厳粛な空気の中、「手紙」のピアノの音が会場に流れた。
83名の卒業式。
今年はBGMの選曲にも関わった。
シベリウスの交響詩フィンランディアで来賓入場。
卒業生入場はアンジェラの「手紙」歌なし、ピアノバージョン、CDを使用。
毎年卒業式のセレモニー曲は「国家」「ほたるの光」「校歌」、生ピアノ。
これは指定。
そして卒業生退場の曲はEXILE「道」。
音楽で卒業式を演出するにも、小学校や中学校とちがい、高校はいたってシンプルです。
だったら、ちゃんと届く曲がいい。
シンプルなピアノ曲で入場する子らの姿にその思いを重ねたわたしたち大人はすでに胸があつくなる。
国家もほたるの光も保護者や来賓の皆さんが気持ちを込めて一緒に歌って下さった。
卒業生にとって最後の校歌も。
送辞も答辞も立派。
練習では校歌すら声を出さず、先生方がちょっぴりやきもきしていた子らが、最後の「道」で涙してた。
彼らの心の言葉と重なるように「道」。
みんなの心からのお祝いの拍手の中、巣立っていきました。
ああ、よかった。
卒業おめでとう。