市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

リケジョにエール!

2014-01-31 | 日々のあれこれ
久々に、ワクワクするニュース。
新たな万能細胞「STAP細胞」を発見した研究チームのリーダーは、小保方晴子さんという30歳の若き女性研究者でした。
同じ(と言うのはだいぶ口幅ったいのですが)「リケジョ(理系女子)」のワタシとしては、もうこんなに嬉しいことはありません♪

研究成果のすごさは数々の報道の通り言うまでもないのですが、私が注目するのは何といっても小保方さんの女子力の高さ。このミスマッチが何とも言えません。
手の込んだ編みこみに艶々の巻き髪、白衣でなく割烹着、研究室のピンクの壁・・・実に魅力的なキャラクターですね。
一般的に、実験というのはかなり地味で過酷な作業で、化粧は邪魔だし、ファッションに気を使ってもどうせ上に白衣を着てしまうしで、どうしてもオシャレと遠藤くなりがちなんです(実際私もそうでした・・・)。
ところが、小保方さんはそんなリケジョのイメージをいい意味で覆してくれました。
彼女に憧れ、研究職を目指す女子学生が増えることは間違いないでしょうし、多くの女性研究者に勇気を与えたという意味でのインパクトは、万能細胞に匹敵するほど大きいのではと、個人的に感じているところです(^^)。

(問)これまでの日々を振り返って
やめてやると思った日も、泣き明かした夜も数知れないですが、今日一日、明日一日だけ頑張ろうと思ってやっていたら、5年が過ぎていました

(問)「細胞の初期化」という仕組みについて
単細胞生物にストレスがかかると胞子になったりするように、私たちの細胞も、ストレスがかかると何とかして生き延びようとするメカニズムが働くのではないか。そういうロマンを見ています

日本の若きリケジョのミューズ登場に、最大限の拍手を送りたいと思います。


写真は、先日市民会館の小ホールで開かれた、平成25年度「夢プラン21」発表会。


「夢プラン21」とは、中学生が各々の地域と関わりながら自分たちの夢を実現するという活動に対する補助事業です。
当日は、各学校の代表生徒たちが、その取り組みと成果について様々に工夫を凝らしたステージ発表を行い、合間には写真のようなシンポジウムも開かれました。

学校や生徒の個性がよく表れていて、とても見ごたえがありました。
若者の夢を後押しする社会の実現は、私たち大人の責任ですね(^^)。

救急現場と謎解き

2014-01-29 | 健康・医療
昨日傍聴した救急症例検討会
今回は残念ながら都合で途中退席したため、7つの事例発表のうち2例のみでしたが、とても興味深く聞かせてもらいました。

一つは、自宅トイレで早産してしまった事例。救急隊員が黒紫色になってしまった赤ちゃんを掌に載せて一生懸命心臓マッサージをしたのですが、残念ながら息を吹き返すことはありませんでした。

もう一つは、自宅の2階から転落して意識を失った事例。同時にドクターヘリが出動し、白幡小学校で救急車から引き継がれました。後の検査でクモ膜下出血という事がわかりました。
この時、アドバイザーのドクターから、
「このクモ膜下出血は内因性か?外因性か?」(つまり、脳内出血が先に起こって意識を失ったために階段から落ちたのか、それとも階段から落ちて頭を打ったために出血が起こったのか、ということ)
という問題提起があり、一同考え込む場面がありました。探偵の謎解きのようで面白かったです(^^)

けれどもよく考えてみれば、救急現場はまさに謎解きの連続です。
救急隊員もドクターも、周囲の状況や立会人の証言、傷病者のサインなどのわずかな手がかりから、素早く推理をして判断を下さなければならないのですから・・・。
そして、救急現場はその一瞬の判断が命に直結します。
だからこそ、こうして毎回事例検討を行い研鑽を積むのですが、当然のことながら全く同じ現場に会うことなどあり得ないわけです。毎回新たな課題にぶつかるのです。
救急業務は本当に苛酷だと、つくづく感じました。


写真は、本文とは関係ありません。突然すみません(^_^;)
長男がお世話になっている社会福祉法人が盛大に開いてくださった成人を祝う会にて。会場は海浜幕張のホテルでした。

相変わらずカメラに目線を合わせてくれません・・・。

小林カツ代さんのこと

2014-01-28 | 日々のあれこれ
ついさっき、TVのニュース番組で、料理研究家の小林カツ代さんが23日に亡くなっていたという事を知りました。
200冊もの著書や数多くのTV出演などで知られ、最も人気のある料理研究家のお一人だと思います。
実は私はカツ代さんのレシピが大好きで、著書も20冊以上は持っています。
純粋なレシピ本だけではなくて、料理や育児、暮らしにまつわるエッセイもすごく味があるんです。
特に育児に関するエッセイは、カツ代さん自身の子育てエピソードもまじえ、説得力抜群。私も子育て時代にはカツ代さんの本を何度も読み返してはお手本にしたものでした。

私はわが子たちに、とにかく何でも目で見せます。・・・たとえば、台所でニンジンを切ったりゆでたりするときでも、『ちょっと見てごらーん、ニンジンって皮をむくともっときれいなオレンジ色なのよォ』とか、『ゆでたらほら、もっともっときれいな色になるでしょ?』とか、ときには抱き上げてあげておなべの中までのぞかせたりします」(「いただきまーす」より)

うちでは、たら子や塩ザケを子供に食べさせるときは、たいていはゆでます。・・・塩分もほどよく抜けて口当たりも良く、なかなかにいいのですよ。凍ったままをいきなり熱湯に入れてゆでて大丈夫です」(「ママおかわりっ」より)

女の人が料理に手を抜き始めたといわれて久しいのに、相も変わらず料理の基礎はこむつかしい。・・・女の人が変わってきているのと同じくらいの勢いで素材も変わってきているのです。・・・古い料理法のみを『料理の基礎』ととらわれず、忙しさの中からの料理法の方がむしろ今の素材にばちっと合い、料理が手早く作れ、そして美味しいことを早く発見してほしい」(「急げや急げ料理の基礎とコツ」より)

料理教室などで生徒さんたちを見ていて、いつもおしいなあと思う事の一つ。鶏の皮の焼き方が、かなり足りないんです。・・・鶏の皮は濃いめのきつね色に、パリッとした状態まで、良く焼いたものが美味しい」(「美味しい料理のカンどころ」より)

あくまでも家庭料理、それも、子育て真っ最中のお母さんとか、働く女性が急いでうちに帰ってご飯の支度をするとか、そういった等身大の現代女性たちが日々頭を悩ませている献立・調理を、如何に段取り良く、手間なく、美味しく、楽しくこなすか・・・ということに徹底的にこだわった、その分野では草分けのような存在であったと思います。
お元気でいらしたら、今度は「お年寄りのための料理」「男性のための料理」なんていう分野でも名レシピを生み出して下さっていたかもしれないと思うと、本当に残念です。

心からご冥福をお祈りいたします。

認知症になっても安心して暮らせるまちへ

2014-01-27 | 高齢者
まずは、お知らせです(^O^)/

これまで何回かブログでもご紹介してきた観光ボランティア「かずさのくに国府探検会」。
先日行われたガイドの模様が、あいチャンネルで紹介されています。
*「あいチャンネル・トピックス」 1月24日(金)~30日(木) 時間は毎日12:00/17:00/22:00。

因みに、その時の様子を綴ったブログはこちらです ⇒ 「幻のかずさ国府を訪ねて



そしてこちらの写真は、先日開かれた「市原市認知症対策連絡協議会(市認協)」の第3回目の会合にて。


市認協は、医療・介護に携わる専門家、行政、市民が参加して、認知症に関する地域課題を共有、対策を協議するために設立された団体です。
設立総会の模様はこちらをご覧ください(^^) 「キーワードは連携 市原市認知症対策連絡協議会 発足!」

この日は初めに市原警察署生活安全課の田村課長からお話がありました。
昨年の市内の振り込め詐欺は17件。昔の「振り込み型」から現在は「手渡し型」が多くなってきているのだそうです。
そして、認知症のお年寄りの徘徊に関しては、
まず「家族である程度探してから・・・」などと考えず、いなくなったことに気づいたら即警察に連絡すること。
その時、服装の特徴を聞かれるので、普段からわかりやすい目立つ服装を心掛けておくとベター。
そして、「道がわからなくなったら、コンビニに助けを求めて」とあらかじめご本人に繰り返し教えておくといいのだそうです。

その後、地域部会(主に市民や当事者家族)、サービス部会(サービス事業者)、施設部会(施設事業者)、医療部会(医療関係者)の計4つの部会に分かれての話し合いが行われ、各々の内容がその後の全体会で発表されました。

ほんの一例ですが、地域部会では、民間事業者による高齢者見守りシステムを作りたい、という構想が話し合われました。
民間の事業者とは、例えば銀行、郵便配達、ガソリンスタンド、コンビニ、新聞配達、宅配などなど・・・。
こんな風に、地域に関わる人々の目が多ければ多いほど、当事者や家族には心強いですよね。
もちろん、個人情報保護の関係もあるので、協定を結ぶなど行政の関わりも重要です。

それから最後に、「認知症の方が気軽に集まれる場所が欲しい」というメンバーの熱い想いが形となった「カフェ かさね」のオープンまでの苦労話が発表されました。
語らう事で心をかさね、ふれ合う事で夢をかさね、共に過ごす事で時をかさね、集う事でつながりをかさね、たくさんの笑顔をかさねたい
そんな夢を乗せた「カフェ かさね」のオープンは、いよいよ2月11日です。

40年の歩み

2014-01-26 | イベント
この1週間でインフルエンザの患者数が急増、流行が本格化してきたようですね。
国立感染研究所によると、千葉県は現在黄色信号・注意報レベルにあるようです。
対策としては、うがい・手洗い・人込みを避ける等々がよく言われていますが、私は何といっても「ウイルスが体の中に入っても発症しない身体づくり」が大事だと思っています。抵抗力が落ちないように、ストレスは極力少なく、無理のない毎日を送りたいものです・・・が、そうもいかないのが現代人の辛さですかね(^_^;)。
今日も、風邪で鼻水をすすりながらいくつかのイベントや学習会に参加しました。


そのうちの一つ、「千葉土建一般労働組合市原支部 40周年記念式典


社会経済状況の変化の波にもまれながら、組合員の仕事と暮らしを守り支える運動を続けてこられた40年。震災復興支援にも積極的に取り組み、市と防災協定を結ぶなど、地域貢献でも大きな役割を果たしています。
また、同じ女性の立場として、私は女性組合員や組合員家族(主婦の会)の力も、決して忘れてはならないと思いました。


さて、もう一つ。
こちらはサンプラザ市原で開かれたセミナー「子供たちに支えられて40年!~あなたの命が大切~」。
講師は島野にある児童養護施設平和園」元理事の星鏡子さんです。
開始10分前に会場についてビックリ!ほとんど満席状態。



県内に17カ所ある児童養護施設のうちの一つである平和園では、様々な理由で親元を離れた2歳から18歳までの子ども30人が生活しています。



星さんは、子ども一人一人の意思を尊重して本物の親以上に親として愛情を注いでこられたエピソードの数々や、毎年夏に市民会館で開かれる子供たち手作りのコンサートの模様のDVDなどを、情感あふれる独特の語り口で紹介して下さいました。
DVDでは、明るく屈託のない子供たちの笑顔がとても印象的でした。

星さんとのツーショット。「講演ではあまり話さなかったけど、職員の苦労話も山ほどあるのよ・・・」と星さん。


そしてこちらはオマケの超ラッキーショット!
会場にいらっしゃっていた小説家の遠山あき先生を囲んで。

左から、今日の講演会の主催者である「男女共同参画社会を進める市民の会」の羽鳥さん、私、遠山先生、市民ネット代表桑田さん です。

大正6年生まれ、今年なんと97歳になられる遠山先生は本当にお元気でしっかりしてらっしゃって、私を何度も見上げて、
「ま~あなた背が高いわね~、すごいわね~、見上げるようだわね~」
とたいそう感激(?)して下さいました(^_^;)。

あの~、、この写真ではまるで大女のように見えますが、これでも私、身長は166センチなんですよ。
現代女性としては、こんなものかなーと思うんですが・・・。

認知症と車の運転

2014-01-22 | 高齢者
昨年から、介護認定審査会の委員をしています。
医師、薬剤師、看護師などの専門職4名一組でチームを作り、月に2回、平均35件ほどの個別ケースを検討し、介護度の最終判定を下すという、重い役目です。

当然のことなのですが、対象者の名前は伏せられているものの、お一人おひとりの日常生活の様子や家族関係、性格などが細かく書かれた資料を目にするわけで、
そこから高齢者の生活実態が垣間見られ、考えさせられることが多々あります。

以前審査をして気になったのが、認知症を患っているにもかかわらず車の運転を止めず、事故を繰り返しているというケース。
これは社会問題にもなっていますね。

ある大学の調査によると、認知症患者の11%の人が診断後も運転をやめず、そのうち16%が人身事故や物損事故を起こしていたのだそうです。また、高速道路での逆走の約7割が65歳以上の運転者で、うち認知症が疑われるケースが約4割にのぼったという警察庁のデータもあるようです。

家族がいる場合、運転を止めさせるよう説得できればいいのですが、本人にはその自覚がなく運転したいと言い張ってやめてくれない、と悩むケースも少なくないようですし、ましてや一人暮らしではその歯止めも効きません。
医師をはじめ、サポートする周囲の人たちの働きかけがとても大事ですね。家族の言うことは聞かなくても、医師の言う事ならば聞く、ということも多いようですし・・・。
また、自治体ごとに免許返納者に対するサポート制度を設けていますので、調べておくとよいと思います。
市原市については以前ブログで紹介しましたので、ご参考まで(^^)。
運運転免許を返納したお年寄りにお得な制度

分かってはいるけど車がないと生活に支障をきたしてしまう、すぐそこまでだからとついハンドルを握ってしまう、という理由もわからないではないのですが、重大な事故を起こしてからでは取り返しがつきません。
裁判では、責任能力がなければ罪に問われないのですが、高齢者の場合、運転をしていたという事実だけで、責任能力ありとみなされる可能性が高いのだそうです・・・。

ちなみに現在、75歳以上の高齢者の運転免許更新には認知機能検査が導入されていて、その結果に基づいた高齢者講習を受けなければなりませんし、信号無視や一時不停止など一定の基準行為があった場合、専門医による臨時適性検査を経て認知症と診断されれば免許を取り消されることになっています。


写真は市原商工会議所主催の新春賀詞交歓会にて。



榊原会頭、三橋副市長、伊佐議員と

「指定廃棄物」の最終処分場について

2014-01-21 | 環境
昨日、福島の原発事故によって発生した、高濃度(8000Bq/1kg以上)の放射性物質を含む焼却灰など(指定廃棄物)の最終処分場の建設について、宮城県で自治体の首長と環境省との会議が開かれ、その席で初めて3か所の候補地が提示されました。名指しされた栗原市、大和町、加美町の3市町長は反発、国への不信感をあらわにしています。

宮城県の他には、茨城・栃木・群馬、そして千葉県にも最終処分場を新設することが決まっているのですが、候補地の選定手順は県ごとに決めるとされていて、実は千葉県も、宮城県のような環境省主導の市町村長会議が進められているところです。これまでに、昨年の4月、6月、そして今年に入って今月9日の、計3回開かれました。
現在、県内で発生した指定廃棄物は、手賀沼終末処理場(我孫子市)で一時的に保管されています。しかし、この措置は来年度末までという協定が交わされているので、千葉県も来年度早々には候補地が提示される可能性が大でしょう。

そこで、これまでの会議の中身に関して市の担当課に尋ねてみたのですが、国からの説明のみでまだほとんど議論には至っていない、ということでした。
市原市は選定手順に関してどのような意見を持っているのか、もし候補地になったらどのような方向性を打ち出すのか・・・。
ここのところが肝心かと思うのですが、現段階では分かりませんでした。今後の成り行きが気になります。


さて、今日は今年初のキャラバン隊いちょう公演、対象は八幡中学校1年生の皆さんです。



音がうるさいために途中で暖房が切られ、深々と冷え込む体育館の床に座ること1時間以上。
最初から最後まで、生徒の皆さんはよく集中して参加してくれました!感謝!

戦争の惨禍を繰り返さないで

2014-01-20 | 平和
沖縄県の名護市長選挙で、稲嶺進氏が再選されました。
名護市民は、普天間飛行場の辺野古への移設に、はっきりとNOの意思を示しました。
現政権がお金をちらつかせても屈しなかった市民の想いは、やはり強かった・・・。

ちょうど昨日の伊藤真さんの講演会では、昨日のブログには書かなかったのですが、戦争や軍隊に関する実例や写真がいくつか紹介されました。

そのうちの一つが、これ。


小学校のグランドすれすれに、米軍機が爆音を立てて通り過ぎています。
ある調査では、45分間の授業中、10回以上も爆音のために授業が中断されていたのだそうです。

それから、こんな写真も。


米軍のパラシュート降下訓練で、トレーラーが落ちてきて小学生の女の子が母親の目の前で圧死した事件。昭和40年のことです。
パラシュート訓練って、人だけではないんですね。突然頭上にトレーラーが降ってくるなんて、よもや思いもしなかったでしょうに・・・。

さらに、ドイツのアウシュビッツで殺されたユダヤ人の髪の毛が毛布の材料に使われていた話、
そして大日本帝国陸軍の731部隊で行われていた、捕虜に対する人体実験の話。
捕虜の事を「マルタ(丸太)」と呼び、防疫や生物兵器開発のためとして生きたまま実験を行っていたという事実、
昔「悪魔の飽食」を読んで衝撃を受けたときの想いが蘇りました。

戦争とは、人が人でなくなり、丸太=モノになることなのですね。

「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうに(日本国憲法前文)」するために、
特に若い人には自分の事として社会に関心を持ってもらいたいと思います。
伊藤先生も、
戦争は、祖父の代が決め、親父の代が命令し、子の代が殺される
とおっしゃっていましたよ・・・。

そこで最後の写真は、
ちばレボ(選挙で千葉を変えたい市民の会)』が今月9日に千葉市内のカフェを借りて行った「ちばレボcafe」。
「議員の仕事って何だろう?」というお題で、現職市議3人からいろいろと話を聞いちゃえ!と老若男女が集まり、お茶しながらの和やかな会となりました。
こんな活動が、大きなウェーブになるといいのですが・・・。


自民党の改憲草案を考える

2014-01-19 | お知らせ
千葉市文化センターで開かれたシンポジウム「私たちの暮らしと憲法



第2部の講演会、これは本当に素晴らしかった!会場全体が引き込まれていました。



講師は弁護士の伊藤真さん、演題は「自民党の改憲案で何が変わるか」。
法律資格の受験指導校、「伊藤塾」で、カリスマ講師として不動の地位を確立。
また、「憲法を知ってしまった者の責任」から、日本国憲法の理念を伝える伝道師として、講演・執筆活動を精力的に行っています。

伊藤先生が講演で最も強調されていたのは、「立憲主義」という憲法の理念です。

私たちが学生の頃に教わった日本国憲法の基本原理、「国民主権」「基本的人権の尊重」「恒久的平和主義」。
立憲主義」は、これら基本原理の基盤となるものです。
しかし、この最も大事であるはずの憲法の理念を、なぜか私たちはほとんど教わってきませんでした。

国家権力に対して憲法が歯止めをかけることで国民の人権を守る、という考え方が「立憲主義」です。
「法律」は、国民が国家権力によって制約を受けるものですが、「憲法」は全くその逆。国家権力が国民から制約を受けるためのものなです。
従って、憲法は法律の親分などではなく、全くの別物なのです。

そのことをきちんと理解したうえで、改めて自民党が発表している改憲草案を眺めてみましょう。
草案では、なんと新たに10項目の義務を「国民に」課しています。伊藤先生の資料から、全部あげてみますね。

・国防の義務
・日の丸・君が代を尊重する義務
・領土・資源を確保する義務
・公益および秩序服従の義務
・個人情報不正取得などの禁止義務
・家族助けあいの義務
・環境保全の義務
・地方自治負担分担義務
・緊急事態支持服従の義務
・憲法尊重擁護の義務

・・・どうでしょう?
すご~く息苦しい国になると思いませんか?
何よりそれ以前に、立憲主義が完全に無視されています。
安倍政権は国民の多くの支持を得て誕生しましたが、この草案に納得する国民は、はたしてどのくらいいるのでしょうか。

伊藤先生は、憲法を理解し、改悪を阻止するために必要なのは、「想像力(イマジネーション)」だと、最後に強調されました。
権力の危険性へのイマジネーション、戦争の悲惨さへのイマジネーション、自分が社会的弱者になった時のイマジネーション。
皆さんも、ぜひ立ち止まって考えていただきたいと思います。

世の中には、経済の発展よりも優先しなければならないことがあるはず。そして日本には、軍事力を使わずとも平和貢献できる素養があるはず。
私はそう信じています。


それにしても、
伊藤先生の「伝える力」のレベルは、まさに神がかり的でした。
人は、判断力の欠如で結婚し、忍耐力の欠如で離婚し、記憶力の欠如で再婚する
こんな余談で会場を和ませるテクニックも、さすがカリスマ講師です(^^)。

スマートな外見も、実直なその話し方も、まるで俳優の及川光博そっくり~!・・・とずっと思いながら聞いていた私です・・・スミマセン(^_^;)

新春夢舞台

2014-01-19 | イベント
今朝はとうとう市原市周辺にも雪がちらつきましたね!
センター試験ということもあって(実は、うちのボンヤリ次男も受験生です(^_^;))不安になりましたが、ほどなく止んでホッとしました。

午後の青空のもと、上総更科公園で行われたイベント
上総いちはら銀杏山鉾・七重の塔山車 お披露目巡行祭り

更級日記の旅立ち行列


五井駅前東土地区画整理組合寄贈の、高さ10メートルの山鉾と上総国分寺の7重の塔を模した山車の巡行


源頼朝の武者行列に参加されたMさん。
何と、甲冑はご自分で紙で作られたというから驚きです。

近くに寄って目を凝らしても、本物としか思えない出来栄え!!

皆さんの応援が励みになっています


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