書評『徳川時代の宗教』(R・N・ベラー) 1 2018-04-24 | 書評『徳川時代の宗教』(R・N・ベラー) (サングラハ教育・心理研究所会報『サングラハ』から、ブログ筆者による書評記事を転載します。) 本書は、前近代日本の宗教が生み出し、日本の近代化の主たる推進力となった精神的核心を究明する、現代を代表する宗教社会学者による著作である。これは単なる日本論という枠にとどまらない、人類史的視点による近代化論の記念碑的業績といって過言ではない。当の研究対象となっているわが国でこれまで一般に顧みられることの . . . 本文を読む