「レインツリーの国」
原作本も読んだらもっと良かった。
物語は、耳に障がいを持つ人と持たない人の間で起こる、「分かり合いたいのに分かり合えない」もどかしさを、若い2人の恋愛をベースに描いている。
原作者は、耳に障がい持つ人とそうでない人の間でのエピソードを象徴的に扱ってはいるが、描かれているエピソードは健聴者の男女間でも年齢に関係なく普通にある事。
深く捉えれば、健聴者は難聴者を一括りで障がい者として見ている事対して、それは健聴者の驕りだと訴え、また障がい者もやはり自ら壁を作っているでしょ?と突きつけつつ、その事自体には何の意味もない事、そしてその感情って健聴者の間で普通にあるよねと気づかせようとしてくれている。
原作も映画も「分かり合えた」2人は描かれていない。
男女という関係は永遠にそういうものを抱えながら、2人がお互いに維持したい「何か」を大切にする事で続いてゆくものなんだろう、と示唆している作品だなと思った。
ライトノベルと呼ばれるカテゴリーの恋愛小説なので、とてもカジュアルで受け入れやすい、どこにでもある若い男女の恋愛映画。
でも、映画を観たあとも、原作を読んだあとも心の中で温めたい何か生まれた感覚をもたらしてくれます。
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原作本も読んだらもっと良かった。
物語は、耳に障がいを持つ人と持たない人の間で起こる、「分かり合いたいのに分かり合えない」もどかしさを、若い2人の恋愛をベースに描いている。
原作者は、耳に障がい持つ人とそうでない人の間でのエピソードを象徴的に扱ってはいるが、描かれているエピソードは健聴者の男女間でも年齢に関係なく普通にある事。
深く捉えれば、健聴者は難聴者を一括りで障がい者として見ている事対して、それは健聴者の驕りだと訴え、また障がい者もやはり自ら壁を作っているでしょ?と突きつけつつ、その事自体には何の意味もない事、そしてその感情って健聴者の間で普通にあるよねと気づかせようとしてくれている。
原作も映画も「分かり合えた」2人は描かれていない。
男女という関係は永遠にそういうものを抱えながら、2人がお互いに維持したい「何か」を大切にする事で続いてゆくものなんだろう、と示唆している作品だなと思った。
ライトノベルと呼ばれるカテゴリーの恋愛小説なので、とてもカジュアルで受け入れやすい、どこにでもある若い男女の恋愛映画。
でも、映画を観たあとも、原作を読んだあとも心の中で温めたい何か生まれた感覚をもたらしてくれます。
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