たまたま本屋で見かけた文庫本「神様からひと言」。タイトルから想像するような堅い本では無い、あっという間に読んでしまえる軽妙なコメディーだ。
全部で440ページほどあるのだが、あまりのテンポの良さと、情景描写の簡潔さ。まるでテレビドラマの脚本のような登場人物の描写のうまさにタイトルの”神様からひと言”について深く考えるまもなく、あっという間に物語に入っていってしまった。
いわゆる”帯”のついた売れ筋の本らしく、帯には、”8万部突破”だとか”おもわず「面白~い!」と声が出ます”だとか書かれてある。根が素直なのでこういうことが書かれていると、いまいちなのでは無いかと疑ってしまうが、ちょっとタイトルも気になったのでまずは手にとって立ち読んでみた。適当にパラパラっとページを繰って読んでみるとその流れるような文章に目を奪われ、結局買ってしまった。
お客様相談室とは名ばかりの”クレーム処理部門”を舞台に、なさそうでありそうな登場人物達が自由自在に動き回るなんとも面白い娯楽小説だった。普段堅い目の小説を読んでいる方からすれば、内容が無いとも言われそうなくらい軽妙なのだが、心のちょっとしたリフレッシュにはちょうど良いかも知れない。
ISBN4-334-73842-7
神様からひと言
荻原 浩 著
光文社文庫
686円
全部で440ページほどあるのだが、あまりのテンポの良さと、情景描写の簡潔さ。まるでテレビドラマの脚本のような登場人物の描写のうまさにタイトルの”神様からひと言”について深く考えるまもなく、あっという間に物語に入っていってしまった。
いわゆる”帯”のついた売れ筋の本らしく、帯には、”8万部突破”だとか”おもわず「面白~い!」と声が出ます”だとか書かれてある。根が素直なのでこういうことが書かれていると、いまいちなのでは無いかと疑ってしまうが、ちょっとタイトルも気になったのでまずは手にとって立ち読んでみた。適当にパラパラっとページを繰って読んでみるとその流れるような文章に目を奪われ、結局買ってしまった。
お客様相談室とは名ばかりの”クレーム処理部門”を舞台に、なさそうでありそうな登場人物達が自由自在に動き回るなんとも面白い娯楽小説だった。普段堅い目の小説を読んでいる方からすれば、内容が無いとも言われそうなくらい軽妙なのだが、心のちょっとしたリフレッシュにはちょうど良いかも知れない。
ISBN4-334-73842-7
神様からひと言
荻原 浩 著
光文社文庫
686円