アートアクアリウム展の続きです。
アートアクアリウム展ではフラッシュなしの写真撮影はできましたが、動画撮影は禁止されていました。約45分くらい写真撮影しながら見学してきました。退場した11時半ごろは、入場券を買い求める方々の列が全くなくすんなり入場できたようです。がらすきでした。アートアクアリウム展は2016年に一度見学しましたが、そのときと同じような印象を受けた展示でした。2016年のときは超満員でしたが、そのときに比べたらこの日は随分すいていました。アートアクアリウム展は9月5日まで開催されています。
この日の朝放送されていた「遠くに行きたい」の旅番組で奈良県の郡山を旅されていて、金魚すくいされていたのを見掛け、思い付きでこちらまで遠出しました。子供の頃、自宅があった近所の公園の側に金魚屋さんがあって、公園に行くたびに金魚を見に行きましたし、夜店で金魚すくいをしていました。アートアクアリウム展の水槽の中にいる金魚も金魚屋さんや夜店の金魚すくいの金魚も同じ金魚なんだけれど、アートアクアリウム展の水槽の中で泳いでいた金魚から受ける印象は子供の頃の金魚から受ける印象や「遠くに行きたい」の旅番組で見掛けた金魚の風景とは全く違っていたことに気が付きました。子供の頃の金魚や「遠くに行きたい」で放送されていた金魚は金魚を担いで売り歩いておられた金魚屋さんやお豆腐屋さんや竿竹を歩いて売り歩いておられたときの昭和の時代の風景や郷愁や緩やかな風景を思い出させてくれました。アートアクアリウム展で見掛けた金魚はアート作品の一部としての金魚だったので、アート作品がいちばん前に強調されていて、金魚はそのアートの中で引き立つ飾りのような存在としての印象を受けました。現代的な色彩感覚とコラボした鮮やかで妖艶なアートの世界が全面的に押し出されていてそこで泳いでいた金魚は主役であるはずなのでしょうが脇役的な存在に感じました。前回訪れたときと同じような感想でした。SNSやインスタ映えする写真が撮影できるということで人気なんだろうけれど、静かにひっそりと泳いでいたいと思っている金魚がたくさんいたらジロジロといろいろな人に見られるし、しんどくて落ち着かないでしょうねと思ったアートアクアリウム展でした。