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『ゴジラvsビオランテ(1989)』~いろんな味が楽しめます?~

2020-05-02 11:05:47 | 映画系

『ゴジラvsビオランテ(1989)』

1989年12月16日に公開された日本映画で、「ゴジラシリーズ」の第17作です。平成ゴジラシリーズの原点となる前作『ゴジラ』(1984年)の直接の続編で平成VS(ブイエス)ゴジラシリーズの第1弾でもあります。特技監督に川北紘一さん、脚本と監督には大森一樹さん、音楽にすぎやまこういちさんを起用しています。上映時間は105分。登場怪獣はゴジラ、ビオランテ。

あらすじ

米国のバイオメジャーの工作員たちはゴジラ襲撃後の新宿からゴジラの細胞「G細胞」を持ち出すことに成功するが、サラジア共和国の工作員にそれを強奪されてしまう。そのG細胞はサラジア共和国で砂漠に強い植物を研究する白神博士のもとに送られたが、博士の研究室はバイオメジャーの策略によって爆破され、博士は最愛の娘・英理加とG細胞を失ってしまう。それから5年後、三原山に没したゴジラ復活の予兆を察知した政府はゴジラ体内の核物質を食べる抗核バクテリアの開発を進め、白神博士に協力を依頼する。だが白神博士は娘の細胞を融合させたバラにG細胞を組み込んだ怪獣ビオランテを作り出してしまう。一方、完成した抗核バクテリアをめぐるバイオメジャーとサラジアの争いにより三原山が爆破され、ついにゴジラが三原山から姿を現す。ゴジラは迎え撃つ自衛隊を撃退し、ビオランテとの激闘を制すが自らもダメージを負い海に消えていった。次にゴジラが上陸した大阪で自衛隊は抗核バクテリアによる攻撃を試みるも効果が認められず、若狭湾の原発の方へ向かってしまう。そこで自衛隊は抗核バクテリアの効力を高めるために新たな作戦でゴジラを迎え撃つことに。それをもってしても歩みをゆるめないゴジラの前に進化したビオランテが現れた!

感想

いろんな要素が混ざり合ってる映画ですね~。

怪獣特撮、スパイもの、マッドサイエンティストもの、超能力ものとワタクシが認識できた要素だけでも4つも同じ映画に入っているのです。

当然、それに合わせて登場人物も多いんですよ~。

若きエリート自衛官、たたき上げのベテラン自衛官、ビオランテを作ってしまった科学者、科学に理想を燃やす科学者、G細胞をめぐり暗躍する工作員、超能力少女など劇中には主役クラスに個性の強い面々が登場してくるワケです。

それを105分で消化してしまおうというのですが、正直言って無理がありました。尺が短いのでポンポンと物語が進んでいくのですが、急ぎ過ぎてて逆に雑な印象が強かったですね。

もう少し時間をかけて登場人物の背景やら見せ場を作ってくれれば、全く印象の違う映画になったと思うのですが・・・。

一つ一つの要素が悪くないだけに惜しい作品でしたね~。料理に例えるといろんな味がしすぎてお互い邪魔してるって感じですね。

【公式】「ゴジラVSビオランテ」予告 初めて植物をベースにした怪獣が現れるゴジラシリーズの第17作目。

今回も特撮には力が入ってます。ゴジラと自衛隊との交戦シーンゴジラVSビオランテなどは間違いなく見所ですね~。

まぁゴジラとビオランテとの対決については時間が短いので濃い~怪獣バトルを期待していたワタクシには少し薄味でした

それはさておき、特に見て欲しいのがゴジラが大きく口を開け咆哮する姿ですね。舌が露わになって吠えてるゴジラがなんともカッコイイのです。

まさに怪獣王です!

 

キャスティングはどの役者さんも素晴らしい演技をされていたと思いますが、特に印象深かったのが、峰岸徹さんですね~。

峰岸さん演じる権藤は、軽口をたたきながらも冷静な判断力と高い行動力をもったキャラですごくカッコいいんですよ~。

動きの少ない他の登場人物に比べ、劇中で動き回る権藤が物語をリードしていたと思うのですが、残念ながら途中退場してしまい、その後の物語が冷え込んでしまった印象ですね。

なんで権藤をあんなに早く退場させちゃったのか・・・。

そういえば、スーパーXⅡのオペレーター役として鈴木京香さんがご出演されていましたね~。

1989年の時点で鈴木さんのオーラはものすごく、メインキャストにも負けない存在感がありましたね~。

この他にも特撮ファンで有名なデーモン小暮閣下がチラリと登場していたり、『ゴジラ対メガロ』や『メカゴジラの逆襲』に出演された佐々木勝彦さんもご出演されていて特撮ファンをニヤリとさせてくれます。

人間、バラ、ゴジラのハイブリット怪獣のビオランテですが、凶悪そうなデザインは大好きです。

だからもっともっと凶悪なところを見たかったんですが、なんかいいヤツなんですよね~、コイツ。

自衛隊の秘密兵器スーパーXⅡ。前作から装甲も厚くなり、ゴジラの放射熱線を1万倍にして跳ね返せるファイヤーミラーを装備して見せ場を作るもののやっぱりかませ犬・・・。

う~ん、損な役回りのメカだ。

さて、前作の直接の続編ということで期待値が高かったのが原因なのか、ワタクシは本作にあんまり満足できませんでした。

世間的な評価が高いことからワタクシの見る目がないだけだと思いますが、本作を視聴する時は期待しすぎないようにした方がよさそうです。

ということで今回はここまで。次回乞うご期待!

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