
以前、わたしのホームページの【本好きのモノローグ】に、佐藤優の「国家の
罠」の読後文を載せたことがあった(17/8/3)。推薦する図書として。
2/4に購入した新作「獄中記」を、この数日間読み始めたらやめられず、おとと
いに読了する。しかしすぐに「国家の罠」を書籍がうずもれていた押入れから探し
出し、やっと読み終わった。実は「国家の罠」は再読であるが、これはわたしの読
書経験では極めて異例のことだ、長い読書人生のなかでは。
今までは、読むのは遅いが、二度読みはしない。
「国家の罠」 新潮社
「国家の自縛」 産経新聞社
「自壊する帝国」 新潮社
「インテリジェンス-武器なき戦争」 幻冬舎<共著>
「獄中記」 岩波書店
以上が佐藤優氏の著作物であるが、なにかデモーニッシュな使命感を感じて思わ
ず襟を正させるのだ。これからは、この中で未読である「インテリジェンス-武器
なき戦争」を読むのが楽しみだ。
3月も啓蟄を過ぎて、寝室から見る辛夷の木も、もうすぐ真っ白な花を咲かせる
のを指折り数えるまでになった。木蓮ほどの気品はないが、短い開花で春をさきが
ける野性味のある可憐な花びらだ。二階建てのわが家よりも背丈が高い。無聊をか
こつわたしには喜びのひとつだ。
さりながら、この正月、開花後に伐採すると家内と約束させられている。


