜くと。危篤だけれど、医師の話の端々から今回は何とか命は取り留めるような気配を感じる。
 
 だが続けてこんなことも話した。糖尿病で、さらに透析を受けている高齢の患者がこういう症状を起こすと、一年生存率は極めて低い。たしか8、9割の確率でなくなる。そんな風に言われた。まだその時は他人事のように思っていた。それから半年ほどたって、葬儀会館の会員になった。母にそれなりの葬儀を準備しておいてやりたい気持ちから。
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