いやな世の中 勢子浩爾 著 KKベストセラーズ
タイトルの「いやな世の中」をありったけのいやな様々な世の中のできごとや
現象を挙げて話し口調で書いてあって読みやすかった。
途中読んでいて笑いがこみ上げてくる箇所も幾つかあった。
自分の非を認めない自分様がはびこる世の中だという。
といってもいやな世の中はいつの時代にも存在していた。
ほとんどのページがいやな世の中の様々な事柄について記載されていて
このままいやな世の中と同じ気持ちのままで読み終えることになるのかと思った。
最後のほうまで読んだら読んでよかったと思える気持ちになってきた。
最近よく耳にするこのいやな世の中を誰もがそれぞれ受容し生きてきたと書かれていた。
かといって著者のように自分も厭世主義に陥るほどでもない。
ワーズワースのように「低く暮らし高く思う」、
暮らしは慎ましく、志や考えは高潔に、暮らしていく高貴な思想を
持ち続ける意味の尊さを最後に語っていた。
どんな時代に生きてもその中で静かで品よく、善良に、生きることは
誰にでもできる生き方なのだと思った。
読んだ後は晴れ晴れした気分になった本だった。
タイトルの「いやな世の中」をありったけのいやな様々な世の中のできごとや
現象を挙げて話し口調で書いてあって読みやすかった。
途中読んでいて笑いがこみ上げてくる箇所も幾つかあった。
自分の非を認めない自分様がはびこる世の中だという。
といってもいやな世の中はいつの時代にも存在していた。
ほとんどのページがいやな世の中の様々な事柄について記載されていて
このままいやな世の中と同じ気持ちのままで読み終えることになるのかと思った。
最後のほうまで読んだら読んでよかったと思える気持ちになってきた。
最近よく耳にするこのいやな世の中を誰もがそれぞれ受容し生きてきたと書かれていた。
かといって著者のように自分も厭世主義に陥るほどでもない。
ワーズワースのように「低く暮らし高く思う」、
暮らしは慎ましく、志や考えは高潔に、暮らしていく高貴な思想を
持ち続ける意味の尊さを最後に語っていた。
どんな時代に生きてもその中で静かで品よく、善良に、生きることは
誰にでもできる生き方なのだと思った。
読んだ後は晴れ晴れした気分になった本だった。