やっとこさの更新です!
重箱の隅をつつくシリーズ略して「重隅」第一弾でござりまする~。
青木くん新幹線を停めるんだぁ~。(宇津井健)
あぁ~んた、何言ってるんだぁ~。(千葉真一)
これはラビーこと関根勤さんの持ちネタ『新幹線大爆破』の物まねなんですが、深夜のラジオで初めてこれを聞いたときから元ネタの映画『新幹線大爆破』が気になってしょうがなかったです。
まぁ、それはさておき、知られざる日本映画の名作『新幹線大爆破』について語ってまいりましょう!
1975年、一本の邦画が封ぎられました。東映の任侠路線の払拭を狙って、当時洋画で流行りのパニック系アクション映画を豪華キャストで撮影した映画こそ『新幹線大爆破』なのです。
あらすじは新幹線「ひかり109号」に速度80キロ以下になると起爆する爆弾を仕掛け、乗客を人質にとって身代金を要求する犯人たちと新幹線の運転司令室、警察の攻防を描いたものであの『スピード』のモデルになったといわれている作品なんです。
で、その犯人たちのリーダーが高倉健、新幹線の司令室長が宇津井健、新幹線の運転手に千葉真一!が熱演しててます。
上の三人のほかにも超がつく大物俳優や名優が参加にしているにもかかわらず、この映画の知名度は驚くほど低いのです。
自分もラビーの物まねを聞かなければ知らなかったでしょう。
で、なんで「知られざる映画」になっちゃったかというと、タイトルのことで国鉄から撮影協力を得られず、映画の完成が大幅に遅れてしまい封切の2日前に完成。
試写会もできないまま上映になってしまったこと、そしてなにより当時の東映の「任侠路線」イメージが興行的な成功につながらなかった原因だそうです。
(詳しくはウィキペディアを参照してね)
それに加え、TVでの放映が少ないことも原因なのでしょう。
収録時間が2時間半と長いのでTV向きではないのかもしれません。
肝心の内容はというと、とにかくパニックムービーとしては一級!
物語は爆弾を仕掛けた犯人、危機回避に全力を尽くす国鉄、犯人逮捕に躍起になる警察、パニックを起こす乗客の姿で主に構成されていて、次々に起こる事件やトラブルに手に汗握りながらご覧いただけること請け合いです。
例えば他の新幹線と正面衝突になりそうになったり、犯人逮捕を焦る警察が犯人の一人を死なせてしまったり、観衆を飽きさせない趣向盛りだくさんなんです。
でも、その演出のため少々強引な展開(図面の消失シーン)もあり、これはこれで突っ込みながら楽しめます(笑)
そして特筆すべきは犯人側にもスポットを当てられていることです。
なぜ、犯人たちは犯行にいたったのか?
それが緊迫の物語の中でうまく織り込まれています(健さんが最高です)。
ここが邦画っぽいですね~。個人的には大好きです。
んで、ネタバレしない程度に見所をあげときます。
・新幹線の衝突回避のシーン
・ちらっとうつるロックミュージシャン役の岩城滉一 。
・商社マン役の矢野宣(スーパーの女にでてましたね~)の迫真の演技。
・次第にヒートアップしていく宇津井と千葉のやりとり。
・犯人グループのバックグラウンド。
・ひかり109号に救援車がガスバーナーを届けるシーン。
(ちなみ、救援車の運転手は千葉ちゃんの実弟千葉治郎!!兄弟共演ならぬ兄弟並走!)
・爆弾の解体ができなければ乗客を犠牲にしろと命令されたときの宇津井の演技。
・最後に新幹線を停車されるシーン。
このほかにも山ほどありますが、あとはご自分の目でお確かめください。
それから岩城滉一みたいにチョイ役でいろんな人がでてますのでこれも隠れた見所といえるでしょう。
ちなみに冒頭のラビーの物まねの会話はありません。似たところはありますが・・・。
古い作品なんで今見ると、違和感をかんじたり、ちゃっちぃところが目に付きますが、それを差し引いても面白い作品だと思います。
最近DVDでも発売されているので、レンタルなどでも見やすくなっていると思いますよ。
余談ですが、高倉健と千葉真一はそれぞれゴルゴ13役を演じた俳優ですよね~。
それにしてもあんなにおびえた千葉ちゃんを自分は見たことがないですね。
いや、ホント。
《評価》最高で☆5つ
キャスト:☆☆☆☆☆
マニアック度:☆☆☆☆
千葉ちゃんの汗の量:☆☆☆☆☆
重箱の隅をつつくシリーズ略して「重隅」第一弾でござりまする~。
青木くん新幹線を停めるんだぁ~。(宇津井健)
あぁ~んた、何言ってるんだぁ~。(千葉真一)
これはラビーこと関根勤さんの持ちネタ『新幹線大爆破』の物まねなんですが、深夜のラジオで初めてこれを聞いたときから元ネタの映画『新幹線大爆破』が気になってしょうがなかったです。
まぁ、それはさておき、知られざる日本映画の名作『新幹線大爆破』について語ってまいりましょう!
1975年、一本の邦画が封ぎられました。東映の任侠路線の払拭を狙って、当時洋画で流行りのパニック系アクション映画を豪華キャストで撮影した映画こそ『新幹線大爆破』なのです。
あらすじは新幹線「ひかり109号」に速度80キロ以下になると起爆する爆弾を仕掛け、乗客を人質にとって身代金を要求する犯人たちと新幹線の運転司令室、警察の攻防を描いたものであの『スピード』のモデルになったといわれている作品なんです。
で、その犯人たちのリーダーが高倉健、新幹線の司令室長が宇津井健、新幹線の運転手に千葉真一!が熱演しててます。
上の三人のほかにも超がつく大物俳優や名優が参加にしているにもかかわらず、この映画の知名度は驚くほど低いのです。
自分もラビーの物まねを聞かなければ知らなかったでしょう。
で、なんで「知られざる映画」になっちゃったかというと、タイトルのことで国鉄から撮影協力を得られず、映画の完成が大幅に遅れてしまい封切の2日前に完成。
試写会もできないまま上映になってしまったこと、そしてなにより当時の東映の「任侠路線」イメージが興行的な成功につながらなかった原因だそうです。
(詳しくはウィキペディアを参照してね)
それに加え、TVでの放映が少ないことも原因なのでしょう。
収録時間が2時間半と長いのでTV向きではないのかもしれません。
肝心の内容はというと、とにかくパニックムービーとしては一級!
物語は爆弾を仕掛けた犯人、危機回避に全力を尽くす国鉄、犯人逮捕に躍起になる警察、パニックを起こす乗客の姿で主に構成されていて、次々に起こる事件やトラブルに手に汗握りながらご覧いただけること請け合いです。
例えば他の新幹線と正面衝突になりそうになったり、犯人逮捕を焦る警察が犯人の一人を死なせてしまったり、観衆を飽きさせない趣向盛りだくさんなんです。
でも、その演出のため少々強引な展開(図面の消失シーン)もあり、これはこれで突っ込みながら楽しめます(笑)
そして特筆すべきは犯人側にもスポットを当てられていることです。
なぜ、犯人たちは犯行にいたったのか?
それが緊迫の物語の中でうまく織り込まれています(健さんが最高です)。
ここが邦画っぽいですね~。個人的には大好きです。
んで、ネタバレしない程度に見所をあげときます。
・新幹線の衝突回避のシーン
・ちらっとうつるロックミュージシャン役の岩城滉一 。
・商社マン役の矢野宣(スーパーの女にでてましたね~)の迫真の演技。
・次第にヒートアップしていく宇津井と千葉のやりとり。
・犯人グループのバックグラウンド。
・ひかり109号に救援車がガスバーナーを届けるシーン。
(ちなみ、救援車の運転手は千葉ちゃんの実弟千葉治郎!!兄弟共演ならぬ兄弟並走!)
・爆弾の解体ができなければ乗客を犠牲にしろと命令されたときの宇津井の演技。
・最後に新幹線を停車されるシーン。
このほかにも山ほどありますが、あとはご自分の目でお確かめください。
それから岩城滉一みたいにチョイ役でいろんな人がでてますのでこれも隠れた見所といえるでしょう。
ちなみに冒頭のラビーの物まねの会話はありません。似たところはありますが・・・。
古い作品なんで今見ると、違和感をかんじたり、ちゃっちぃところが目に付きますが、それを差し引いても面白い作品だと思います。
最近DVDでも発売されているので、レンタルなどでも見やすくなっていると思いますよ。
余談ですが、高倉健と千葉真一はそれぞれゴルゴ13役を演じた俳優ですよね~。
それにしてもあんなにおびえた千葉ちゃんを自分は見たことがないですね。
いや、ホント。
《評価》最高で☆5つ
キャスト:☆☆☆☆☆
マニアック度:☆☆☆☆
千葉ちゃんの汗の量:☆☆☆☆☆
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