伝説のロックバンド・クイーンとそのヴォーカル、フレディ・マーキュリーにスポットをあてた映画『ボヘミアン・ラプソディー』を鑑賞してきましたので感想を書いていきます。
『ボヘミアン・ラプソディ』
イギリスの世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳でこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記映画。日本では2018年11月9日より公開。音楽総指揮はクイーンのメンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが手がけ、劇中の楽曲にフレディ自身の歌声を使用。クイーン誕生から20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスまでと、その裏にあった知られざるストーリーを描く。ちなみに批評家の評価は賛否割れているとのこと。
あらすじ
1970年代初頭のイギリス。インド系移民の自分のルーツを嫌い、厳格な父と折り合いが悪った青年ファルーク・バルサラ=フレディ・マーキュリーはロンドンにいた。音楽に傾倒していたフレディはある日、ヴォーカリストが脱退したばかりだった「スマイル」のギタリストのブライアン・メイ、ドラマーのロジャー・テイラーに見事な歌声を披露したことでバンドの新しいヴォーカリストとなった。彼らはさらにベーシストのジョン・ディーコンをメンバーに迎え、新生バンド「クイーン」をスタートさせる。クイーンは数々の名曲を生み出し人気はうなぎ登りになった。しかし、彼らの運命は光ばかりではなかった。フレディの天才ゆえの孤独、バンド解散の危機、さらにはフレディに忍び寄る恐ろしい病魔、強い光に照らされた彼らの影もまた濃くなっていくのだった。
感想
まず、この映画を見て損はないです。さらに劇場で鑑賞しないと映画本来の良さを味わえないです。とにかく、ワタクシが強く主張したいのは「つべこべ言わずに映画館に行け!」ということです。
久々に「映画館来てよかった~」と思いました。それだけこの映画が素晴らしかったということなんです。では何がそんなに素晴らしかったかというと、まるでフレディが蘇ったのか?と思えるからです。
上にも書いていますが、クイーンのヴォーカル、フレディ・マーキュリーは1991年に45歳の若さでこの世を去っています。だから当然、ご本人が登場するワケではありません。別人の俳優さんがフレディになりきって演じているのです。
正直なところ映画が開始してすぐは、フレディにあんまり似てないなぁと思っていたんですが、物語が進行し、ステージのシーンを見る度にどんどん自分の中でその認識が改まってきました。そしてラストのライブシーンではフレディ本人として見ている自分がいました。
本当にラストのライブシーンはシビれるんだよなぁ~。映画だってわかってるのにスクリーン内の観衆のように声出して歌いそうになるし、思わずスタンディングオベーションしそうになっちゃいました。
まぁ逆説的にいえばラストのライブシーンを”まるで本物”だと思ってもらえるようにストーリーを作り、演出していたんだなぁと後になって気づきました。いきなりライブシーンだけ見せられても登場人物の背景がわからなかいからクイーンのコスプレイヤーとしか認識しませんからね。
だからなのか、ストーリー自体はかなりわかりやすい。
若者が夢を求め集ってバンド結成⇒成功を収めるが危機が訪れる⇒バンド再出発⇒クライマックスのライブ
こうやって書いてみると物語の基本構造はどこにでも転がってるものだということがわかると思います。それに劇中にはわかりやすい悪役も登場し、この人物によってフレディやメンバーに悪感情が湧かないように設定されています。
こういうところが一部の映画批評家にとって受けの悪いところのような気がします。”ライブシーンには力が入っているが、物語は陳腐”だとか”史実と違うのでは?”とかとか・・・。
まぁ確かにフレディを美化しすぎているようにも感じるのは事実なんですが・・・・。
この映画は”スクリーンだけに蘇ったフレディ”を世界のクイーンファンたちに見せたかった映画なんだから、これで正解なんです。
日本でいえばNHKの”大河ドラマ”みたいなもんです。歴史上の人物・出来事を描いていながら、エンタテイメント性を高めるために主役を美化したりするでしょ?
例えば徳川家康だって、主人公の時はイイ奴で脇役に回ったら嫌な奴じゃないですか。あれと同じで事です。これから劇場に足を運ぶ方にはフレディとクイーンの”大河ドラマ”って見方をしてもらえたらより楽しめると思います。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!
フレディ以外のメンバーもソックリなんだよな~。ライブシーンもすごい再現度で主演のラミ・マレックがフレディの動きまんまですごすぎて笑いそうになりました。
予習するなら映画のサウンドトラックを聞いておくとよいと思います。まぁ劇中に登場する曲は日本でもCM起用などでファンならずとも耳にしたことのあるものばかりなので、あえて予習は必要ないかもしれませんがね。
20世紀FOXファンファーレQueenバージョン
そういえば20世紀FOXのファンファーレがクイーンのアレンジでした。いきなり心を鷲掴みしてくるやり方すごくイイ!
そうそう、クイーンといえばタモリ倶楽部の名物コーナー”空耳アワー”の常連でもありますね~。本編オープニングで流れる「Somebody To Love」ではどうしても途中で「エビバディわしゃこけた~♪」と聞こえてしまいます。空耳アワー恐るべし・・・。
昔の空耳 その0033
「エビバディわしゃこけた~♪」ってローリー寺西が応募したんだ!!劇中ではこのほかにも空耳があるので探してみてください。一応、こんなアホな楽しみ方も有るってことをお伝えしておきます。
と、ここまでいろいろ書いておいて実はワタクシ、クイーンのアルバムは2枚しかもってません。つまり俄ファンなんですよね~。
でもワタクシはこの映画でお腹いっぱいになりました。ファンであろうがなかろうがこの映画は楽しめると思うのでぜひぜひ劇場まで行って鑑賞してみてください。
ということで今回はこれまで!次回乞うご期待!!
アニメの感想記事も書いてます!コチラもよろしく!!
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『ボヘミアン・ラプソディ』
イギリスの世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳でこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記映画。日本では2018年11月9日より公開。音楽総指揮はクイーンのメンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが手がけ、劇中の楽曲にフレディ自身の歌声を使用。クイーン誕生から20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスまでと、その裏にあった知られざるストーリーを描く。ちなみに批評家の評価は賛否割れているとのこと。
あらすじ
1970年代初頭のイギリス。インド系移民の自分のルーツを嫌い、厳格な父と折り合いが悪った青年ファルーク・バルサラ=フレディ・マーキュリーはロンドンにいた。音楽に傾倒していたフレディはある日、ヴォーカリストが脱退したばかりだった「スマイル」のギタリストのブライアン・メイ、ドラマーのロジャー・テイラーに見事な歌声を披露したことでバンドの新しいヴォーカリストとなった。彼らはさらにベーシストのジョン・ディーコンをメンバーに迎え、新生バンド「クイーン」をスタートさせる。クイーンは数々の名曲を生み出し人気はうなぎ登りになった。しかし、彼らの運命は光ばかりではなかった。フレディの天才ゆえの孤独、バンド解散の危機、さらにはフレディに忍び寄る恐ろしい病魔、強い光に照らされた彼らの影もまた濃くなっていくのだった。
感想
まず、この映画を見て損はないです。さらに劇場で鑑賞しないと映画本来の良さを味わえないです。とにかく、ワタクシが強く主張したいのは「つべこべ言わずに映画館に行け!」ということです。
久々に「映画館来てよかった~」と思いました。それだけこの映画が素晴らしかったということなんです。では何がそんなに素晴らしかったかというと、まるでフレディが蘇ったのか?と思えるからです。
上にも書いていますが、クイーンのヴォーカル、フレディ・マーキュリーは1991年に45歳の若さでこの世を去っています。だから当然、ご本人が登場するワケではありません。別人の俳優さんがフレディになりきって演じているのです。
正直なところ映画が開始してすぐは、フレディにあんまり似てないなぁと思っていたんですが、物語が進行し、ステージのシーンを見る度にどんどん自分の中でその認識が改まってきました。そしてラストのライブシーンではフレディ本人として見ている自分がいました。
本当にラストのライブシーンはシビれるんだよなぁ~。映画だってわかってるのにスクリーン内の観衆のように声出して歌いそうになるし、思わずスタンディングオベーションしそうになっちゃいました。
まぁ逆説的にいえばラストのライブシーンを”まるで本物”だと思ってもらえるようにストーリーを作り、演出していたんだなぁと後になって気づきました。いきなりライブシーンだけ見せられても登場人物の背景がわからなかいからクイーンのコスプレイヤーとしか認識しませんからね。
だからなのか、ストーリー自体はかなりわかりやすい。
若者が夢を求め集ってバンド結成⇒成功を収めるが危機が訪れる⇒バンド再出発⇒クライマックスのライブ
こうやって書いてみると物語の基本構造はどこにでも転がってるものだということがわかると思います。それに劇中にはわかりやすい悪役も登場し、この人物によってフレディやメンバーに悪感情が湧かないように設定されています。
こういうところが一部の映画批評家にとって受けの悪いところのような気がします。”ライブシーンには力が入っているが、物語は陳腐”だとか”史実と違うのでは?”とかとか・・・。
まぁ確かにフレディを美化しすぎているようにも感じるのは事実なんですが・・・・。
この映画は”スクリーンだけに蘇ったフレディ”を世界のクイーンファンたちに見せたかった映画なんだから、これで正解なんです。
日本でいえばNHKの”大河ドラマ”みたいなもんです。歴史上の人物・出来事を描いていながら、エンタテイメント性を高めるために主役を美化したりするでしょ?
例えば徳川家康だって、主人公の時はイイ奴で脇役に回ったら嫌な奴じゃないですか。あれと同じで事です。これから劇場に足を運ぶ方にはフレディとクイーンの”大河ドラマ”って見方をしてもらえたらより楽しめると思います。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!
フレディ以外のメンバーもソックリなんだよな~。ライブシーンもすごい再現度で主演のラミ・マレックがフレディの動きまんまですごすぎて笑いそうになりました。
ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック) | |
Universal Music =music= | |
Universal Music =music= |
予習するなら映画のサウンドトラックを聞いておくとよいと思います。まぁ劇中に登場する曲は日本でもCM起用などでファンならずとも耳にしたことのあるものばかりなので、あえて予習は必要ないかもしれませんがね。
20世紀FOXファンファーレQueenバージョン
そういえば20世紀FOXのファンファーレがクイーンのアレンジでした。いきなり心を鷲掴みしてくるやり方すごくイイ!
そうそう、クイーンといえばタモリ倶楽部の名物コーナー”空耳アワー”の常連でもありますね~。本編オープニングで流れる「Somebody To Love」ではどうしても途中で「エビバディわしゃこけた~♪」と聞こえてしまいます。空耳アワー恐るべし・・・。
昔の空耳 その0033
「エビバディわしゃこけた~♪」ってローリー寺西が応募したんだ!!劇中ではこのほかにも空耳があるので探してみてください。一応、こんなアホな楽しみ方も有るってことをお伝えしておきます。
と、ここまでいろいろ書いておいて実はワタクシ、クイーンのアルバムは2枚しかもってません。つまり俄ファンなんですよね~。
でもワタクシはこの映画でお腹いっぱいになりました。ファンであろうがなかろうがこの映画は楽しめると思うのでぜひぜひ劇場まで行って鑑賞してみてください。
ということで今回はこれまで!次回乞うご期待!!
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