昨日、今年の漢字が発表されました。1位は「密」でした。2位は「禍」、3位は「病」、4位は「新」、5位は「変」、6位は「家」、7位は「滅」、8位は「菌」、9位は「鬼」、10位は「疫」だったそうです。予想通り、ほとんどがコロナから連想される漢字で、「鬼滅の刃」の大ヒットでの漢字も入っていましたね。中国の武漢での感染状況を大変な状況だなあとニュースで見ていたら、まもなく日本でもコロナの感染の余波が到達し始め、それがいつのまにか日本中、世界中まで広がって行ったという1年でした。毎日、コロナ関連の暗いニュースばかり見ていると明るい未来や希望を見つけることが難しいと感じざるを得ない1年でした。志村けんさんがコロナ感染で亡くなられたのを知り、それ以降、コロナで亡くなるということが本当にどなたにでも降り掛かってくる可能性がある恐ろしい感染症なんだと実感したのが3月頃でした。人工呼吸器という言葉をニュースで聞く度に昨年母の入院していた病院のことを思い出してしまうのでした。コロナに感染されてお亡くなりになられた志村けんさんがご家族や知人と面会もできず、孤独に耐えながらお骨になって初めてご家族の元に帰って来られたというのを志村けんさんのお兄さんがインタビューで答えられていたときに初めて知りました。感染症は本当に恐ろしいですね。
いつからマスクと消毒液を付けて外出することを心掛け、帰宅したら必ず念入りに手を洗う生活を続けてきていたのかを思い出してみました。今年の1月はそれまでと同じようにほとんど気にせず暮らしていましたですね。あのときの生活が懐かしくなぜか遠い昔のような気がします。昨年の紅白歌合戦を見た後は、今年開催されるはずだった東京オリンピックがある楽しそうな年になるんだろうなあと思っていたので、コロナがなければ、今年の漢字はオリンピック関連の漢字だったかもしれないですね。来年オリンピックを開催できるのかどうか今のところよくわかりませんが、コロナ終息が少しでも早く訪れてくれるように願い、来年の漢字は明るい希望を感じさせてくれるような漢字が選ばれる年になってほしいものです。
個人的に今年の漢字が何だろうと振り返ってみたら、「出」かなあと思いました。「出」は昨年行くことができなかった泊まりの旅行や日帰りの旅にたくさん出掛けたこと、自宅の分電盤の交換、家の外壁の塗装、お風呂の改装、叔父宅の地代や公共料金の支払いなどでたくさんの出費をした年だったこと、来年3月で仕事を辞めるので長く続けてきた仕事という一連のしがらみから抜け出て、これから再出発することを認識した年になったかなあと思います。