TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

自分探しが止まらない

2008年04月16日 | 読書日記
自分探しが止まらない 速水健朗 著 ソフトバンク新書
自分探しというテーマを考察して日本人、
特に若者の自分探しの特徴について語っていた。
言葉は良いように取られるときと悪いように取られるときがある。
中田英寿や須藤元気を例に挙げて
すでに成功をおさめた人が世界に飛び出す自分探しの旅は揶揄されないという。
イラク人質事件で人質になった若者たちが危険なところに行って
バッシングされていたのは記憶に新しい。
あいのり、若者のインド目指し、サンクチュアリ出版の高橋歩、猿岩石、
沢木耕太郎の深夜特急、小林紀晴のアジアンジャパニーズなど、
自分探しと呼ばれるような旅に出た人の例を挙げてその特徴を逐一紹介していた。
自己啓発本や自己開発セミナー、宗教との関係など、
落とし穴にはまる危険性もはらんでいることにもふれていた。
病院の待合室で待っているあいだに読んでしまったので、
浅い読み方になってしまったが、最後まで読んだ後、何をいちばん主張していたのか
あまりよくわからなかった。
自分探しということで自分を掘り下げて考え、
行動してみることは若いうちは初めて経験してみたいことも多いだろう。
また、年齢に関係なく、自分というものをみつめるためにも
ビジネスに傾倒した方法に頼るだけでなく、
いろいろな方法で自分探しをしていくのが自然な姿なのだろうと思った。
コメント
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