市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

市民ネットワーク千葉県 定期総会

2012-01-29 | イベント
市民ネットワーク千葉県第19回定期総会&新年交流会が、千葉市の京葉銀行文化プラザで開かれました。

野田、柏、木更津、袖ケ浦、佐倉、市原、船橋、四街道、市川、千葉6区
それぞれの市区ネットから、100名あまりの代議員が集まりました。

総会の進行役は、不肖ワタクシが務めさせていただきました。。


今回の総会では、重要な規則の改正が承認されました。

一つは、代理人(議員)の任期について。

今まで、特別な要件を満たさない限り3期目は認められなかったものが、今回の改正により、各市ネットの運営委員会の承認を経れば3期(12年)まで可となりました。
市民ネットの議員は、二期でローテーションすることで、慣れ合いを断ち切り、議会にかかわる人材を増やしていくということを大きな理念として掲げてきました。
しかし、昨年の選挙では新人候補がなかなか見つからず、擁立が遅れて敗北を喫したネットが続出しました。
支持者の間からも、二期8年務めてこれからという時に交代してしまうのは、いかにももったいないという声が、多く聞かれていました。
今回の改正は、それらの背景を踏まえて長い間議論に議論を重ねてやっと実現したものです。

私個人としても、今の実情に即した自然な流れで、良い方向になったと思っています。

もう一つは、議員の手当てについて。

これまで、手取り年棒の上限額は一般市議と政令市議で違っていましたが、今回の改正で同額となりました。
総会に初めて参加した市原ネットの支持者の皆さまが、今回年棒額を初めて知って、
「たったこれだけなの?」とたいそうびっくりされていました(^_^;)

議事審議は心配されていたよりもサクサクと進み、2月に市議会議員選挙を控えたよつかいどうネットのアピールで、総会は終了となりました。


初めての司会という大役も、ぎこちないながらもなんとか勤め上げることができて、ホッとしました。


引き続いて行われた新年交流会。


総会の打ち合わせでお昼を食べ損ねていたわたくし、緊張からも解放され、お腹がペコペコでした。
ところが、最初に何人かの方と談笑をしてからおもむろにお料理のテーブルに行ったところ、何と何と、すでにどのお皿も空っぽ!
大ショックでした・・・。

写真は、いちはら市民ネットの仲間たち。


みなさま、長時間お疲れ様でした!

農業で地域再生!

2012-01-28 | お知らせ
昨日は、経済環境常任委員会の視察でした。

まずは、君津市にある管理型産業廃棄物最終処分場、新井総合施設(株)君津環境整備センター。
こちらへは、昨年の10月にも市民ネットのメンバーらと視察に訪れました。
http://blog.goo.ne.jp/wa-tika-ro/e/b8ca01d10b6db78a393d2c693ee43146

その時の写真が、こちら。


そして、昨日同じ場所から撮った写真は、こちら。


フレコンバッグが積んであった高さ以上に、完全に埋立てが進んでいます。
こちらの第一期埋立地107万㎥は、再来年で満杯になってしまいます。
現在掘削工事中の第二期埋立地93万㎥は、H38年まで埋立てできる予定だそうです。

そして、新たに増設される浸出水の処理施設には、「RO膜」という高分子膜を使ったフィルターを採用し、ウイルスや塩分も取り除くことができるようになるとのこと。
8層の遮水シート、漏水検知システム、情報公開など、地域や環境に非常に気を使われているということがよくわかりました。
帰りの車の中では、皆口々に
「あんなに安全管理に投資をしても、産廃処理業って儲かるものなんだね・・・」
と言ってため息を漏らしていました(^_^;)

しかし、
埋立て完了後も「水処理をしなくても浸出水を放流できるようになる20~30年後まで」はしっかり管理するとのことでしたが、
その先はどうなるのか、放射能汚染の影響もあわせ、やはり私は不安をぬぐいきれませんでした。



さて、次に向かったのは農業生産法人(株)千葉農産。
近年県内に増加している耕作放棄地や遊休地。これらを借り上げ、次々に農地として甦らせています。
現在、富津市を拠点に、木更津市、袖ケ浦市、君津市、いすみ市などに約200ヘクタールを有し、従業員は45名。
社長の白石さんに何か所か案内していただきました。

こちらは、「耕す 木更津農場」。

もともとは約20年前に閉鎖された牧場跡地で、荒れ放題だったのだそうです。
この建物は、牛舎だったようです。若い従業員が大根を洗っていました。


卵の選別。本当に若者が多い!


トマトのハウス栽培。袋で栽培するんですね。この方が管理がラクなのだそうです。


千葉農産では、野菜の残渣などを原料に堆肥をつくり、化学肥料に頼らない「有機性循環型農業」を行っています。
それが収穫物の価値を高め、販路の拡大にもつながっているようです。

こちらでは、海藻から微生物を育てているのだそうです。

中をのぞくと、、

ブクブクと発酵中!

他にも竹粉を利用するなど、有機肥料や酵素の開発に積極的に取り組んでいます。

従業員に若者が多かったのがとても新鮮な印象を受けました。新規就農者への支援にもとても力を入れているのだそうです。
全く農業の経験がない若者たちが全国各地から集まり、ここで一から経験を積んでいます。

また、
3年前には「福祉部」を設け、障がい者を積極的に採用しています。
発達障がい者が学ぶ東京のNPO法人「翔和学園」と提携し、農業体験の受け入れも行っています。
東京からは、アクアラインを通ればあっという間です。この日も、翔和学園の生徒さんたちが一生懸命荒地の開墾作業をしていました。私たちの問いかけに、「楽しいで~す!」と元気よく答えてくれました。

夏には、ここで農業体験キャンプも開かれました。


白石社長の実家は、富津市で10代以上続く農家でしたが、本人はなぜか造園業の道へ。
ところが、バブル崩壊のあおりで会社が倒産し、心機一転家業を継ぐこととなりました。

将来は、子供が農業や農村にふれあえる「森の中の幼稚園」や、地域おこしのテーマパークのような「農業公園」、「体験型農園」なども開かれる予定です。
農業を通して大地と人とのつながりを再生していく白石社長のプロジェクトは、どんどん広がりを見せています。
これからの農業の理想形を見せられた思いがしました。

「市原市からもお呼びがかかれば、いつでもお受けしますよ」との頼もしいお言葉もいただきました。
わが市も例外なく耕作放棄地には頭を痛めています。再生農地での農業に障がい者やニートの就労を結びつけられたら、素晴らしいでしょうね。
行政が間に立ってマッチングするようなシステムができればいいのにな・・・などと、いろいろと思いを巡らせながら帰途につきました。

写真は、キャンプ場に張られたテントの前にて、宮国議員、菊岡委員長と。

菊岡委員長はじめ委員会の皆さま、事務局の皆さま、丸一日お疲れ様でした!


医療現場に足を運ぶ

2012-01-26 | 日々のあれこれ
今日は、
山本さんが属する会派の県議4名に、市民ネット千葉県の市議らが加わっての総勢8名で、
千葉市内にある県の医療施設4ヵ所を視察してきました。

精神科医療センター、
救急医療センター、
がんセンター、
千葉リハビリテーションセンター。

いずれも各分野において県内で基幹的な役割を果たしています。
従って、お隣の市原市の医療環境にも大きな影響を与えています。

4ヵ所に共通して抱えている問題として、
開設してから30~40年と年月が経っているため、建て替えを必要としているということが挙げられます。
理由は、建物の老朽化ももちろんあるのですが、開設当初から大きく変化している現在の医療現場の実態に、建物構造がそぐわなくなってきているという事情もあるようです。

その他、各施設ごとの視察内容は、一か所ずつまた改めてご報告しますね。
なにしろ、いずれも非常に充実した内容だったので・・・。

でも、4ヵ所回るにはちょっと時間が足りなかったようです。それこそ駆け足の視察でした。
お昼も10分で慌ててかきこみ、次に移動でした。

明日も一日視察です。
君津・富津方面に行ってきます(^^)/

ガンバレ女性たち!

2012-01-25 | 日々のあれこれ
今日は、姉崎公民館にて議会報告をかねた地域懇話会。

議会が終わるたびに、市民ネット3人の議員が地域に出向き、議会や県政市政の報告をしています。
といっても堅苦しさは全くなく、お茶を飲みながらのおしゃべり会といった感じです。
集まった地元の皆さんからは、毎回さまざまな情報や要望が飛び出します。
かえってこちらの方が教わることが多いものです。


今回も、
介護をしている家族の話、
敬老会のありかた、
河川整備活動の実態と課題、
市民ギャラリーのスペースに対する要望 etc・・・
たくさんのご意見をいただきました。

つい先日、大津市で女性最年少市長が誕生したことから、
「市原の女性議員もガンバレ!市民ネットに期待してますよ!」
という嬉しいエールもいただきました。

う~ん、頑張らねば(^^)


明日は県立病院4か所を一日かけて視察してきます。ものすご~く楽しみです。
しっかり勉強してきます♪

女子会でリフレッシュ

2012-01-23 | 日々のあれこれ
「今夜は雪が積もるかも♪」と言って、
中二の三男坊がさっきまで頻繁に窓を開けたり閉めたりして外を気にしていました。
いつまでたっても幼稚園児みたいです^_^;



ところで、先日ブログに書いたTPPがらみの混合診療について、ちょうど今日の千葉日報の一面に記事が載っていましたね。
(ブログはこちら→http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=ab957ab03c2acd5c4a7585129c915982)

米政府が日本に、TPPで混合診療の解禁は求めないと非公式に伝えたそうです。
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012012201001643.html

でも、どうも油断できない・・・。
米国は、TPPに限らず今までも日本の医療市場への参入を虎視眈々と狙っていましたから。
これからも何らかの形で圧力をかけてくることは否定できません。


********


さて、本日AMは事務所にて「暮らしの中の放射能を考える会」に出席。
今年の4月に施行される食品管理の新しい基準についてなど、最新の情報を皆で共有しました。

リーダーのYさんが用意してくださった資料が、とってもわかりやすかった!
自分の頭の中にバラバラにおかれていた知識のカケラが、きちんと集められて整理された気がしました。
Yさん、これからもよろしくお願いします(^^)



お昼は、キャラバン隊の仲間たちとファミレスでランチ。

実は今日は鶴舞小学校での公演が予定されていたのですが、インフルエンザの影響でドタキャンとなってしまったのです。
でも、そのおかげで久しぶりに皆でゆっくりとおしゃべりをする時間を持つことがことができました。
普段はみんな忙しくて、こういう機会がほとんど無いんですよね。いい気分転換になりました。

しかし、来る2月1日、今度は八幡中学校での公演が迫っています。
「オザワさん、台本急いで書いてね」と言われ、現実に戻りました。

本番まであと10日足らず!

頑張って仕上げなくちゃ・・・

雨の日に

2012-01-22 | お知らせ
ここ二、三日、雨が断続的に降っています。
千葉県は真冬でもほとんど雪の心配をしなくていいので、ありがたいことです。

今日の午前中は、桑田さんと姉崎や青葉台方面の支持者の方々のお宅を訪ねました。
目的は、25日に姉崎公民館で開催する議会報告会(おしゃべり会)を案内することだったのですが、
住民の皆さんと直接ふれあっての何気ない会話も、地域の課題を把握するための欠かせない活動です。

午後1時半、姉崎から戻ったその足で急いでYOUホールへ。
映画「ふるさとがえり」の鑑賞会に参加しました。
この映画は、「映画で心を一つに」を合言葉に、岐阜県恵那市で制作された「市民参加型映画」で、制作のあらゆる過程に地域住民が主体的にかかわっています。
地方の小さな村を舞台に、消防団の活動を軸にして、故郷とは、地域の絆とは、そして人生とは何か、と問いかけるようなストーリーでした。

映画の中に、行方不明になった一人暮らしのお年寄りを消防団員たちが必死で探す、という場面がありました。

ちょうど昨日、辰巳台の地域包括支援センター(高齢者の相談センター)に行き、高齢者支援の現状と課題をうかがってきたところです。
「最近は地域のつながりどころか血縁のつながりも薄くなってきている」
「一人暮らしの高齢者が倒れて動けなっても誰も手を差し伸べず、どこにも行き場がないといったような、困難な事例がとても多い」
との職員のお話が印象に残っていました。

社会の「つながり」の大切さと難しさを、改めて考させられました。

TPP参加と混合診療の自由化

2012-01-21 | 健康・医療
政府は年明け早々、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉国との事前協議に入っています。
まずは、ベトナムとブルネイに代表団を派遣しました。
交渉参加に向けて、どんどん動き出していますね。

TPPというと、とかく関税や農業が話題の中心となっていますが、実はそれだけではありません。
労働力、環境、食の安全、公共サービスと、私たちの暮らしのさまざまな分野に影響を及ぼします。

そのなかでも、とりわけ私が注目するのは医療分野。
「TPP参加が混合診療の自由化につながり、国民皆保険制度が崩壊する恐れがある」と、日本医師会や日本薬剤師会等はTPP参加に反対の立場をとっています。

「混合診療」とは?

「健康保険でまかなえる診療」と「保険がきかない自由診療」を併用すること。
現在日本では、原則禁止されています。

たとえば、保険がきく癌の切除手術を受け、その後、国内未承認の抗癌剤での治療を希望した場合、
混合診療はできませんから、本来保険がきくはずの手術の治療も、全額自費となってしまうのです。

じゃあ、混合診療が自由化されたほうがいいじゃない?
・・・と一瞬思ってしまいますが、そう単純ではありません。

国民皆保険制度は「すべての国民(被保険者)に、すべての必要かつ質の高い医療を」保障するという前提に立っています。
もし混合診療が解禁されれば、これまでのように「新しい医療技術や新薬を、保険にいち早く取り込んでいく」という必要性が薄れてしまいます。
従って、公的な保険診療は必要最低限に抑えられ、その他の医療は自由診療にして、お金がある方はそちらもどうぞ、となってしまうのです。

医療格差は患者側だけにとどまりません。
医療機関側も、外国資本の参入などにより、もうかる自由診療を経営の主体とするところが増えるでしょう。

こうして、国民皆保険制度の崩壊につながっていくのです。

そうは言っても、
「保険財源はひっ迫してるんだから、保険診療は必要最低限でいいんじゃない?必要な人だけが自費で高度な治療を受ければ」という考え方もあるでしょう。

いずれにしても、医療ひとつとってもこれだけの影響が考えられるTPP問題。
にもかかわらず国民への説明はほとんどなく、どんどん進められようとしています。
野田首相は、「世界に誇る日本の医療制度、伝統文化、美しい農村は断固として守り抜く」としていますが、、
そもそも、自国の制度よりも多国間とのルールを優先させるのがTPP。
押し切られてしまう可能性は大ですよね・・・。

通信の編集会議は続く・・・

2012-01-20 | 日々のあれこれ
校正は地道な作業です。

内容を検証するために、文章を「読む」。
間違いを発見するために、文字を「見る」。

この二つの視点、両方が必要です。脳みそを切り替えながら、皆で何度も確認します。

楽しいけれど、寝不足の頭にはけっこうキツイ・・・。

スポーツの力

2012-01-19 | イベント
昼間は、今年最初の市民ネットの福祉部会。
今年の活動方針や活動計画を大まかに決めました。

この分野はいろいろとやりたいことがありすぎて、整理は難しいのですが・・・、

やはり医療問題には力を入れたいというのが私個人の第一の希望です。
まずは、若いお母さん向けの小児医療の勉強会を開きたい。
イザという時に、お母さんが慌てて夜間の救急診療に駆け込まなくてもすむように。

それから、訪問診療や訪問看護の体制。現在の市原市の実態を調査したい。
なぜならこれは、来年度から施行される高齢者保健福祉計画に定められている新サービス、「24時間・何度でも」対応の訪問介護サービスの充実度に、大きくかかわってくるから。

障がい者福祉ももちろん外せません。
最近、福祉部会には、障がい児を育てている母親の参加が増えました。皆の究極の関心事は、やはり「親亡き後」。
したがって、まずは障がい者の就労に関する視察や勉強を重ねていきたい。

以上、大まかにこんな内容で行こうね、と話し合いました。
もちろんその他の視察や勉強会も、ナンデモアリで積極的に組んでいきたいと思っています。実に楽しみです。


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さて、夜は市原市体育協会主催の表彰式と新春懇談会でした。
写真は表彰者の皆さんです。


ところで私、昔からスポーツは得意なほうでした。
長野県で育ったので、幼いころから父にスピードスケートを叩きこまれ、
中学時代はバレーボール、高校時代はソフトテニス、大学時代は剣道。
足も比較的速かったので陸上大会にも出場したし、諏訪湖でボート競技もかじりました。
フラメンコも習ってました。

プチ自慢のようですが、実はそうでもないのです。
結局、身についている競技や今も続けている競技がコレといって無いのですから。

ところが、今日は意外な展開が・・・
懇談会の席で、剣道連盟の会長に「私、大学時代は剣道やってました」とご挨拶したら、いつの間にか会員にさせられてしまったのです(^_^;)
試合観戦は楽しみなのですが、ひょっとしてまたウン年ぶりに竹刀を振ることになるのかしら??
でも、久しぶりに道場内のあの緊迫した空気感を味わうのも、悪くないかもしれません。。


昨年、震災によって暗く沈んでいた私たち日本人の心に、唯一希望の明かりを灯したのは、なでしこジャパンの大活躍でした。
スポーツが人々に与える力というものはこんなにも大きかったのかと、改めて思い知らされました。
市原市もまた、市内のさまざまなスポーツ競技団体の皆さんのパワーによって、確かに支えられています。

通信編集中。

2012-01-17 | 日々のあれこれ
今朝の駅立ちは八幡宿駅。風が冷たかった!
でも、比較的大勢の方に通信を受け取っていただけて、大満足でした。

新春行事も残り少なくなってきて、最近は特別委員会や勉強会、会議などが続きます。
今日の午後は、来月発行予定のいちはらネット通信の編集会議でした。
誰にでもわかりやすくて興味を持ってもらえるような紙面って、難しいですね。
メンバーみんなで頭を突き合わせてウンウン唸りながら、苦労して作っています。

お手元に届けられたら、ぜひぜひ目を通して下さいね。

皆さんの応援が励みになっています


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