市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

小さな歯車

2014-06-28 | 平和
昨日、本会議一般質問に登壇しました。
傍聴にいらして下さった皆さま、本当にありがとうございました。

今回はなぜか今までで一番疲れました。力が入り過ぎちゃったみたいです。

本会議散会後、先輩議員の皆さんに、
「質問終わったのに、まだ怖い顔してるね」
「小沢さんには、怖くて野次なんか飛ばせないよ」
などと言われましたが、まあ、褒め言葉と受け止めておきましょう(笑)。

そう、私、質問に立つとかなり怖い顔になるみたいなんです。
おまけに、議会前は〆切直前の人気作家状態(?)で、食事もろくに取らずに一心不乱に原稿作成に集中しているので、本番の日は、唇にヘルペス、お肌も髪もカサカサ・ボロボロの最悪の状態。

いつも「傍聴に来てください」「ネット中継を見てください」なんて言ってるけど、乙女ゴコロとしては
「お願い、私の出番は恥ずかしいから見ないで~」
が本音のところかも(笑)。



さてさて、そんな戯言を言っている場合ではありません。
7月1日の17時半ごろ。集団的自衛権行使容認の閣議決定が目前に迫ってきました。

※6月30日(月)首相官邸前にて抗議活動
 「解釈で9条壊すな!実行委員会」18時30分から
  引き続き「戦争をさせない1000人委員会」19時30分から

これに関して、
さくら市民ネットワーク・佐倉市議大野ひろみさんのブログに、ぜひ皆さんにご紹介したい文がありましたので、一部を引用します。

ヒトラーの後継者と言われたヘルマン・ゲーリングの言葉。
ニュルンベルグ裁判で、戦犯として証言台に立った彼の、
のちに「戦争の始め方」として有名になったくだりだ。

「もちろん、ほとんどの国民は戦争など望んではいません。
しかし実のところ、国家の指導者にとって戦争を起こすことは簡単です。
国民に対しては、今我々は攻撃を受けようとしていると危機を煽り、
これに抗う平和主義者に対しては、国益を損なう者として非難すればよい。
そうすれば国家など、簡単に戦争に向います。
これはドイツだけではなく、ほとんどの国に有効です」

ぞわっ、今のアベ政権のやりくちと、そっくり同じではないか。



これを読んで私が思い出したのは、
2012年にシリアでの取材中、政府軍の銃撃によって殺害されたジャーナリスト、山本美香さんの言葉。
一度動き出した戦争の歯車は、簡単には止められません。だから戦争を始めてはいけないのです

最初に回りだす歯車は、ほとんどの人が気づかないほどの、小さな小さな歯車なのです。

ああ、もったいない・・・

2014-06-25 | 議会
明後日に登壇を控え、原稿書きに四苦八苦しています。
持ち時間60分以内に収めるために、質問や提言内容を当初予定の半分以下に削りました。
これはなかなかキツイ作業です。あれだけ一生懸命調べた資料なのに、全部カット!・・・とか。

でも何とか目標のボリュームに抑えることはできました。
もうひと踏ん張りです(^O^)/

明日は学校薬剤師のお勤め、プール水質検査もあります。
気分転換にもなっていいかも。


突然ですが、下の写真は、先月訪れた鶴舞郵便局前の「上総更級美術館」にて。


雨に降られて偶然ふらりと立ち寄ったのですが、三好敏弘さんの銅版画と共に展示されていた資料に、もうビックリ仰天!!
30年も昔に「サティ列車で行こう」なるビッグなイベントが小湊鉄道沿線で開催されていたなんて、市民の皆さん、ご存知でしたか?

これは当時の記事なのですが・・・。ホームでラインダンス?!


当時のポスター。かなり私好み。


なぜ「エリック・サティ」なのかはよく分かりませんでしたが、
ホームや鉄道沿線を埋め尽くす人々、満員の列車内で繰り広げられる前衛的なパフォーマンスなど、どの写真もとにかく衝撃的でした。
ハチャメチャだけど、勢いがあって、すごくカッコイイ。
初めて見る、若かりし市原市の姿


*お知らせです(^^)*

27日(金)14時ごろからとしていた私の登壇開始時刻ですが、
私の前に登壇を予定していらした議員が通告を取り下げたので、もしかしたら時間が繰り上げられるかもしれません。
早ければ13時からの可能性も。
その点は流動的なので、どうかご容赦ください!

ヒアリング終了

2014-06-17 | 議会
今日は、本会議の一般質問に対するヒアリングがありました。

私のヒアリングはいつも長いのです。今回も4時間かかりました。
意識をグッと集中させたまま、休みなしの時間です。
今日はこの後さらに間髪入れずに介護認定審査会が(^_^;)。流石に、終わったらドッと疲れが襲ってきました・・・。

私の質問日時は、27日の午後2時からの予定です。


ところで、
今回の定例議会から、生中継と録画中継をスマートフォンやタブレットでも視聴できるようになりました。
市原市議会 議会中継

これで、議場まではなかなか足を運べない方でも、場所を選ばず気軽に議会を覗くことができますね。

でもやっぱり、議会はナマで見るのが一番!
発言者以外の出席者の表情や全体の雰囲気など、カメラには映らない部分が、実は面白かったりするのですから(^_-)。

「福祉ハウス ふわふわ」見学

2014-06-16 | 障がい者
辰己福祉ネットワークの障害者部会準備会の皆さんと、地域活動支援センター「福祉ハウス ふわふわ」さんにお邪魔しました。

立ち上げから10年目。八幡地区に三カ所の拠点を持ち、週4日、10時から15時まで、精神障害者の日中活動の支援を行っています。現在、利用登録者は32名。スタッフは常勤5名・非常勤4名・ボランンティア6名です。
様々な作業メニューが用意されていますが、どれを選ぶかは利用者に任されています。
来ておしゃべりするだけ・寝るだけ(笑)もOK。まずは来ることが大事なのです。

八幡宿駅西口の旧道沿いにあるセンター。


近年、福祉施設で急速に広まりつつあるレアメタルの回収作業が、こちらでも行われていました。


写真左側に光る金属が、ハードディスクから取り出したレアメタルです。


従来障害者が取り組んできた作業、例えば手工芸品作りや箸の封入などは、いずれも完成品を作り出す作業です。必然的に一定のレベルが要求されるので、多少のプレッシャーは常に付きまといます。
一方、このレアメタル回収は逆に完成品を壊していく作業ですから、ダメ出し無し・ストレス無しの、障害者には実にうってつけの作業なのです。おまけに利益も従来の作業の約3倍。これはこれから益々広がっていきそうですね。

となりの台所では、利用者さんが昼食の支度にとりかかっていました。

自分たちで作った食事を、みんなで囲んでいただく。食を通じて、コミュニケーションが生まれます。
これが「ふわふわ」さんのこだわりの一つなのです。

こちらはセンターから歩いて3分ほどの場所にある自転車のリサイクルショップ。
レトロな店構えがとてもオシャレ!


店舗内では、若い女性二人が中古の自転車を丁寧に磨いていました。見違えるようにピカピカになります。

集中力・忍耐力が必要で、おまけに汚れ仕事。お客さんが来たら相手もしなければなりません。
こちらはかなり難しい作業の部類に入ります。この作業経験を経て、一般就労に結びついた例は多いそうです。

「ふわふわ」代表の西川弘子さんからお話を伺いました。

「『病気のために就職できない』『自宅と病院しか居場所がない』という精神障害者には、何よりも場所と時間の共有が必要です」
無知が差別と偏見を生みます。私たちはこの居場所をできるだけオープンにしたいと考えています」

見学を終えた方々からは「市内にこんな場所があるなんて、今まで全く知らなかった」との驚きの声が聞かれました。
西川さんはじめスタッフの皆さんの思いや努力が、きちんと実を結ぶような社会にしなければ・・・と、私も改めて考えさせられることが多い見学会でした。

「ふわふわ」さんの中古自転車は、専門のスタッフの指導の下で一台一台丁寧に磨かれ、点検内容は非常に詳細に記録されていました。こちらで購入すれば、今まで使っていた自転車を引き取ってくださるのだそうです。もちろん、修理も受け付けています。
自転車を新調する前に、ぜひ一度訪ねてみては・・・?(^^)

消防操法大会へ

2014-06-15 | 防災
総合防災センターで行われた、市原市消防操法大会。
小型ポンプ操法について、7分団が日頃の訓練の成果を競い合いました。





以前も同じようなことを書いた気がするのですが、
この一連の動作の正確さや速さ美しさ・チームワークをとことん追求する姿が、例えば武道や芸道といった「道を極める」姿と重なる気がするのは、私だけでしょうか。



団員の皆さんが今日のためにどれだけ厳しい訓練を積んできたか、想像に難くありません。暑い中本当にお疲れ様でした。
そして優勝した南総支団第11分団の皆さん、おめでとうございました!(^^)。

指定廃棄物の行く末

2014-06-14 | 環境
指定廃棄物を考える市原市民の会準備会」に出席しました。

指定廃棄物とは、福島の原発事故によって放出された放射性物質が落下して、ゴミの焼却灰や下水汚泥などに濃縮された結果、1キロ当たり8000ベクレル以上の値となったものを言います。
事故の年の11月、政府は、それぞれの県内で生じた指定廃棄物は、その県内でまとめて処分するという方針を決定しました。
そのことを受け、現在千葉県では、手賀沼終末処理場で仮置きされている指定廃棄物の最終処分場が県内のどこに指定されるのか、とりあえず国の判断を待っている状況です。
そして困ったことに市原市は、マスコミで取り上げられたこともあるように、処分場設置の最有力候補地と囁かれているのです。

原発事故から3年以上が経ち、市原市民にとって放射性物質の問題は、はっきり言って風化しつつありました。
そんなところに降ってわいたようなこの事態について、できる限り多くの市民に認識してもらいたいと思います。

しかし、自分の住んでいるところに来なければそれでいい、という話ではありません。
こうすればよいという結論が簡単には下せない、本当に難しい問題です・・・。

定例議会初日

2014-06-13 | 議会
定例議会が始まりました。
今日はさっそく、議員定数を4名削減して32名とする条例改正の議案が議員発議で出され、賛成多数で可決されました。

議会改革の歩みは、まだまだ止まりません。
本会議の終了後に開かれた議会改革プロジェクトチームの会議では、予算案審議の方法の見直しについても話し合いが持たれました。
こちらの改革は、早ければ来年度予算案の審議から行われる可能性大です。

午後は「南市原のまちづくりに関する調査特別委員会」に出席。
この春開催されたいちはらアート×ミックスについて、小湊鉄道の代表取締役社長からの説明と、市側からの結果報告などがありました。
市が最も力を入れていた事業の一つだけに議会の関心は高く、今回の本会議でもほとんどの会派が質問をぶつける予定です。今日は大勢の議員が傍聴に来ていました。
もちろん私も質問する予定なのですが、一人会派の発言順は必ず最後の方に回されるので、今回のように先に同じテーマで大勢の議員から質問されてしまうと、とてもやりにくいんですよね。あまり同じことは聞けないし。
仕方がないので今回は最初から質問をあまり作りこまずに、他の会派の質問答弁を聞いてから急いで考えようと思っています。

今日はこの他にもさらに会議が2本、市政相談が1件。まずまず集中してこなせたかな・・・。
6月30日まで、会期は18日間。
この調子で何とか乗り越えられたらいいなあ。。


時々は、こんな楽しみも挟みながら(^^)。

千葉市で障害者の就労支援を行っている「お菓子工房はあもにい」の「プリンセスぷりん」。
カラスザンショウの蜂蜜をかけていただきます。

これはメチャクチャお勧めですよ~~
今まで食べたプリンの中で、最高かも!

同窓会へ

2014-06-10 | 日々のあれこれ
昨日、本会議一般質問の通告を済ませました。

1.地域包括ケアシステムにおける地域医療について
  (1)地域包括ケアネットワークの構築について
  (2)在宅医療の推進について
  (3)高齢者の救急医療について
2.子ども子育て支援について
  (1)子ども・子育て支援事業計画について
  (2)児童虐待防止対策について
3.中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックスについて

今回は、取り組みが最近始まったばかり・あるいはこれから、という項目ばかりです。答弁もしづらいところでしょうね。
でも、どれも今後のまちづくりの方向性に重大な影響を与える問題です。なるべく大きな視点でやり取りできたらなあと思うのですが、さてどうなりますか・・・。


さて、通告を済ませて決してホッとしたわけではないのですが^^;、昨夜は都内で開かれた高校の同窓会に出席しました。
首都圏在住の幅広い年代の同窓生が毎年この時期に一堂に会し、親交を深めています。



同期の乙女たち。気分は一気にタイムスリップ!

私を含む3名が軟式テニス部でした。

このブログを見てくれているかもしれない他の同期の仲間の期待に応えて(?)、
特別に男性陣の写真もアップしよう(笑)。


同期だけでなく、様々な分野で活躍されている先輩や後輩との一年ぶりの再会も、これまた楽しみなのです。
いい刺激にもなりました。

最期に、同期全員でパチリ。

どうかみんな元気で、また会う日まで!

すり合わせの功罪

2014-06-08 | 議会
先日開かれた各会派の代表者による会議で、
議長から議員定数を現在の36名から32名にする旨の提案があり、大多数の了承を得て、間もなく開会する本会議に議員発議で条例案を提出することになりました。
当初私が主張した33名より少ない結論となりましたが、1名差ということで許容できるギリギリの数値でしょう。

この日の会議では、この他にもう一つ、予算や決算の審議方法の見直し案について、議会改革プロジェクトチームからの答申が出されました。これが実現すれば、定数の見直し以上に議会改革に大きく貢献するに違いありません。

ところで、
この時ちょっと話題になったのが、議会質問の前に市職員と行われる過剰なヒアリングについて。
要するに、質問側と答弁側の発言内容のすり合わせです。
すり合わせ」というとあまり聞こえが良くないのですが、決められた持ち時間内に効率よく質疑をこなして的確な答弁をもらうためには、ある程度必要なことだと私は思っています。
ただ、これが行き過ぎてしまうと、質問の一字一句まで事前に打ち合わせされて、本番では全く緊張感のかけらも無いやり取りに・・・。
試験だって、最初から問題がわかっていたら、そこしか勉強しませんからね。
切磋琢磨し合った方が互いのスキルアップのため、ひいては市民のためになるのは当然のことです。


さて、明日は一般質問の通告締切日。
議会は本当に真剣勝負の場です。
また当分の間胃が痛い毎日が続きます・・・(>_<)

学校薬剤師のお仕事

2014-06-04 | くすり
ちょっと大げさな表現ですが、私のもう一つの顔、
それは学校薬剤師(笑)。
今日は、受け持ちの八幡小学校の飲料水検査と給食検査を行いました。

学校薬剤師は、学校保健安全法ですべての学校に置くこととされていますが、ほとんどの方がご存じないと思います。
そこで、今日はお仕事の様子をちょこっとだけ紹介(^^)。

飲料水の遊離残留塩素濃度の簡易測定です。
水道水を容器に汲んで試薬を入れ、測定器の真ん中にセット。


左右のどの色に一番近いかを目視で判断します。濃いピンクほど値が高くなります。


給食検査
給食室の衛生環境や管理体制など、36項目を確認します。
先日、千葉県内の学校で給食の牛乳を飲んだ児童生徒等800名以上が体調不良を訴えた、という事件が起きましたね。そのため当面、牛乳の代わりに「ジョア」が届けられています。


給食室の机の隅に置かれていたのはホウ酸団子。子供たちの手作りです。

市内の学校では、建物内での害虫駆除に薬剤は使いません。とてもいい取り組みですね。

今日は6月4日、歯と口の衛生週間の真っ最中です。
八幡小ではこの日、学童歯磨き大会が行われました。インターネットによるライブ中継を通じて、日本各地や世界から約6万6千名の小学生が参加するのだそうです。

保健室には、転んで擦りむいた、頭をぶつけた、と子供たちがひっきりなしに駆け込んできていました。
学校での子供たちのナマの様子がわかる、学校薬剤師はちょっとお得なお仕事です(^^)。

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