鍵のかかった部屋

ドラマ『鍵のかかった部屋』を見ています。このドラマではいつも事件が密室で発生することが多く、嵐のリーダー大野智さんが神がかり的に真相を解明して行きます。大野さんが演ずる榎本は鍵マニアというか、セキリュティに詳しいというか、相当緻密なものでもいとも簡単に最後には事件を解明して行くのです。最後に、謎が解けたときは、指をひねって鍵を開けたようなしぐさをします。毎回、音つきでそういうシーンがあった後は真相が解明されて行くのです。榎本はほとんど笑わないし、感情も押し殺しているようですが、人情的なものを心の奥には秘めているキャラクターのようです。大野さんはこういう役も似合っているなあと思います。弁護士役の戸田絵梨香さんや佐藤浩市さんはこのドラマに花を添えていて、毎回登場するいろいろな殺人事件の暗くなりがちなドラマをコメディぽいドラマにしていて楽しいです。貴志祐介さん原作本のドラマ化ですが、貴志祐介さんの数々のこわいテーマとはちょっと違ったドラマになっています。