ヒメコバンソウ

2006-05-23 07:30:45 | 


コバンソウ(小判草)
イネ科
コバンソウ属
花言葉 「白熱した議論」「興奮」「熱狂」

別名の「タワラムギ」の方が、しっくりくる様な
小さな花が俵型に集まって穂先に揺れている
秋になると、金色に輝くから「小判草」と呼ばれるのだろう
しかし、驚いたことに、この野草にも、「花言葉」があったことだ

この画像は、小さな「ヒメコバンソウ」である
昨年、近くの道際にで見つけ、一株掘り起こして、持ち帰ったものだ
草が枯れる前に、小判型の実をほぐして鉢に蒔いて置いたものが
今年の春に芽吹いてくれた

花も野草も、季節が巡って来ると健気に芽を出して花を咲かせ
次の世代への命を繋いでいる

このブログも、2004年の8月に「タカサゴユリ」を
貼り付けてスタートしている
その間、ずいぶんと独りよがりな書き込みをしてきたものだ
読み返すと、冷や汗が出るような内容である

私がブログを始めたのは「ブックマーク」に載せている
「ブログ(MT)」
のMovableTypeのブログを設定した2004年の2月の事だ
「Weblog」という、新しい情報発信のプラットホームがあることを知って
わざわざ、Infoseekのスペースを借りて設置してみたものだ

その頃は、まだ、今のように猫も杓子もブログ・・・ 等と言うことはなく
日記サイトの方が隆盛を極めていた

初めは、社会的な矛盾についての憤りや、何とかしなくては・・・
そんな、思いを発信するつもりでいた

だが、生半可なことでは、自らの考え方をネットに発信出来ないことを痛感した
しっかりと資料を集め情報を分析して、初めて批判に耐えうる内容を発信できる
だが、私には、そのような情報と経験の蓄えは無かった

愚痴は言える、だが、年金問題一つとっても、その複雑怪奇な制度と、
官僚達が作り上げた、奇妙な金集めと無駄使いの構図を
私自身の力では、解明できないことに気がついた

あまりにも、公開されている情報が少ない事、
一般の市井の人たちには、その仕組みとからくりは、
覆い隠されている様な、印象を持った

また、生半可な意見をネットに発信して、
鋭い批判の矢面に立たされている、ブロガーのいることも知った

最初の思惑はもろくも崩れたが、情報収集の過程で
かなりの人数の確固たる情報と経験を持ったブロガーが
的確な情報を発信していることも知った

ブログは、今や、世論を変え、社会を変えうる力を持った強力な情報発信、
交換の道具を、社会矛盾と戦う人々の手に与えている

そんなこともあって、私は軟弱者として、身の回りの自然を見つめ直し
自然に触れたときの感動を、備忘録的にブログに記録を始めた

そんな反動からか「美しきもの」などというカテゴリーで
一糸まとわぬ美女の画像を日曜日ごとに貼りつけたりした

コバンソウ等という雑草(野草)を振り返ることが無かった、
会社人間の私を、小さな命に芽を向けさせたのも、ブログとホームページだった

あはっ、今日は、なんだか、読み返すのが怖いような駄文になってしまっている

こんな事をうだうだ書き連ねるから、全ての私の足跡をネットから抹消したい
そんな気が起きるのだろう
だれもが、一度は、ネットの足跡を消したい衝動に駆られるという
これもまた、コバンソウの花言葉「熱狂」がなせる技なのかも知れない