4月のさっぽろ自然散歩は、新札幌に近い「青葉中央公園」からサイクリングロード(陽だまりロード)を通って、厚別南緑地へ歩きました。この間、上野幌公園、厚別南公園と、次々に公園や緑地があり、面白いものを探して自由に歩き回ることができます。
青葉中央公園では、野鳥の声に出迎えられました。ハクセキレイ、シメ、アオジなどを観察。
枝先を見ると、ハウチワカエデの花がもう咲いています。園内の小沢ではミズバショウも。
ハイイヌツゲには虫コブがついていました。タマバエの幼虫が中で越冬し、春になって羽化するみたいです。
林床のナニワズの花なども観察し、次の公園へ。
上野幌公園には、コンコロールモミがありました。モミの仲間ではとても葉が長いのが特徴でしょうか。
この日はあちこちで満開の桜が見られましたが、厚別南公園に隣接するサイクリングロードはエゾヤマザクラのトンネル。ひと際見ごたえがありました。
厚別南緑地では、歩道わきの細い流れに、エゾサンショウウオやエゾアカガエルの卵塊がありました。わずかな流れで、この先水が枯れてしまわないか、ちょっと心配。
国道に出る直前、小さなニホンカナヘビを見つけました。
■2023年4月25日青葉中央公園~厚別南緑地で見られたもの
【植物/木本】エゾヤマザクラ(花)、シラカンバ(花)、ウダイカンバ、ナナカマド、サワシバ、エゾイタヤ(花)、ハウチワカエデ(花)、ヤチダモ(蕾)、ハルニレ(実)、シナノキ、キタコブシ(花)、ハクモクレン(花)、レンギョウ(花)、オオカメノキ(蕾)、ナニワズ(花)、ハイイヌツゲ、バッコヤナギ(花)、イヌコリヤナギ(花)、ヤドリギ(花)、エゾムラサキツツジ(花)、イチョウ、アカマツ、バンクスマツ、カラマツ、コンコロールモミ、トドマツ、ヨーロッパトウヒ、イチイ、メタセコイア、ニオイヒバ
【植物/草本・シダ】ミズバショウ(花)、エンレイソウ(花)、エゾノリュウキンカ(花)、セイヨウタンポポ(花)、エゾエンゴサク(花)、マイズルソウ、ミミコウモリ、オオウバユリ、シシガシラ、イヌガンソク
【鳥】カワラヒワ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ハシブトガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ヤマガラ、スズメ、アオジ、メジロ、シメ、センダイムシクイ、ツグミ
【その他】エゾサンショウウオ(卵塊)、エゾアカガエル(卵塊)、ニホンカナヘビ、イヌツゲタマフシ?(虫コブ)
島田