18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

英語

2005-09-18 08:24:28 | 風景
 子供が中学生ぐらいになれば、親としては学業が気になるところ。国語、数学、英語などの中心科目があるが、さて”成績重視”で勉強させるのがいいか、”習得重視”でやらせるのがいいか、悩ましいところである。

 特に、英語はもっとも”実践”する可能性が高い科目なので注意が必要だ。英語の本質は、”ことば”だから、英語そのものを目的にしてはならない。つまりコミュニケーションをとることができて、初めて習得の意味があるのだ。しかし、テストの点を上げるにはある程度、英語そのものを目的にしなければならないから難しい。中学生にはそのあたりの加減はわからないだろうし、一方で本格的に”ことば”としての英語をどうやって学ぶかという問題もあるのでよけいに教え方が難しかったりする。指導要領に実践性が少しずつ採り入れられれば採り入れられるほど、現実の受験英語への対応が問題になる。

 ちょっと話はそれるが、コミュニケーションは、伝えたいことがあるかないかが重要になるが、これを常に意識することも習得と同じぐらい難しい。そういう意味では普段から毎日でなくても日記をつけるだとか、多くの本を読んで感じたことを記しておくだとかは大変重要な事だといえる。


 さて、こんな風に考えながら、子供の勉強を見ると、”学問”と”実践力”のバランスの難しさを感じざるを得ない。

 最近、特に仕事で英語を使うことが多くなってきたり、また通勤電車の中の、まったく赤の他人の会話でも”英語”で少々問題を抱えていることがわかる。

 しかしだからといって意味なく英会話教室に通うのはどうかと思う。資格取得も必要だが、英語はくれぐれも目的にしてはならない。

 TOEICやTOEFL、英検などでどれだけ高得点を取っていたとしても普段の生活で英語を使い続けられる環境に居ない限りは、英語(によるコミュニケーション)力は次第に落ちてくるし、またどれだけ能力があっても、話の内容が無ければ、それこそ意味がない。

 英会話教室のCMが多くながれることそのものは問題は無い。しかし特に大人の場合、英語はあくまでも目的ではない事をもう一度考えてから習うことを選択しても良いのではないかと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする