職場において、今年も言葉を考えて提出する季節になりました。3月末で今いる職場も最後になるので、最後の言葉の提出です。職場内の皆さんがそれぞれの思いを言葉にして提出されて冊子になり配布される片隅に自分の言葉も掲載されているのを見るとなんだか恥ずかしい気分になりますが、そんな気分になるのも今年で最後だったですね。提出していた言葉は毎年違っていたので、毎年違うことを考えていたんだろうなあと振り返ればいつもそう思います。毎年、違った言葉を提出していましたが、違った言葉であっても、表現方法が違っていたとしても自分の中にあったものはずっと若い頃から変わっていなかったかもしれないとも思います。今年の言葉は「感動する心を大切に」にしておきました。ずっと若い頃から、何か些細なことに感動してきたことが何かをすることのきっかけになっていたり、その感動が後押して行動することができたりしたことを思い出したら、心を動かされるということはやっぱり一番大事なことだったのではないのだろうかと実感していたからでした。
いくつになっても、辛いときも悲しいとき、寂しいときなど、どんなときにでも、ほんの小さなものに感動しても、大きなものに出会って心を動かされても、その感動した心を大切にして、持ち続けていくことがやっぱり大事なことだったと今の年齢になっても思いますし、また年を重ねてもたぶんそう思うだろうと想像しています。
旅をしていろいろな景色を眺め自然の雄大さに感動したことや、帰宅途中の大きな夕陽に感動したことや、山に登ってひっそり咲いていた花々に感動したことや、旅先や日常生活において面識のない知らない方々の何気ない優しさと思いやりに感動したことなどなど、いろいろな生活の場面でおおげさかもしれませんが、感動する心をいつも持ち続けて行きたいと常々本当にそう思ってきたことを言葉にして最後に提出しておきました。