


今日は代休で市立病院へ行く。この病院は平日は開いていない。受け付けは7時45分、軽く血圧や体重測定などをはさみ、そろそろしびれを切らしていたら10時25分に診療があり、尿や血液検査を受けて11時50分に再診療、それから会計後、近くの薬局で2か月分の薬をもらってを出たのが13時ころである。
千葉の病院から二か月あまり、紹介状を持参しての診察である。朝から絶食、検査後、待合いロビーで面前も関わらず日曜日に買ってきた大船渡の土産の最中 ≪甘ほたて≫ 2個を食べる。わたしは、生来待つのが嫌いで、その上お金を払うのも嫌でそのせいで外食習慣(?)は少ないのだが(グルメ志向は生来持ち合わせていないし)、ここでは何とか短気を起こさずに我慢したものである。
この病院は現在、建て替え中であるが、出来た当時は先進的なデザインの病院だったであろう。が、二階までの吹き抜けの待合いロビーもいろいろな呼び出しのマイクで騒がしい。座っていると、四方八方から女性特有の高音の音声が聞こえてくる。患者の話し声はなし、静穏ではなくて喧騒と紛うばかり。今は、静かに病院内にBGMを流すほど雰囲気を大事にする時代なのである。
結果はHba1c、コレストール値も赴任前と比べて下がっている。この病気には完治はあり得ないので、まずまずのところだろう。
それから、ゆうちょ銀行でお金を引き出し、コンビニ店で、電気代、親戚から借りた家系図の文書のコピーをとる。途中に、格安で味のいいと評判の¥302.の弁当を買い、アパートに戻り昼飯を食べてゆっくりし、また外出してはJA直営の店で さやえんどう の苗を購入する。午後は風が吹いていて寒いのだが、また歩いてそそくさと 天台宗の古寺 観音寺 へ行く。あの津波でさかのぼってきた 大川 沿いの高台に位置する。わたしにとってこの寺は、出来の良くない 芭蕉 の句碑よりも 菅江真澄 の足跡が見ればとの思いである。わたしは、夕刻近い無人の寺内の石碑や石塔を探し回る。それから、アパートへ帰ってあらかじめ準備しておいたトロ箱に さやえんどう を植え込む。ささやかな家庭菜園だ。
それでも、すべて、アパートから歩いて用を足せるのはありがたいことである。






