TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

ミス・ポター

2008年04月11日 | 映画鑑賞日記
ピーター・ラビットの作者であるビアトリクス・ポターの半生を描いた映画
ミス・ポターをDVDで鑑賞した。
映画の中ではイングランドの美しい湖水地域が何度も映し出されていた。
とても美しいところだった。実際に目の辺りにしたらもっと美しいところなのだろう。
ピター・ラビットやアヒルなどのポターの挿絵が動き出す場面がいくつかあった。
とても楽しく、心が和む場面だった。
幾つになっても純粋な心を持つポターがよく表されていた。
世界的な児童文学であるピーター・ラビットの絵本ができるまでの逸話を
小さい頃、湖水地方の別荘で住んでいたときの話をからめながら
わかりやすくストーリーが展開していく。
ピーター・ラビットをポターと共にこの世に送り出した編集者でもあり、
大切な恋人でもあったノーマン・ウォーンとのロマンス、
そして、悲しい別れを受け止めなければならないことになる。
上流社会に身を置いていてもしっかりとした考えを持っていた女性として
その生き方は、ポターが愛する湖水地方の美しさのような雄大さを感じた。
この湖水地方に移り住むことで悲しみから逃れ、
美しい湖水地方を保護するために土地を購入し美しい風景を守り通した。
後に幼馴染でもある弁護士のヒースと幸せな結婚をしたと最後に締めくくっていた。
自然が一杯の美しい湖水地方を愛し、その価値を知り尽くしていたポターの功績は
この映画を見たらよくわかった。
今ではこの美しい湖水地方とピーター・ラビットのお話は、
世代を超えた人々に遺した貴重な宝物になっている。
ポターがそのことをいちばん喜んでいるかのように
映画の最後で微笑んでいるかのようだった。
コメント
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