沖縄は今頃、梅雨のようですー ここ1週間ほど毎日・雨。豪雨。
先月だったか5月だったか、こういう長雨の時のために仕入れた本を読んでます
まずはコチラ
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黄文雄 | |
ヒカルランド |
「民は食をもって天となす」の格言どおり、中国にかぎらず、歴史のベースは「食の歴史」にある。何をどのように食べてきたかが、その民族、国民を等身大で理解するための鍵なのであるー「はじめに」より抜粋ー「食人文化」で読み解く中国人の正体ー
ヴェジになって性質が薄くなったのか、ヤザワでもハードな内容だったのか、ともかく1章読むと体力を消耗して眠ーくなってしまって、1ヶ月ほどかかって読み終わりました。速読が出来る私にしては本当に珍しい。実に4年ぶりくらいで「当たり」の本でした。蔵書にするわ
いったん読み終わって、もう一度読み通す分には大丈夫。実に面白くオソロしい。「羊たちの沈黙」のレクター博士もサイコパスというよりは高度な文化人と再解釈出来ます。あちらは小説だけど、この本は歴史の本だからね
ーあとがきに代えてーより抜粋ー「食人文化」で読み解く中国人の正体ー
「中華」の文明人を自負する漢民族は、有史以来、周囲の蛮夷である異民族を食べ続けてきた。彼らの主観的な意識からすれば、それは人を食うことではなかった。蛮夷は、家畜や食用の野生動物と変わらない存在だったからである」
儒教の国、男尊女卑社会で前近代の中国では、異民族はおろか女性も家畜と同じ扱いであったため、戦闘の前に兵士の士気と結束を高めるために、将軍が自分の愛妾を殺して兵士に(肉として)振る舞ったり、王が家臣の家を訪ねた際、食料がなかったため、自分の妻を料理して献上したり、etc...
という話が、これでもかというほど読める本です。水滸伝や三国志の「肉饅頭」の解説、三蔵法師が狙われたのは、その肉を食べると不死になると信じられていたため、などなど。
コワい面白い
最初はショックで寝込むけど止められない
特に、このシーンは読んだ後、気が遠くなって眠ってしまいましたよ
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「席に着くと、諸葛昴の、目の覚めるような美人の愛妾が、艶然と酌をしてくれるではないか。高瓉はすっかり上機嫌となり、愛妾と戯れあった。愛妾の嬌声を聞きとがめた諸葛昴は、下がるように命じた。
しばらくすると、メイン・ディッシュが運ばれてきた。大きな銀盤には、何とあの愛妾が鎮座しているではないか。すっかり蒸しあがっていたが、新たに化粧が施され、先ほどの衣裳で着飾っていた。諸葛昴は、おもむろに愛妾の衣裳の前をはだけ、白い股肉に箸をつけた。
高瓉は正視に耐えず、手で顔をおおった。諸葛昴は、股から下腹部、下腹部から内蔵へと箸を運び、満腹になるまで食い漁った。胃の中のものをすべて吐き出した高瓉は、気を失いそうになるのをかろうじてこらえ、ほうほうの体で逃げ去ったー」
P234より抜粋ー「食人文化」で読み解く中国人の正体ー
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中華思想、ユダヤ主義など、「我々こそは選ばれた民族であり、他の異民族は野蛮人で家畜である」選民思想が極まると、ヒトも食料なんですね。ユダヤ人も(家畜人間の)血を飲むとか言いますしね。
もちろん食人の始まりは飢饉と戦争。前近代の中国では3年に1回の小飢饉と12年に1回の大飢饉が訪れるサイクルだったそうで、その度に何百万人もの人間同士が「人相食(ひとあいは)んだ」そう。戦争となれば「敵の肉を食い、敵の皮を敷いて寝る」のだそう。「兵飢」と呼ばれ、兵隊に多数の民間人が食べられてしまうんだそう
ここでふと「3年に1回の小飢饉というのは、天災というよりは連作障害なんじゃないかな
」と思ったんです。近代農法は、農薬を多用する以前からすでに破綻していたのではないかと。毎年、米とか大根とか同じ野菜ばっかり植えてるから連作障害が起きて飢饉になるんじゃないかなーって。「イナゴの大発生」による米被害というのは、連作障害で土に米用の栄養がないのに植えるから、弱い米が生えて、結果イナゴにやられるんじゃないかなーって。
去年から、ゴハン(米)を食べると、ものすごく眠くなるようになってしまったんです。軽度のアレルギー症状だそうだけど。だから、「ごはんとおかず」という食生活じゃないスタイルにしなくちゃと思ってたところだったんです。
しかし「おかず」だけじゃお腹いっぱいにならないし、飲んじゃうし、困ったなー
と思案しているところ。蕎麦は大丈夫だけど、これも毎日食べてるとヤバいだろうし。蕎麦食べると日本酒が飲みたくなっちゃうし
なんと年始の誓い
の「プチ断酒」は効果を上げていて、週に2日ほどしか飲まなくなってるんです
米の代わりになる食べ物って何だろうと思案していて、「やっぱりここは沖縄だし、紅芋とか、イモ類を主食にするしかないんじゃないかなー」と。でも紅芋も毎年は同じ土地で収穫出来ない。1度収穫したら3年は休ませないと。ほらね。小飢饉とサイクルが似てるでしょ?
色んな芋、タロイモ系をメインに食べるのだ。パプア・ニューギニアに学べ
アタシ
と思いついたところ。彼らはフルーツやナッツ、そしてタロイモが主食で、たまーに動物系タンパク質(昆虫、魚、動物とバラエティに富んでいる)という食事で、とても健康だそう。ヴェジは動物系のビタミンB群はニュートリショナル・イーストでカバー出来るし。
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自然農法 わら一本の革命 |
福岡 正信 | |
春秋社 |
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「自然」を生きる |
福岡 正信,金光 寿郎 | |
春秋社 |
今年何冊か読んだ福岡正信氏の自然農法のように、色んな種類の野菜やら果物を植えて、生えてきた季節のものをいただく。というスタイルにすれば、天候による飢饉はだいぶ回避出来ると思うんだけど。「ごはんとおかず」にこだわって、米を作らなくちゃ!で連作障害のない遺伝子組み換え米を、化学肥料と農薬で育ててたら、土地は荒廃して、いずれは遺伝子組み換え米もバッタやカメムシ被害で全滅するはず。そんな汚染土壌では他の野菜も育たないだろうから、大飢饉になるよね
話はー「食人文化」で読み解く中国人の正体ーに戻って
文化大革命の時には、いたる所で食人宴席があり、人肉をつまみながら酒が酌み交わされ、論功行賞が行われたのだそう。「階級闘争理論」が階級の「敵」をつくり出し、それが食人となったそう。この時は特に大飢饉というわけでもなかったし、1968年に隣国で起こったことと思うと、考えさせられる。
中国の死刑執行数は年間2000人以上で世界のトップというのは知られているけれど、「死刑後に内蔵や角膜がドナーとして売られ、人骨は医学部の教材となり、人肉はソーセージ工場に払い下げるという疑惑の解明に、人権活動家に限らず世論がもっと注目すべきではないだろうか」
という文でこの本は終わっています
ざっくりとした記事はコチラ 医食同源
当然・次に読んだのはコレ
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李 真実 | |
扶桑社 |
「なぜここまで恐ろしい国になったのか」 てゆーか唐とか明とか前近代からあまり変わってないのかな
と思いながら読みました。黄氏の本があまりに強烈だったので、これはさーっと読める。
台湾て10人のうち2人はヴェジタリアンのせいか人も優しくて好きな国 文化大革命で漢民族もだいぶ移住してるはずなんだけどね。
こちらはヤザワの大切な蔵書
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図説食人全書 |
Martin Monestier,大塚 宏子 | |
原書房 |
面白いですよー 黄氏の本に比べたら俄然マイルド・カレーかも
澁澤龍彦大好き ゴス趣味
のあった学生時代から、私は基本的に耽美的な性質ではあるんですが、当然・グロとか魔術とか、そういったものにも光に集まる蛾
のように吸い寄せられちゃう。
これも面白かった
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麻生川 静男 | |
「面白い」というよりは、韓国で陶器職人(日本なら匠ですよ)や大工の地位が、かつて低すぎて、仕事をさせても払わないで踏み倒したりしていた時期があったため、素晴らしい青磁器の伝統が途絶えてしまったそう。李朝時代の箪笥とか青磁器って素晴らしい。家具に興味のないヤザワが唯一欲しいと思う箪笥。あの仕事をした職人は、そんな酷い目に遭っていたのかと思うと胸が痛みます。日本もアニメの労働環境がブラックすぎるというのは何とかするべきじゃないだろうか。
そして今読んでるのがコチラ
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黄 文雄 | |
徳間書店 |
とても感じが良く、教養もある沖縄での友人が、婚活して中国本土へ移住することになりました。
台湾に語学留学をしていたこともある彼女は、中国語はもちろん出来るんだけど、なんというか「これが『党性』教育というものなのか」と思うような親中ぶりで、この情報封鎖中の日本(←これはこれで大問題ではあるが
)で、どうやってこれだけの中国情報を集めたのか不思議に思う。
とても良い人なので、長年の友人というわけでもないけど、「法輪功はカルトよ」とか、「PM2.5より日本の放射能のほうがずっと危険」とか、「中国の食品は素晴らしい」とか、熱心に語られるほど心配になってしまって。
ちょっと彼女の話に違和感があって、色々と読んでみたんです。
日本のマスメディアの公平性は後進国並みだし、私は中国語が出来ないしで、何とも判断が出来ないけど、中国で幸せに暮らして欲しいとは思う。間違っても法輪功など修行してソーセージや餃子になって日本に出戻ったりして欲しくない。
なんか寂しいなぁ
そんなに会ってたわけじゃないんだけどね。
中国を終の住処に選ぶということにかな。
日本で生まれ育って教育も受けたはずなんだけどね。
台湾だったら喜んだと思うの。「しょっちゅう行くわー泊めて〜
」って。