『ドラえもん のび太の月面探査記(2019)』
2019年3月1日公開の日本のアニメ映画で映画ドラえもんシリーズ通算第39作(アニメ第2作2期シリーズ第14作)。監督は八鍬新之介さん、 脚本を直木賞作家の辻村深月さんが担当したことも話題になりました。上映時間は111分。
あらすじ
月面探査機が捉えた白い影が大ニュースに。のび太はそれを「月のウサギだ!」と主張するが、みんなから笑われてしまう…。そこでドラえもんのひみつ道具<異説クラブメンバーズバッジ>を使って月の裏側にウサギ王国を作ることに。そんなある日、不思議な少年・ルカが転校してきて、のび太たちと一緒にウサギ王国に行くことに。そこでのび太は偶然エスパルという不思議な力を持った子どもたちと出会う。すっかり仲良くなったドラえもんたちとエスパルの前に謎の宇宙船が現われる。エスパルはみんな捕えられ、ドラえもんたちを助けるためにルカも捕まってしまう!はたしてのび太たちはルカを助けることができるのか!?(公式HPより)
感想
『ドラえもん のび太の月面探査記』は面白かったですよ。
鑑賞前は”昭和世代”のワタクシが楽しめるのかどうか非常に不安だったんです。というのも声優交代以降のドラえもん映画っていくつか観てますが、過去の劇場作品のリメイク版(新〇〇ってつくアレです)以外で楽しめたことがないからです。
つまりワタクシが現役でドラえもんにどっぷりハマっていた頃の物語でないと楽しめたことがないってことなんです。
ところがどっこい、本作はちゃんと楽しませてくれました。
新しいひみつ道具にワクワクして、のび太とルカの友情にうるっときて、ラスボスとの戦いではドキドキさせてくれましたよ。
なにより最後の一撃をのび太に任せるなんてわかってるじゃないか!のび太の特技の射撃がちゃんと活かさせるドラえもん映画観たかったんだよな~。
ストーリーも最初から最後まで破綻がないし、エピローグも過不足なく描いているし、大満足の映画でした。
まぁ、といってもそもそもがドラえもん映画なのでストーリーが子供っぽいのは言うまでもありません。大人が大人の感性のまま楽しめる映画ではありませんのであしからず。
それからお話が面白いっていうのはもちろんなんですが、ワタクシにとってはどこか懐かしい匂いのする作品でもありました。
というのも、本作はワタクシが幼少期に観てきた他のドラえもんの映画と似ている点があるからです。
例えば本作では予言が登場するのですが『のび太の大魔境』でも予言が登場します。またラスボスの正体が『のび太の海底鬼岩城』に、そして圧政に苦しむ惑星の登場と捕まった友達を助けに宇宙へ冒険に行くのは『のび太の宇宙小戦争』に似てるなどなどです。
ちなみにこの3つの作品すべてが原作者藤子F先生が存命時の作品です。しかも全部ワタクシのお気に入りな作品。昔の作品の方が詳しいワタクシにとってみたら、そりゃ懐かしい気持ちにもなるってもんでしょ?
結局は監督の八鍬さんも脚本を担当した辻村さんもワタクシとほぼ同世代で幼少期に観たドラえもん映画の影響を受けているってことなんでしょう。
だからって悪いとか手を抜いてるってことではなくて、藤子F先生が生み出したドラえもんの面白さとかこめられたメッセージとかを上手に再構成して本作を作り上げていると思います。
彼らはドラえもんを観て育った世代だから自然にこういうことできてしまうのかも?そう考えるとF先生からのメッセージという名のバトンが次の世代に受け継がれているんだなと感慨深くなりますね。
「映画ドラえもん のび太の月面探査記」予告2【2019年3月1日(金)公開】
さすがに作画は気合入ってましたね~。昭和時代とは大違いです・・・。普通の場面でもよく動くし、アクションシーンも満載で映像だけでも結構楽しかったですね。
作画で個人的に好きなのはエスパーぼうしを被ったのび太が敵の兵士に囲まれて場面ですね。ピンチのシーンなんですがドラえもんならではのドタバタと、ある意味最低なオチをあんなハイクオリティな作画でやるなんて才能の無駄遣いですよ(笑)。
それからキャストですが、レギュラーの声優交代から10年以上も経過して演技に安定感があるし、そもそも話が面白いから”ドラえもんはのぶ代じゃなきゃ認めない”って人でも最後まで鑑賞できると思います。
そしてアニメ映画恒例の懸案事項である俳優の声優起用ですが、皆さん比較的、上手に演じてくれてたとは思います。特に悪玉ディアボロ役の吉田鋼太郎さんは素晴らしい演技力でした。悪玉こうでなくちゃ~という演技なので必見です。
映画が面白かったので小説も読んでみたいですね。単行本の方は結末が違うらしい?のですごく興味を惹かれます。
それにしても辻村深月さんの脚本はよかったので次作も脚本で関わってほしいですね~。
ドラえもん映画なのでオッサンが一人で劇場鑑賞するのは敷居が高かったんですが、個人的には観てよかったと思える映画でした。子供の頃に観たドラえもん映画に再会したいという四十路の方々にはオススメです。
ということで今回は以上です。次回、乞うご期待!!
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2019年3月1日公開の日本のアニメ映画で映画ドラえもんシリーズ通算第39作(アニメ第2作2期シリーズ第14作)。監督は八鍬新之介さん、 脚本を直木賞作家の辻村深月さんが担当したことも話題になりました。上映時間は111分。
あらすじ
月面探査機が捉えた白い影が大ニュースに。のび太はそれを「月のウサギだ!」と主張するが、みんなから笑われてしまう…。そこでドラえもんのひみつ道具<異説クラブメンバーズバッジ>を使って月の裏側にウサギ王国を作ることに。そんなある日、不思議な少年・ルカが転校してきて、のび太たちと一緒にウサギ王国に行くことに。そこでのび太は偶然エスパルという不思議な力を持った子どもたちと出会う。すっかり仲良くなったドラえもんたちとエスパルの前に謎の宇宙船が現われる。エスパルはみんな捕えられ、ドラえもんたちを助けるためにルカも捕まってしまう!はたしてのび太たちはルカを助けることができるのか!?(公式HPより)
感想
『ドラえもん のび太の月面探査記』は面白かったですよ。
鑑賞前は”昭和世代”のワタクシが楽しめるのかどうか非常に不安だったんです。というのも声優交代以降のドラえもん映画っていくつか観てますが、過去の劇場作品のリメイク版(新〇〇ってつくアレです)以外で楽しめたことがないからです。
つまりワタクシが現役でドラえもんにどっぷりハマっていた頃の物語でないと楽しめたことがないってことなんです。
ところがどっこい、本作はちゃんと楽しませてくれました。
新しいひみつ道具にワクワクして、のび太とルカの友情にうるっときて、ラスボスとの戦いではドキドキさせてくれましたよ。
なにより最後の一撃をのび太に任せるなんてわかってるじゃないか!のび太の特技の射撃がちゃんと活かさせるドラえもん映画観たかったんだよな~。
ストーリーも最初から最後まで破綻がないし、エピローグも過不足なく描いているし、大満足の映画でした。
まぁ、といってもそもそもがドラえもん映画なのでストーリーが子供っぽいのは言うまでもありません。大人が大人の感性のまま楽しめる映画ではありませんのであしからず。
それからお話が面白いっていうのはもちろんなんですが、ワタクシにとってはどこか懐かしい匂いのする作品でもありました。
というのも、本作はワタクシが幼少期に観てきた他のドラえもんの映画と似ている点があるからです。
例えば本作では予言が登場するのですが『のび太の大魔境』でも予言が登場します。またラスボスの正体が『のび太の海底鬼岩城』に、そして圧政に苦しむ惑星の登場と捕まった友達を助けに宇宙へ冒険に行くのは『のび太の宇宙小戦争』に似てるなどなどです。
ちなみにこの3つの作品すべてが原作者藤子F先生が存命時の作品です。しかも全部ワタクシのお気に入りな作品。昔の作品の方が詳しいワタクシにとってみたら、そりゃ懐かしい気持ちにもなるってもんでしょ?
結局は監督の八鍬さんも脚本を担当した辻村さんもワタクシとほぼ同世代で幼少期に観たドラえもん映画の影響を受けているってことなんでしょう。
だからって悪いとか手を抜いてるってことではなくて、藤子F先生が生み出したドラえもんの面白さとかこめられたメッセージとかを上手に再構成して本作を作り上げていると思います。
彼らはドラえもんを観て育った世代だから自然にこういうことできてしまうのかも?そう考えるとF先生からのメッセージという名のバトンが次の世代に受け継がれているんだなと感慨深くなりますね。
「映画ドラえもん のび太の月面探査記」予告2【2019年3月1日(金)公開】
さすがに作画は気合入ってましたね~。昭和時代とは大違いです・・・。普通の場面でもよく動くし、アクションシーンも満載で映像だけでも結構楽しかったですね。
作画で個人的に好きなのはエスパーぼうしを被ったのび太が敵の兵士に囲まれて場面ですね。ピンチのシーンなんですがドラえもんならではのドタバタと、ある意味最低なオチをあんなハイクオリティな作画でやるなんて才能の無駄遣いですよ(笑)。
それからキャストですが、レギュラーの声優交代から10年以上も経過して演技に安定感があるし、そもそも話が面白いから”ドラえもんはのぶ代じゃなきゃ認めない”って人でも最後まで鑑賞できると思います。
そしてアニメ映画恒例の懸案事項である俳優の声優起用ですが、皆さん比較的、上手に演じてくれてたとは思います。特に悪玉ディアボロ役の吉田鋼太郎さんは素晴らしい演技力でした。悪玉こうでなくちゃ~という演技なので必見です。
小説「映画 ドラえもん のび太の月面探査記」 | |
藤子・F・ 不二雄,辻村深月 | |
小学館 |
小説「映画ドラえもん のび太の月面探査記」 (小学館ジュニア文庫) | |
藤子・F・ 不二雄 | |
小学館 |
映画が面白かったので小説も読んでみたいですね。単行本の方は結末が違うらしい?のですごく興味を惹かれます。
それにしても辻村深月さんの脚本はよかったので次作も脚本で関わってほしいですね~。
ドラえもん映画なのでオッサンが一人で劇場鑑賞するのは敷居が高かったんですが、個人的には観てよかったと思える映画でした。子供の頃に観たドラえもん映画に再会したいという四十路の方々にはオススメです。
ということで今回は以上です。次回、乞うご期待!!
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ドラえもんとコナンはいちよ昔から映画館でみてます
ドラえもんは昔の方がいいと皆言うけど慣れって怖いですね
俺も昔のドラえもん派でしたから、今じゃ今の声優達でいいと思えます
ドラえもん映画といえば、友情、感動、勇気
ジャイアンのかっこよさ
スネオ絶対一度は冒険あきらめる
ここ数年しずかちゃんも戦ってる見せ場あり
映画では、電光丸と空気砲ばっかり(笑)
でも今回の映画は見応えというか、キャラみんなかわいくみんなが大活躍ストーリーもとてもよかったです
ってか来年また恐竜かもですね
今回の映画はずっと目が離せなかったですから、それだけ面白ったということでしょうね。ヒットしてるのがよくわかります。
それにしてもスネ夫の髪型が決まらないって言い訳は笑いましたね。
ワタクシもかつては先代の声優派でしたが、もう今の人たちで慣れてきましたね。そもそも実力のある声優さんばかりですしね。
確かに来年も恐竜みたいですね。またのび太と恐竜のリメイクでもするのかな?