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三重県最低賃金審議会傍聴記

2012-08-23 18:44:00 | リポート
8月22日、2012年度第5回三重県最低賃金審議会が開かれました。審議会の会議の模様を傍聴したみえ労連の書記さんがリポートしているので紹介します。
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三重県では8月6日、最賃を7円引き上げ724円にする旨の公示が行われました。
それに対し、みえ労連・南勢労連・南勢ユニオンから異議申出書を提出、22日最賃審議会が行われ、傍聴をしてきました。

別添「異議申出書」を労働局が読み上げ、審議会は議論に入りました。

会長(公益)からの「労働側委員さんいかがですか」との問いに、連合出身の委員は「審議会で精一杯議論して決定した金額なので、これ以上の金額検討は必要ない」と回答。

最賃額決定に際し反対に回った経営者委員二人から「デフレが進む中で最賃引き上げが必要なのか」「中賃目安(4円)を重視している。(三重の)プラス3円した金額は危機的な数字。中小の経営に対し、危機感をひしひしと感じている。」「支払い能力の限界」「雇用の維持が大切。働く場がある喜び。最賃を上げずに雇用の確保を続けることを重視してほしい」「日本人のお互い支え合う精神を審議会にも活かしてほしい」と意見がありました。

賛成に回った経営側委員二人からは「労働側は800円を目指していたが公益が説得して低いところにおりてくれたので賛成した」「中央方針は1円の引き上げにも反対だった。方針からはずれたが賛成した」と発言しました。

決定の際、経営側は5人中2人が反対、3人が賛成に回ったらしいことがわかりました。

(労働側がプラス7円で賛成に回るのは納得がいきませんでした・・・)

労働側委員には「やはり7円引き上げではダメだ」と発言して欲しかったのですが、あっさり「再検討は必要ない」とのコメントで、非常にがっかりしました。
「経営側が4人発言するなかで労働側1人だけの発言」でもわかるように、最賃を引き上げたくないほうが一生懸命になっています。
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南勢ユニオンが提出した異議申出書を紹介します。↓(クリックして下さい)
opqnw_redacted.pdf
コメント
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