ヴァニラ・アイスはプラチナの夢をみるか?

サンプル数一人の話。日記、アニメの感想などを独りよがりに書いてます。

レトロゲーム探訪#18『ゲイモス(1985)』

2020-01-02 21:06:03 | ゲーム系

『ゲイモス(1985)』

どんなゲーム?

1985年8月28日にアスキーより発売されたファミリーコンピュータ用の3Dシューティングゲームです。

プレイヤーは戦闘機”ゲイモス”のパイロットになり、対空武器のパルサー、対地武器のクェーサーを使い分けて敵と戦います。そして各ステージラストに現れるボス”フォボス”を退けステージを進めていきます。全6面構成。

各ステージは太陽系の各惑星が舞台となっており、地球からスタートしてだんだん太陽系の外側へとステージは進んでいきます。本作は所謂”ループもの”であり6面目をクリアするとまた1面からのスタートになり、残機がなくなるまでゲームは続きます。したがってエンディングは存在しません。

敵母艦フォボスの弱点に対空武器パルサーを5発撃ち込むことで次の惑星へ追い払うことができステージクリアとなりますが、フォボス戦には時間制限があり、制限時間内に5発撃ち込めないとフォボスがワープで逃亡してしまい、そのステージを最初からやり直しになってしまします。


敵母艦のフォボスです。巨体ながら攻撃有効ポイントが中央部分にしかありません。時間制限が地味に操作を焦らせます。

また本作には操作方法やゲームのルール自体に違いは無いものの”モードA”と”モードB”という2つのモードが楽しめるようになっています。

モードAは上下左右方向には固定された画面の枠内で自機を動かせます。

ファミコン ゲイモス Geimos

スペースハリアーのようですね。こちらのモードの方がシューティングゲームの爽快感を感じやすいです。

モードBは自機が常に画面中央に固定されたアングルで、十字キーの操作で自機以外が動きます。自機を動かせる範囲はモードAと同じです。

無理ゲー【ゲイモス】Bモード ファミコン

自機が見えてて移動範囲の固定されたスターラスターと表現すればわかりやすいでしょうか?臨場感はこちらのほうが上です。

どんなストーリー?

西暦2315年、ケンタウルス座A銀河に、高度な知的活動を営む
生物集団マストドンが住んでいた。彼らは要塞母船フォボスを旗艦とする侵略宇宙船団を太陽系に送り込み、太陽系惑星の衛星に前進基地を建設したのだ。我が太陽系防衛軍は、最新鋭機ゲイモスを防衛戦へと送り込むことを決定した。ゲイモスは、太陽系防衛軍の本部基地である地球より飛び立ち、月に建設されたマストドンの前進基地破壊に乗りだした。  敵の要塞母船フォボスは高度ワープ機能を持っており、突然現れては次々にワープを繰り返す。それを追うゲイモスの闘いの旅は、火星、木星、土星、海王星、冥王星へとつづき、マストドン軍団を太陽系の外に追い出すのだ。


感想

シンプル!という言葉につきるゲームでした。

避けて攻撃するだけの飾り気のない本作はゲームシステムさえ理解すれば誰にでも遊べるでしょう。

本作は撃って撃って撃ちまくるシューティングゲームの爽快感に加え、ちょうど良い難易度のため3Dシューティングゲームの入門用に最適のゲームだと思います。

ファミコン初期のソフトのためかなりシンプルなグラフィックですが、3Dならではの奥から迫ってくる敵弾や敵キャラのグラフィックは良好で、レトロゲームながら迫力を感じました。

しかしながら、シンプルさは同時に単調さにもつながります。

まずはBGM。ステージ開始時にファンファーレが鳴らされた後はピコピコという単調な音が鳴り続けるだけ・・・。う~ん、寂しい!

それから特に単調だと感じたのは各ステージの最後に登場するフォボス。毎回同じ動きですごく単調なのです。

6面あるんだから動きや攻撃方法など変えてくれた方がもっと緊張感が出てよかったのになぁ・・・とは思いました。

まぁそれでもフォボス戦の時間制限のアイデアは良くて本作に慣れるまではそれがよい緊張感にはなってました。

それからシンプルさとは関係ないのですが、本作には自機の上移動について遊びづらくしてしまう仕様があります。
 
ワタクシの拙い文章力では表現しきれないので下の画像をご覧ください。ちなみに下の画像はモードAです。


ご覧のように自機が画面半分くらいの位置までしか上昇できず、敵や敵弾を避ける時に非常に苦労を強いられます。

実はこの位置についてはモードBも同じで縦移動は非常に狭く避けづらい仕様になっています・・・。これに早く慣れることが攻略のカギでもあるのです。
 
それからループものである本作にはエンディングがなく達成感に乏しかったです。
 
なので6面目をクリアしてしまうとそれ以上プレイするモチベーションがなくなってしまいました。
 
それでも2つあるゲームモードはひと粒で二度おいしいお得感があり、モードA・B合わせて実質、全12面を楽しむことができました。
 
ワタクシはスペースハリアー型のモードAよりもスターラスター型のモードBの方が好きですね~。
 
モードAに比べて迫りくる敵や敵弾を避ける時に迫力があり、難易度も高くなるため攻略する楽しさを感じました。
 
両方遊んでみて”どれだけ長くプレイを継続できるか”を追求したモードAと”ステージをどうやって攻略するか”ということを追求したモードBで作り分けたのかなぁ?とか邪推しております。
 
ということで本作には欠点や物足りなさがあるものの、ワタクシ個人としては結構面白く遊ばせてもらいました。
 
そうそう書き忘れるところでしたが、本作はファミコン初期にしては背景のグラフィックが美しく見応えがありましたね!
 
 
 
特にワタクシは土星のグラフィックが好きなんですよね~。こういうところにファミコンの底力を感じて嬉しくなってしまうんですよね~。
 

残念ながらこの記事を書いている2020年現在、ダウンロード販売などはされていません。本作を遊びたい方は実物を買うほかありませんね。

まぁ今のところ、かなり安価で入手できるゲームですから、興味のある方はどうぞ。

今回ももちろんレトロフリークで遊びました。毎度のことですが、クイックセーブにはお世話になりました。

でも『ゲイモス』では連射機能は使えなかったです。実機だとどうなのかは不明ですが、レトロフリークで本作を遊びたい方はご注意ください。

Aボタンで対地兵器、Bボタンで対空兵器を発射するワケですが、連射機能がない状態でコンスタントに発射しようと思うとピアノ撃ちをしなきゃならなくなって、めちゃくちゃ手が疲れました(笑)。

ピアノ撃ち連射

ワタクシが子供の頃に流行った連射方法の一つで”ピアノを弾くがごとく”にボタンを押す方法のことです。これが地味にこたえるんですよね~。
 
さて今回は3Dシューティング『ゲイモス』を取り上げたワケですが、そのシンプルさゆえにクソゲーと認知されているようですね。
 
今回の記事の参考にと他サイトの感想記事を読んだところ、けちょんけちょんでした・・・。ゲーム内容に飽き足らずパッケージイラストにケチをつけた記事さえありました。でも実際遊んでみると、そこまでのクソゲーでもないんですがね。
 
確かに今のゲームと比べたらレトロゲームは薄味なんですが、それをもって古いゲームはすべからくクソゲーって風潮はイヤですね。
 
なのでワタクシはこのブログを通じてレトロゲームの魅力を再発見し、お伝えできるようにしていきたいですね。
 
ということで今回はここまで、次回乞うご期待!

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コメント (2)
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