市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

市議会本会議の予定

2013-02-27 | 議会
私の一般質問、登壇日は3月7日。10時からです。

1. 平成25年度当初予算案について
 (1) 予算編成の基本的な考え方について
 (2) 事務事業の見直しについて
    ・ジェネリック医薬品の普及推進について
    ・扶助費の見直しについて
 (3) 放射能対策事業について
 (4) 庁舎の耐震対策について
2. 障がい者の就労支援について
 (1) チャレンジ雇用について
 (2) 障がい者雇用の支援施策について
3. 学齢期の子どもの貧困について
4. 公共施設の中長期的な維持管理と更新について

私の出番は一般質問では最後の日なので、先に行われる他会派の質問を聞いたうえで、
内容が重なる部分は省略したり、変更したり。
ギリギリまでストーリー立てに悩みます。

そして!
今回は、議案質疑もします。
歯と口腔の健康づくり推進条例について。
こちらは明日の午後2時過ぎごろの登壇です。

自分の好きな題材について自由に質問する一般質問に対し、
議案質疑とは、市が上程した案に対して質問するものです。

議案質疑は初めてなので、今から緊張しています(*_*)
聞いている方に少しでもこちらの思いが伝わるような質問にしたいと思います。

市原市議会インターネット中継

市内の放射性物質測定現場を視察しました

2013-02-23 | エネルギー
市原市のHPのトップを開くと、真ん中の新着情報のカテゴリーにほぼ毎日、
「学校給食食材放射性物質検査結果」がUPされています。

市の教育委員会は、昨年の10月から消費者庁から貸与された簡易測定器を使い、
幼稚園や学校の給食の食材と保育園の給食の丸ごと検査を行っています。
これまでは外部の検査機関に出していたため月に数品しか調べられなかったのですが、
自前でできるようになったことで、給食のある日は毎日検査が可能になりました。

そこで先日、市民ネットの環境部会のメンバーとともに検査の様子を視察してきました。

場所は、郡本にある第一学校給食共同調理場内の一室。
こちらが、消費者庁から貸与されたNaIシンチレーションスペクトロメータ。ウクライナ製で、およそ130万円だそうです。


専任の検査員の方が、実際の手順を見せてくださいました。
食材は、エリンギ。まず、空間線量を測ります。


食材を細かく刻みます。

包丁の後は、スピードカッターを使ってなるべく細かくします。


1リットル容器に詰めた状態。
極力ムラや隙間がないよう詰めることが、誤差を防ぐためのポイントです。

機器に食材をセット。


20分ほどで、PCに結果が表示されます。


これはあくまでも簡易検査なのですが、ここで高い値が出た場合、改めて外部機関で精密検査を行うシステムになっているので、モニタリングには全く支障はありません。
ちなみに、これまでそのような例は一度もないということでした。

現在日本に流通している食材は、すべて国や県のモニタリング検査を経て「安全」とされているわけですが、安全がただの神話でしかなかった、という苦い経験を味わった私たちにとって、もはや「安全」と「安心」は全く別物。
特に幼い子供の口に入るものは、いくら安全と言われても親としては気になるところです。

市として可能な限りの安心を提供したいという今回の教育委員会の取り組みは、大いに評価したいと思います。

春隣

2013-02-20 | お知らせ
市民ネットの通信90号が完成し、ネットの仲間やボランティアの方々の手によって配布されています。
今朝は五井駅に立って配りましたが、寒かった~!

今回は新年最初の号ということで、一面に友子さんの一コマ漫画をどーんと掲載しました。
力作です♪


春の到来ももうすぐ。今日の寒さも、冬の名残りといったところでしょう。

障がい者の「働く」を応援 「わーくはぴねす農園」

2013-02-18 | 障がい者
15日、市議会定例会(3月議会)が開会しました。
定例会は、3月、6月、9月、12月ごろの年4回、3週間から4週間ほどにわたって開かれます。
今日は、通告締切日。本会議で質問しようとする議員が、それぞれ「こんなことを質問します」という項目を議長に提出します。

この通告、ホントに毎回悩むんですよね(^_^;)。今回も締め切りの5分前までバタバタと飛び回って、やっと提出しました。
私の質問日はおそらく3月7日です。
それまでの間、今度は原稿作成に頭を悩ませる日々が続きます。


そんなわけで、すっかり報告が遅れてしまいましたが、先日、企業向けの貸し農園「わーくはぴねす農園」へ、ネットのメンバーと視察してきました。



わーくはぴねす農園は、約2年前、(株)エスプールが市原市今富に立ち上げました。
ハウス内の区画を企業が借り、企業が雇った障がい者が各々の区画で働いています。
(株)エスプールは、ハウスや農業技術のノウハウ、障害者への福祉的な支援などを提供しています。
現在アパレル系、飲食系など9社と契約、知的障害を持つそれぞれの企業の社員の方が計21名働いています。

ハウス内。この通路に挟まれた列の端から端までが一区画です。

企業によって、栽培する作物は様々です。

こちらの農園では、障がい者が安定した職に就くまでの計画的な指導や支援(就労移行支援)も行っています。
丁寧に種まき中。「難しいけど、楽しいです」


私は議会質問で障害者の農業への就労について取り上げたことがあるのですが、
特別支援学校でせっかく農作業実習を受けても、いざ就労となると、農業分野での雇用の場はとても少ないのが現状です。
製造業などの単純労働よりも農作業で体を動かす仕事に就きたいと願う知的障がい者にとっては、このような形で就労の選択の場が広がるのは、とても素晴らしいことと思います。
また一方で、法定雇用率の問題もあって障がい者を雇用したいのだが、どんな仕事をしてもらったらよいかノウハウがなくて困っている、という企業にとっても、これは有難い仕組みです。

ところが現在、肝心の市原市の障がい者からの応募が思うように集まらないのだそうです。
新しい形態のビジネスモデルということもあるのでしょうか。受け入れられるまでにもう少し時間が必要なのかもしれません。

わーくはぴねす農園では、農場の指導員の皆さんも、働く障がい者の皆さんも、とても和やかで明るい雰囲気のなかで作業をしていました。
特に特別支援学校の生徒さんや保護者の方は、ぜひ一度見学に訪れてみてはいかがでしょうか。

写真はネット代表の桑田さんと(^^)

パパ、頑張って!

2013-02-10 | 日々のあれこれ
今日の新聞に、「おとうさんといっしょ」が4月から始まるという記事が載っていました。
あの「おかあさんといっしょ」のパパ版で、NHKがBSプレミアムで毎週日曜日に放送するそうです。

子育てに積極的に参加する男性を指す「イクメン」という言葉も、すっかり定着した感があります。
さまざまなイベントでも、子供を抱っこして参加するパパを多く見かけるのは当たり前の光景になりました。

しかしそれとは裏腹に、記事によると、残念ながら男性の育児休業取得は全く進んでいないようです。
厚労省の調査では、育児休暇を取得した男性はわずか2.6%。10%超のイギリスやドイツには遠く及びません。
その理由としては、休業中の収入減への不安はもちろんですが、「周りが誰も育休をとらない」「他の社員に迷惑がかかる」という、日本の会社の風土が制度以上に大きく関係しているようです。

先日、3月議会に向けた議案説明と来年度予算案の概要の説明が市からあったのですが、その席上で、来年度新たに「病児保育」事業を始めます、との話がありました。予算約900万円ナリ。

「病児保育」とは、病気の子供を預かって保育するものです。
市原市では、これまで「病後児保育」というものはありました。こちらは病気の回復期にある子どもです。
共働きの家庭をはじめ、一日も休めない働くシングルマザーにとって、子供の突然の病気は本当に困りますから、これらはとても有難い制度ですよね。

でも、私はスッキリと喜べなかった。病児保育は、未成熟な社会における緊急避難の制度だと思うのです。

欧米のように、男性も女性も子どもが病気で仕事を休むのは当たり前、その同僚の仕事をフォローするのも当たり前、取引先や顧客も担当の休暇を当然のように受け止める。そんな社会のバックアップ体制が整っていれば、病児保育の必要性はもっと低くなるでしょう。
日本の子育てファミリーにとって、世間の風はまだまだ冷たい。

だからこそ、日本のイクメンたちにはどんどん育児休暇を取ってほしいのです。
イクメンたちの勇気ある行動が、会社や社会を動かすことになるかもしれません。

「成長」にあえて背を向ける会社

2013-02-09 | 日々のあれこれ
かんてんぱぱ」ってご存知ですか?



寒天ゼリーの素のブランド名なんですが、
これ、お湯に溶いて型に入れて冷やすだけで、ものすご~くおいしい寒天スイーツができちゃうんです。

製造販売は、長野県伊那市に本社がある伊那食品工業株式会社。
長野県ではとてもポピュラーで、子供のいる家庭には、必ずかんてんぱぱが常備してある・・・筈です。
ノンカロリーの寒天は「日本一の長寿県」に貢献しています(笑)

ところで、先日代表取締役会長 塚越寛さんのインタビュー記事が、ある機関誌に載っていました。

「私は、会社の利益は健康な体の『ウンチである』と言うんです。健康な体なら必ず出る。それを目的にしている人はいないでしょう」

「会社も利益を目的にしてはいけません。体に行きわたらせなければいけない栄養をケチって、ウンチを多く出そうというのが今の大方の会社経営です。社員に分配したり社会に還元したりすることをやらずに、利益だけを出そうとしている」

「近江商人は『三方良し』と言いました。売り手も買い手も満足し、社会貢献できるのが良い商売。私はそれに環境に対する配慮とか日本の将来のためというのを一つ加えて『四方良し』と言ってます」

終身雇用の年功賃金。社員の半分は女性。高卒は地元採用。地域社会への投資も惜しまない。
それでいて、経常利益率は10%、自己資本比率は72%。48期連続増収増益・・・。
(これって、なかなか立派なんですってね。私にはよくわかりませんが(^_^;))
会長曰く、少しずつ成長する「年輪経営」なのだそうです。

売り上げが拡大して株価が上がっても、内部留保で海外に工場をつくることばかり考えている企業がはびこる今の日本。こんな会社がもっと増えるといいなあ。

今年の夏に帰省したら、伊那市の「かんてんぱぱガーデン」に行ってみようかな。

とりあえず、かんてんぱぱがまた食べたくなりました(笑)

講演会のお知らせです

2013-02-08 | お知らせ
16日(土)、いちはら市民ネットワークの総会をYOUホールで行います。
総会を手早く(笑)済ませた後に、一般社団法人 多摩市循環型エネルギー協議会の高森郁哉さんを講師に迎え、多摩ニュータウンで取り組む市民ファンド型太陽光発電事業についてお話をいただきます。
もちろん、講演会のみでも大歓迎ですので、どなたも気軽にご参加ください!講演会は14時半からです。

それから、もう一つ。
23日(土)には辰巳台公民館にて地域医療教室『小児に多い耳・鼻・のどの病気』が開かれます。講師は千葉労災病院のDr.です。
こちらは市原市が主催で、市の救急医療の実態や、イザという時のための病院へのかかり方についての説明も聞くことができます。
託児もありますので、子育て中の方もこの機会にぜひご参加ください(^^)/
いちはら医療教室

市議会の役割

2013-02-08 | お知らせ
京葉5市(市原、千葉、習志野、八千代、船橋)の議員合同研修会。

講師は、かつて「改革派」知事として鳥取県の公共事業の見直しや情報公開を推し進め、総務大臣として地方行政改革に取り組んだ、片山善博氏(慶應義塾大学法学部教授)。



もちろん知事時代から注目していましたが、
最近は朝の情報番組のコメンテーターとしての片山さんの理論的で問題の本質を見抜いた的確な発言にいつも共感を感じていていたので、直接お話が聞けるこの日をとても楽しみにしていました。

演題は、「市議会への期待とその役割」というものでしたが、期待以上でした!

例えば、退職金の減額をめぐる教員の駆け込み退職問題。
例えば、消防法の改正によるガソリンスタンドの相次ぐ閉鎖問題。

国の法律や方針が地方に下りてきたときに、現場でどんなことが起きるのか。
混乱が生じないよう、地域レベルで、当事者目線で、しっかりチェックするのが地方議会に与えられた使命。

改めて、責任の大きさと現場感覚の大切さを教えられました。

片山さんの著書を読んで、もう一度おさらいしようと思います。

大切な命を救うために

2013-02-05 | 健康・医療
一期生議員の会「撫子会」で、普通救命講習を受講しました。

伊佐議員、心肺蘇生法実技中。まずは心臓マッサージ。

これ、結構力が要るものですね。
市原市では、救急車が現場に到着までの平均時間は7.4分ということですから、その間ずっと続けるのはかなり重労働です。

人工呼吸。

私は最初これがなかなか思うようにできませんでした。。

小沢、AED(自動体外式除細動器 要するに、電気ショック)の実技中。

AEDはスイッチを入れると音声ガイドが流れるので、それに従えば誰でも簡単に操作することができます。電気ショックが必要かどうかもちゃんと機械が判断してくれるので、まったく心配ありません。

今度は二人体制で。
胸骨圧迫を続けながら、協力者に指示を出してAEDのパッドを張ってもらっています。


以前私が救急隊員の症例検討会を傍聴した時、「救急車が到着するまでの間に、バイスタンダー(居合わせた人)が応急手当てをしていたら助かったかもしれない・・・」という事例がいくつか報告されていました。
例えば、AEDを救急隊員が到着してから使用した場合の救命率は17%ですが、バイスタンダーが使用すれば38%に向上するというデータもあるそうです。
救急現場での一般市民の果たす役割って、自分たちが考えている以上にとても重要なんです。
とにかく、目の前で人が倒れていて心臓や呼吸が止まっていたら、ためらわないことですね。
119番通報をしたら勇気を出して一刻も早く心肺蘇生を施すことが、大切な命を救うことに繋がります。

市原市では、年間約二千人の市民が救命講習を受けています。近年は学校の授業での小中学生の受講者も増えてきました。
また、より手軽に多くの市民が受講できるように、WEB講習も始まりました。あらかじめ1時間のWEB講習を受けたのち、1か月以内に実技講習を受ければ、修了証が発行されます。

詳しくは、こちらです。
「応急手当Web講習」 
タブレットPCやスマートフォンでもOKです(^^)/

最後に、
私たちを指導してくださったのは、かわいらしい女性救急隊員の方でした。
約340名の消防局職員のうち、女性はたったの9名だそうです。
体力的なハンディがあっても、女性が必要とされる救急現場も多いはずです。
男性社会の中で果敢に業務に従事する彼女たちに、心からエールを送りたいと思います。

地域のチカラ

2013-02-02 | イベント
帝京平成大学千葉キャンパスにて開かれた、辰巳地区の地域福祉関係者による研修会に、初めて参加しました。



年1回行われているこの研修会、今年は25回目です。以前は泊りがけで行われていたこともあったほど、熱の入った取り組みです。
今回集まった人数も70名を優に超えていました。辰巳地区における福祉活動の層の厚さには、改めて驚かされました。

社会福祉協議会事務局長の平野さんの基調講演、そして参加者の事例発表と続き、お昼を挟んで7会場に分かれ、分科会。
高齢者支援のグループでは、毎年150名ずつ参加者が増加する敬老会の今後の在り方などが話し合われ、
児童生徒の健全育成のグループでは学校と地域の連携について、
その他、ボランティアの人材育成、地域防災など、それぞれの分科会のテーマに沿って話し合いが持たれたのち、全体会でその内容が発表されました。

私が参加した分科会は、子育て支援。代表で私が発表させていただきました。



辰巳台は、子育てサロン「SUKU・SUKU」など、乳幼児を抱えたお母さんの交流の場が市内でも先駆けて作られており、支援体制はすでにかなり充実しています。問題は、若いママたちに、如何に支援の情報を届けるか。
HPやSNSなどネットを活用したり、チラシを見やすく工夫するなど、孤立しがちなママへのアプローチ方法は工夫の余地がありそうです。

それにしても、
6年前まで辰巳台に住んでいて、子育ての辛さも楽しさも全て辰巳台で味わい、辰巳台の人々に支えられてきた私が、このような形でまたご縁が持てたということは、感慨深いものがありました。


辰巳台のように、
地域の福祉は行政だけではなく自分たちも担い手の中心になるのだ、という住民の熱い思いが、他の地域でも育っていけば、市原市の福祉はきっと怖いものなしになるはず、と確信した今日の研修会でした。

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