愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

芭蕉1

2008年07月07日 | 自然と文化
南予地方の山間部では芭蕉が自生しているのをよく見かける。正確に言うと、自生ではなく、ある目的で使用するため植えられたもの。使用目的は、お盆の精霊棚。棚に敷いて、それを「仏さまの青畳」だという。確かに、寺院の近くに多いし、この写真は、城川町田穂の大池のそば。この脇には、城川の有名な年中行事「実盛送り」の実盛人形を最初に安置する石仏がある。バナナに似ているが、バナナの実はならない。しかし、小さいバナナのような形の実が成るが、八幡浜の山間地で聞いた話では、実際、食べたらまずかった、ということだ。

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