市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

介護予防には「通いの場」へ

2019-01-31 | 高齢者
高齢者が地域で集まって体操や茶話会などをして過ごす、住民主体の「通いの場」事業が、市原市のあちらこちらで立ち上がっています。
運営団体には補助金(立ち上げ支援10万円、基本額年間10万円など)が支給されることもあって、現在その数70カ所以上。行政の当初の予想を大幅に上回る勢いです。

そのうちの一つ、辰巳台にあるケアハウス辰巳彩風苑で開かれている「彩クラブ」の様子です。




補助金は主に筋トレの用の重りなどの備品購入に充てられています。

徐々に金属のウェイトを足していくのも励みになるそうです。全部つけると結構重い!

約2時間以上も様々なメニューがテンポよく進められていきますが、皆慣れた様子で手際よく道具を用意したり片付けたり、移動したり。
メニューはインストラクターが考えるのではなく、参加者がアイディアを出し合うのだそうです。


釣られるイカも釣り竿も、皆の手作り。頭も手も動かせて、一石二鳥!


私も一緒に「捕ったどー!


彩クラブの場合、高齢者施設がご厚意で会場を貸してくださっていて、入居者も参加されています。施設の外の仲間との接点ができることが生き甲斐にも繋るので、施設側も歓迎しているとのこと。
市原市の「通いの場」は公民館や自治会館などを借りる場合が多いようですが、今後はこうした民間の協力がもっと増えると良いですね。

常に笑顔と笑い声が飛び交う「通いの場 彩クラブ」。私も人生の大先輩と楽しい時間を過ごさせていただきました(^^♪

町会長大会にて

2019-01-28 | 市民活動
市民会館で開かれた町会長大会。



各町会の1年間の活動報告や、感謝状の贈呈が行われました。

今年の代表報告は、市東中学校避難所運営委員会の取り組みと、南総地区の地域公共交通アンケートの取り組み。
どちらの発表も、そのまま参考にしたいポイントが満載でした。

加入率・組織率の低下や役員の担い手不足など、相変わらず町会運営は厳しい状況ですが、その一方で行政が町会に求める役割もまた大きくなってきています。
そんな中、単なる行政の下請けにならず、自分たちで知恵を絞って新たな運営や活動を展開しようという意気込みが、よく伝わってきました。

市原市の市民力はすごいぞ!


ちょいとそこまで・・・?

2019-01-27 | 日々のあれこれ
ヒロミがまた家族の目を盗んで独りで外出してしまいました。

会話がほとんどできないし、交通ルールを理解しているかどうかも定かじゃない。
自由に行動させるなんてゼッタイ無理!というのが正直な気持ちなのですが、彼も20代の青年ですもの、ごく当たり前の行動ですよね。
そんな気持ちも尊重してあげたい。

こんな時、頼みの綱の秘密兵器はこの靴です。

見かけはずいぶんボロボロですが、どんなハイテクスニーカーもこの靴には敵わないでしょう。

実は、もともと高齢者の徘徊用の介護用品で、靴底に小型のGPSが仕込んであるんです。
位置情報を頼りに捜索するのですが、何しろ屈強な?若者の脚なので、移動が速くて速くてなかなか追い付けない。
ここが高齢者と違うところかもしれません。

現場にたどり着いたときには既に去った後だったりするので、また検索しなおして・・・を何度か繰り返し、何十キロも移動。
こちらがヘトヘトになって日も落ちる頃、涼しい顔をしてご帰還、というパターンは多いです。
もちろん、警察のお世話になることも数知れず。

これまでたくさんの方にご迷惑をおかけしているのは心苦しいのですが、今まで事故にあったことが一度もないのが不思議かつ幸いです。
もしかしたら、私たちが思っている以上に、色んなことが分かっているのかもしれません。

恐ろしや「しめじ」「えのき」「はこがに」

2019-01-26 | 健康・医療
「かかりつけ医と医療・介護スタッフのための糖尿病セミナー」



糖尿病は合併症の宝庫であることは皆さんご存知ですよね?
「しめじ」「えのき」「はこがに」と覚えましょう。

し:神経障害
め:視覚障害
じ:腎症

え:壊疽
の:脳卒中
き:虚血性心疾患

は:歯周病
こ:骨粗しょう症
が:がん
に:認知症

最近はこれに「うつ」もプラスされているそうです。

でも、初期は痛くもなんともないから、つい治療を中断してしまうという方が多いのが怖いところ。
そこで市原市では、かかりつけ医に加え、訪問看護師や薬剤師、栄養士、保健師といった地域のマンパワーによるチーム医療で治療中断をなくす取り組みが始まっています。
この研修会もその一環なのです。

市原市の医療費全体の1割を占める糖尿病。
特に透析になると、一人当たり1年間で500万円。重症化予防は、医療経済上でも喫緊の課題です。

仕事が忙しくてついつい受診をサボっているアナタ。
くすりもどんどん良くなっています。ちゃんと管理すれば、かえって長生きする病とも言われています。
治療しないのはもったいないですよ!

インフル予防にはこれが一番!?

2019-01-23 | 教育
学校薬剤師のお勤めで、空気と明るさの検査をするために八幡小学校にお邪魔しました。

「みなさ~ん、これから教室の空気中の二酸化炭素を測りますよ~。二酸化炭素が多いと、頭がボ~っとしたりしますからね!
それから、明るさも測らせて下さいね~。机の上や黒板が眩しすぎたり反対に暗すぎたりしてないかな~」

・・・なんて簡単に説明してから、授業中なので手際よく測定していきます。

6年生の教室では、ALTの先生が大型モニターを使って英語の授業中。
一昔前と比べて大きく様変わりした感がありますね(>_<)。



左が二酸化炭素濃度、右側が明るさの測定器です。


冬場は窓を閉め切ってしまいがちなので、すぐに空気が汚れてしまいます。こまめに換気しましょう!

これは先生方から聞いたお話なのですが、換気に気を付けている教室とそうでない教室では、インフルエンザで休む児童の人数が明らかに違うのだそうです。
手洗い・うがいの励行やワクチン接種あたりはよく言われますが、先生方の実感では「予防には換気が一番!」のようです。

こちらの1年生の授業は、来年度小学校に上がる幼児との交流会に向けての準備中。



こんな風に微笑ましい学校の日常風景を垣間見ることができるなんて、まさに役得!

市長に直に伝えたい

2019-01-22 | お知らせ
ひきこもりの家族会「かめとうさぎの会」の小出市長との面談に同行しました。





国の推計では、15~39歳の1.75%が「ひきこもり」。市原市に置き換えれば、約1100人です。
市内では青少年指導センター内に相談窓口があるものの、待ち構えていても来てくれるはずもなく、ほとんど機能していません。

ひきこもり問題の最大の特徴は、
※障がい者・高齢者・生活困窮者、どの福祉制度にも属さない 
※福祉以外に医療・子育て・教育・就労など、多面的なアプローチが必要
ということ。これほど縦割り行政の改革が試される課題はないと思います。

今、「8050問題(80代の親と50代のひきこもりの子)」も深刻化しています。
ひきこもりに限らず児童虐待などは、身近な地域での住民・行政・民間の連携と見守りの目が必要です。
国は2020年代初頭までにこの仕組みを作るよう自治体に求めています。いわゆる「地域共生社会」と呼ばれるものです。
この2,3年が勝負ですが、市原市はまだほとんど手つかず。
さぁ、どうする?

・・・なんてことを、12月の本会議で質問しました(^.^)。
この質問を踏まえて、家族会の皆さんには当事者の生の声を市長に直に伝えてもらいました。
市長には、ひきこもり問題の深刻さをよく理解して頂けたと思います。

皆さんの近くにも、声を上げられないで困っている方はいませんか?
一度、自分事として考えてみませんか。

地域共生社会の実現に向けて

2019-01-20 | お知らせ
今、政府が福祉政策で最も力を入れて目指そうとしているのが「地域共生社会」。
これまで高齢者・障害者・生活困窮などカテゴリーごとに縦割りだった支援体制を見直して、個人や世帯が抱える問題を丸ごと支援する体制へ転換するというものです。
これはとても大きな変革と言えると思います。

人口が減っても福祉サービスを充実させるための合理的な手法という打算的な見方もできますが、複雑な問題を抱えていたり、制度の隙間からこぼれ落ちていたり、支援を求めたくても求める力すらない人々も救えるようになれば、まさに日本は成熟した福祉国家になったと言えるでしょうね。

問題は、この理念をどうやって地域で具現化するか。
ここで行政の本気度住民の底力が試されるのです。

先日消防局講堂で開かれたのは、地域共生社会の実現に向けた研修会。地域の福祉関係者や行政職員が100名近く参加しました。


講師は(一社)コミュニティネットハピネス代表理事の土屋幸己さんです。富士宮市で相談支援窓口のワンストップ化に全国に先駆けて取り組んだ実績があります。
私も12月の本会議で「ひきこもり」の問題を切り口に共生社会について取り上げたので、とても興味深く聞かせてもらいました。

加えて後日、森山さんと一緒に研修会を主催した社会福祉協議会を訪ね、地域共生社会について現在までの取り組み状況や今後の計画などを確認。


関連して、今月末には辰巳台地区の皆さんと江戸川区へ視察、来月始めにもまた研修会の予定があります。
この機会に更に学びを深めたいと思っています。

「大切にしたい会社」を目指して

2019-01-17 | 産業経済
市原商工会議所主催の新春賀詞交歓会が、今年もグランドホテルで盛大に開かれました。



市原商工会議所は昨年、特に人(社員・顧客・地域)を大切にしている企業を「市原で大切にしたい会社」に認定する制度を創設しました。
(受賞した事業者の表彰セレモニー)


会社の利益は健康な体の『ウンチ』である。健康な体なら必ず出る。それを目的にしている人はいない

坂本光司氏のベストセラー「日本でいちばん大切にしたい会社」で紹介されている伊那食品工業株式会社の代表取締役会長、塚越寛さんの言葉です。

売り手・買い手の双方が満足するのはもちろん、社会貢献や環境への配慮、市原市の将来も考える。
そんな会社が、この表彰制度をきっかけに市内に増えていくことを願うばかりです。

ついでに、欲を言えば・・・。

実は市原市にはこの他にも、障害者雇用に積極的に取り組む会社を表彰する「いちはらスマイルカンパニー」という制度があります。
次回はぜひ、こちらも一緒に称えてほしいのです。

加えて女性の起業家がどんどん壇上に上がるようになれば、こんなに嬉しいことはないでしょうね!

写真は、スーパーラグビーに参戦するサンウルブズの運営法人、(一社)ジャパンエスアール代表理事CEOの渡瀬裕司さんと。




春の海

2019-01-14 | イベント
若宮団地の連合自治会による新年会に呼んでいただきました。



市原市三曲協会の皆さんによる演奏は、お正月の定番「春の海」。
生で聴くと、また一層優雅で清々しい気持ちになりますね。

若宮団地は、常ひごろ防災や福祉など地域活動が盛んな地域ですが、特に昨年12月に夢ホールで開かれた「いちはらの未来を考える地域円卓会議」では、若宮団地の再生をテーマに、産官学民一堂に会して意見交換が行われました。
市内の多くの団地が人口減少や少子高齢化に伴う様々な問題を抱えていますが、市原市ではここ若宮団地がリーディングエリアの一つになると思っています。

一方こちらの写真は、八幡公民館で行われた市原地区の成人式の様子です。



故郷から羽ばたいていく若者たちも大勢いることと思いますが、どこで生活していても、故郷への愛情と誇りが人生の支えになるような、そんなまちづくりをしていきたいと改めて思いました。

道路のこと、どこに聞けばいいの?

2019-01-12 | 都市・交通
このところ立て続けに市民の方から「道路の白線が消えている!」との相談を受けました。

一つは、幹線道路(国道)から二股に分かれる右折ラインの区画線。
右折すると市南部の観光地につながっているので、市外・県外からの車も多く通ります。

もう一つは、団地内を貫く幹線道路(市道)の横断歩道。
子どもたちが学校への行き帰りによく通る交差点です。

どちらも大事故の危険性が高いことは言うまでもありません。
皆さんも、同じように道路を走っていて気になったことがあるのではないでしょうか?

こんな時にややこしいのが「どこに相談すればいいの?」という問題。

まず、道路の管理者は国なのか、県なのか、市なのか。
さらに、白線の種類によって、道路管理者ではなく警察(公安委員会)の管轄になる場合があるんです。

そこで、市原市のHPにこんなわかりやすい資料を見つけました。

道路施設の管理について 道路上の白線(路面標示)
これによると、例えば同じ市道でも、速度規制や停止線、追い越し禁止の黄色線などは公安委員会が補修することになります。

上の例で言うと、国道の右折ラインについては、県の管轄(国道でも16号線以外は県)。
横断歩道は、たとえ市道でも公安委員会の管轄になります。

皆さんが道路を走っていて白線が消えていることに気づいた際には、ぜひこの資料をご参考に。
もちろん、取りあえず市の土木部や警察に連絡すれば、適切につないでくれるのでしょうけれど・・・。

写真はお正月のミニブーケ。

皆さんの応援が励みになっています


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