昨年春に開催された「百年後芸術祭 内房総アートフェス」。
私自身はアートに触れる機会として楽しませて頂きましたが、
行かれた方、そうでない方、また、全く知らなかった方も多いかと思います。
市原市では「アート×ミックス」として2014年から南部の里山で3年ごとに開催してきましたが、
4度目の2024年は、ちょうど千葉県誕生150周年記念事業として、
内房総5市の共同開催という形で行われました。
今回、市原市からは3億800万円(企業からの寄附含む)もの予算が投じられました。
決して小さな額ではありません。
先日、議会でこの芸術祭について質疑したのですが、
市独自の検証を全く行っておらず、なんとも歯切れが悪い答弁ばかり。
これには正直、がっかりしました。
芸術祭の目的は、地域の活性化や市民の誇りを育むこと。
でも、そのためにはデータに基づく検証が不可欠ですし、
具体的な成果が見えなければ意味がありません。
さらに、3年後の開催の準備費用として3000万円もの予算が計上されていることにも疑問を感じます。
未来への投資は大切ですが、その前に検証結果をきちんと説明する責任が行政にはあるはずです。
私は決して芸術祭を否定しているわけではありません。
アートには人を惹きつけ、心を豊かにする力があります。
ただ、これまで市原市が投じてきたイベント開催4回分の経費は約14億5600万円。
さらに非常に多くのマンパワーが費やされています。
さらに非常に多くのマンパワーが費やされています。
「それだけあれば、他に何ができただろう…」
そう思わずにはいられません。
このやり取りの様子は、市原市のホームページで公開されています。ぜひご覧ください。

みなさんの声が、より良い市政につながると信じています。