5月4日、関西テレビで放送されていた『ドっとコネクト』を初めて見ました。テーマが「怒」りの生放送情報番組で、テーマに沿っていろいろな「怒り」が取り上げられていて、MCの石井亮次さんがゲストの方々と話をされて行くという番組でした。
その中で印象に残ったのが、「トナラー」の話でした。商業施設や電車などで他にもいっぱい席などが空いているのにわざわざ隣や近くに寄ってくる人のことを「トナラー」というそうですが、コメンテーターの方々もそのような状況になられたことがあった話をされていました。私もそういえば何回かあったなあと思い出しました。昔昔若かりし頃、今はもうない上本町にあった映画館で一人で映画を見ていたときにいっぱい席が空いていたのに私の隣の席に寄ってきた男の人がいて、びっくりして、席を変わり逃げたことがありました。当時は今の映画館みたいに席が決まっておらず自由にどこでも座れました。その後は追いかけられずに何もなかったのでよかったですけどね。
もうひとつ印象に残ったのは最近のGWの状況についての話です。外国から日本に来られる人々は日本の旅をものすごく楽しんでおられるのに日本人がGWを楽しめなくなった最近の状況について注目されていました。コロナ禍前の5年前に比べるとGWに旅行に行かない日本人が減り、GW時に使用する予算も5年前に比べると約1万円も減っているということや渋滞も5年前までは今よりもひどかったくらい多くの人々が旅行や帰省をしていたという事実、東京や京都などのホテルの代金がものすごく値上がりしているということなどが取り上げられていました。河口湖町にある富士山が見えるコンビニで外国人の旅行者の方々が撮影するために殺到されている話も取り上げられていました。このコンビニで集まって写真撮影されていたのを昨年の10月に訪問したときに見掛けたことがありました。SNSで投稿されたのがきっかけで始まったらしいこのコンビニから見える富士山を撮ろうとなんでもない場所で集まって撮影されていたのは確かに不思議な光景でした。最近は映え写真などを撮るのが今のブームなんでしょうと思いましたけれど、地元の方々にとったらやっぱり困ることも多々あるというのがよくわかります。対策のために黒幕で覆うことが検討されているとのことでオーバーツーリズムの波が日本各地でいろいろ困ったことも出てきているという状況が理解できました。大阪城公園を散歩していても電車に乗ったときもいろいろな場所で外国からの旅行者の方々が目立つ最近の状況下で、少し前に比べたら大阪城公園内のトイレを利用するとめちゃくちゃ汚くなったのを実感するようになりました。外国から見える方々のマナーが影響しているのかななどと思うことも多々あります。
晩に放送されていた「情報7daysニュースキャスター」でも鎌倉や江の島に住んでおられる方々の視点でゴールデンウィーク中の混雑で買い物などに行けないという現実が放送されていて、日常生活の中にまで観光拠点の波が入ってくることのいろいろな困った点が浮き彫りにされていました。
円安と物価高で日本に生活する人々は暮らしにくくなっていることも多く、外国から見える人々や観光で訪問される人々がそこで暮らしておられる人々の日常生活を困難にするという最近の現状はやっぱりとても変な現象だとテレビ番組を見ていたらいろいろと思うことが多かったです。