先日、かずさクラブの田尻議員の呼びかけで、市議有志による市内視察に参加してきました。
市内3か所を回ったのですが、以前から、一度訪ねなくては・・・と気にかけていた場所ばかりだったので、とても勉強になりました。企画してくださった田尻議員には感謝いたします。
それでは、写真をたくさん撮ったので、駆け足で紹介しますね。
こちらは、五井海岸の養老川の河口に位置する「新鮮市場マルエイ海づり公園」。
釣り場の桟橋から陸の建物を見る
建物から見た釣り場
ちょうどいいタイミングで大物が釣れていました!!
いい眺めで気持ちイイ~
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この日はちょっと靄がかかっていましたが、お天気によっては向こう岸の都内の建物がはっきりと見えるそうです。
展望レストランで、市の担当者から説明を伺いました。
この海釣り施設は、平成2年にスタート。
以来、残念ながら入場者は減り続け、現在は開設当初の約半分になってしまいました。
根本的な原因は、漁獲が減少していること。そしてその減少の理由は、養老川からの土砂の堆積なのだそうです。
とは言うものの、
駅からのアクセスが不便なのが残念なところではありますが、何といっても素晴らしいロケーションですし、夜は石油化学コンビナートのプラントの夜景がとってもロマンティック。3月1日ごろには、富士山頂に夕日が沈む瞬間の「ダイヤモンド富士」も見られるそうです。
季節ごとに楽しいイベントも開催されていて、カップルのデートにも親子連れのレジャーにも最適!
釣り以外の目的でも十分楽しめそうで、想像以上に魅力満載の施設でした。アピールの仕方次第でもっと利用者が増えるに違いないと感じました。
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「屋形船なんて出したらどう?」なんて声も(^^)。
さて、海釣り公園に隣接した臨海公園のそのまた隣には、こんな土地が広がっています。
実はここも視察場所の一つです。冷た~い海風に凍えそうになりながら、県の港湾事務所の方にお話を伺いました。
この一帯は、かつて千葉県が市から土地を借りて港湾として整備した区画ですが、現在は船舶の停泊の必要がなくなり、そのままにされています。
もともと市の土地ですから、市が有効活用できればいいのですが・・・。
そして最後に訪れたのが、「旧鶴舞青年の家」。
平成18年に県から市に譲渡された青少年のための宿泊施設なのですが、市は平成20年から和光大学にセミナーハウスとして無償貸与しています。
管理は地元の市民団体である鶴舞活性化ネットワークに委託されていますが、委託費は微々たるもので、地元の皆さんの熱心なボランティアによって維持されているというのが実情です。
施設利用は和光大学が優先されますが、空いているときは少年野球チームやボーイスカウト、中学生、地域の人々のサークル活動にと、さまざまに利用されています。
建物の中を案内していただきました。
水回りはどこもピカピカ!
食堂。食事は地元のお母さんたちの手作りです。
四人部屋の宿泊室。
ちょうど市の子供絵画展で入賞した小学生の子供たちの作品が展示されていました。
建物は古いのですが、ご覧のように中は掃除がきちんと行き届いていて、小ざっぱりととてもキレイ。
ここで子供たちが集団でワイワイと夜を過ごす光景が目に浮かんできます。自分の学生時代の頃のことも、ついつい思い出したりして(^^)。
立派な体育館やテニスコートも揃っていて、学生はじめ様々な団体の利用には申し分ありません。
しかし、こちらの施設も、利用者の伸び悩みや地元団体の熱意に頼った維持管理の限界に頭を痛めています。
思い切ったテコ入れとアピールが必要です。
今回の視察先、いずれも「市原市にもこんな魅力的な施設があったとは!」ととても驚かされました。
でも、驚いている場合ではないですね。
せっかく素晴らしい財産があるのに、それが市内外にほとんど認知されず、利用者が伸び悩んでいる。本当にもったいないことです。
地域が元気になるために、これからみんなで知恵を絞らなくてはなりません。
旧鶴舞青年の家の前にて、菊岡議員と。