市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

公共施設を考えるワークショップ1回目。

2018-10-30 | 都市・交通
ついに始まりました。
地元の八幡宿駅西口をモデルに、老朽化した7つの公共施設を再配置(統廃合?)するための住民のワークショップの第1回目。



メンバーは、全体で30名ほど。
町会長枠、青少年育成団体枠、サークル活動枠、商工会議所枠のそれぞれから選出された方々で構成されています。

※愕然としたこと
対象7施設のうち、公民館や支所、認定子ども園はいいとして、教育センターや青少年指導センターについて、参加者のほとんどが知らなかった・・・(゚д゚)!
再配置の検討以前に、まず今あるそれぞれの施設について認識するところから始めなくては・・・。

※ここがこれからの課題でしょう・・・
若い世代、女性、障害者など、多様な意見をどうやって吸い上げていくのか?

※やっぱり、こうしてもらいたい!
単なる西口の施設の統廃合問題ではなく、東口も含めた地域一帯のまちづくりの視点を持ってほしい。
これは私だけではなく、住民から多く寄せられている意見。

それでも、初めて顔を合わせた人同士が和やかに意見交換できるようにと、知恵を絞った職員の努力はすごく伝わってきました。
これから1年間かけて行われるワークショップ、今後の展開に大いに期待したいと思います(^^)/






ファミリーのように

2018-10-28 | イベント
大厩地区運動会「ファミリーふれあい大会」。



アットホームな雰囲気が心地よくて、毎回楽しみにしているイベントです。
もう30回目になるのだそうです。

最初の種目は、なんと「防災訓練」!
消防団の皆さんが毎年趣向を凝らしています。
今年は三角巾の使い方と毛布の即席担架作りでした。



ついでに訓練・・・とてもいいアイディアですよね!

「ファミリーふれあい大会」のネーミングは、各々の家庭はもちろん、まち全体が家族のように助け合える地域にしたいという主催者の願いが込められている気がします。


手作りのおでんと焼き鳥を頂くのも楽しみの一つ。
私にとっては、地域の声を聴く絶好の機会でもあるのです(^.^)。

いちはら健倖フェスタへ

2018-10-24 | 健康
週末のユニモちはら台は、いつも家族連れで大賑わい!
お買い物ついでに健康や医療について理解を深めてもらおうと、市主催イベント「いちはら健倖フェスタ」が開かれました。
歯科医師や薬剤師などによる相談コーナーや測定、口腔がん検診や医師の講演会、その他様々な体験コーナーが目白押し。





「一日に必要な野菜350gをかごに入れてみよう!」


私も挑戦。
食生活改善協議会の推進員さんが、かごの中をチェックしてくれました。


こちら薬剤師会のブースでは、骨密度測定が大人気!

特に閉経後の女性は骨がもろくなりやすいと言われていますが、今回の測定では、若い女性で骨密度が低いケースが多く見られたそうです。

こちらも行列ができていました。
血糖値やヘモグロビンA1cの測定です。




以前は公共施設で開いていましたが、それだとそのイベントにわざわざ足を運ぶほど関心がある人しかキャッチできません。
今回のように、何かのついでに気軽に立ち寄ってもらえる商業施設の利用が、どんどん広がっていくと良いですね。

「関係人口」ってなんですか?

2018-10-22 | お知らせ
移住・定住人口でもない、観光・交流人口でもない、「関係人口」。
何となく聞いたことがあって、たぶん新しい概念なのだろう。でもあんまりよくわかってない・・・。

そんな折、タイムリーに市原NPO協議会が企画したセミナーに参加しました。
講師は、千葉大学準教授の秋田典子先生。総務省の関係人口に関する検討会の委員でもいらっしゃいます。


要するに、地域に関わり地域づくりに参加する外部の人材を「人口」として捉えていきましょうという考え方。
ガッツリ移住じゃなくても、気晴らしに時折訪れるとか、空き家になった実家の手入れにたまに通うなど、様々な関わり方をしている人々を、地域の仲間としてオフィシャルに認める。
そんな仕組みづくりを、今年から国が積極的に進めているのです。

もちろん今までもそんな形で関わってくれる人たちはいたけれど、地元にとってはあくまでもお客さん扱いでした。
これから具体的にどんな風に地域の仲間として関係性を築いていくかが問われますね。

例えば、私の出身は長野県松本市です。
このお話を聞いて「私も故郷を誇りに思っていて大好きだから、たまに帰った時にのんびりするだけじゃなくて、何かお役に立ちたいな」と思ったんですが、まず何処にアプローチしたらいいのか、どんなことをしたら良いのか皆目見当がつかない。
そんな人は案外多いんじゃないかと思います。
そんな時、それを受け止める窓口やマッチングなど支援する仕組みがあれば有難い。

「関係人口」という考え方が広まれば、定住人口の減少も決して恐れることはない!・・・となるかも??

賑やかに「いちょうまつり」

2018-10-20 | キャラバン隊
今年も市原特別支援学校の「いちょうまつり」に行ってきました。天候に恵まれて良かった!





校庭では、児童生徒によるステージ発表や、中学部・高等部の作業班とPTAの食品販売など。
大勢の人で賑わっていました。

校舎内では、今年も我らがキャラバン隊いちょうのブースを出させてもらいました。

「どうしてできないの?」「どんなふうに見えているの?」「ことばゲーム」の疑似体験




私もちょっとお手伝い。
嬉しいことに、何人もの学生さん達が興味を持って参加してくれました♪


「ヘルプマークって知っていますか?」
写真は千葉県作成のヘルプカード。カードよりも目につきやすいストラップ型ヘルプマークは、市が独自に作成したものです(^.^)。


久しぶりの顔、懐かしい顔。
かつて長男と一緒に、8年間お世話になりました。
ここに来るといつも「戻ってきた!」という感覚に襲われます。

海上小の英語教育

2018-10-17 | 教育
先日、フェイスブックで市の小規模学級特認校のことを紹介したことがきっかけで、ぜひ実際に確かめた方が良いという事になり、早速行ってきました。こんないきさつも大いにアリ、ですね(^.^)。

小規模学級特認校とは、学区内の児童数減少対策として、市内全域から児童を募る制度です。
市原市では、国府小と海上小の2校で5年前から取り組んでいます。
今日訪問したのは、児童獲得のために英語教育に力を入れている海上小。

ちょうど4年生のALT(外国語指導助手)の授業を覗くことができました。





4年生の場合、英語の授業は年間35時間。
そのうちALTによる授業は通常9時間のところ、海上小は特別に倍の18時間が充てられています。
授業の内容はとても密度が濃く、「自分たちの時代で言えば中1レベルかも(?)」とも思えるほど。ICTも駆使しながら、子どもが飽きないようにテンポよく次々と展開していきます。
ALTの先生だけでなく、担任の先生が話す英語も完璧。
児童10名に先生が3人という少人数学級の手厚い体制にもビックリ!



想像以上にハイレベルで、これならば学区を超えて送り迎えしてでもこの学校に移りたい・・・と保護者が考えても決しておかしくはないと感じました。
課題は、海上小の英語教育の特色や小規模学級特認校制度について、まだ十分市民に知られていないという事でしょうか。広く市内から児童を呼び込みたいのであれば、もっとアピールが必要ですね。

近々、成田空港に行って外国人に英語で話しかけるという校外学習があるそうで、その予行演習をして今日の授業はおしまい。
英語力よりも、度胸が試されるかも・・・?

再びフクマスベース訪問

2018-10-16 | 市民活動
二度目の訪問は、辰巳台地区の住民の皆さんと一緒に。
地元の市有地に地域福祉や地域活動の拠点となるような施設を作ろうと委員会を立ち上げ、行政に働きかけつつ手探りで勉強を重ねている方々です。
私もその取り組みに共鳴し、何とかお役に立ちたいと思っていたところ、ふと以前訪問させていただいたフクマスベースが頭に浮かびました。
(1回目の訪問の様子はこちら⇒(「驚嘆!ホッとしてワクワクする居場所「フクマスベース」



この施設は、福増幼稚園の宮田理事長が、もともと企業の倉庫があった工場跡地を買い取り、地域貢献のために2年前に完成させました。
倉庫の形をヒントに設計。屋内の空間は、使う人の創造に任せ自由に使えるようになっています。
子どもを幼稚園に預けたママたちがホッと一息つくのはもちろん、一般の個人や団体が様々なイベントを行うのもOK。実費以外はすべて無料でこのオシャレな施設を使えるんです。



大胆な吹き抜けの構造に、一同ビックリ!




キッチンスペースは女性に大好評でした。


これから辰巳台で目指す拠点施設では、どんな機能を形にしたらよいのか。
これまでぼんやりとしたものでしかなかったイメージが、今回の見学によって、少しでも鮮明になれば嬉しいのですが・・・。


防災ママカフェ@いちはら

2018-10-14 | 防災
大地震に台風、集中豪雨。この頃なんだか日本はおかしい。
そんな風に感じている人も多いのではないでしょうか。
ちょうど昨日傍聴した市長と町会長のミーティングでも、防災は大きなテーマでした。
でも、行政も地域も、防災のことを話しあっているのは、みな比較的高齢の男性ばかり。

このままでいいの?
赤ちゃんや幼い子どもを育てているパパママは、どうしたら自分の子どもの命を守れるの?

そんなママたちの声を受け、企画した「防災ママカフェ@いちはら」。

講師のかもん まゆさん((一社)スマートサイバープロジェクト)。

東日本大震災で、ママと子どもたちへの物資支援活動を機に、ママによるママのための支援コミュニティを設立。
これまで全国各地を飛び回り、公演は200カ所以上、メディアにも多数登場されています。
被災地のママたちのリアルな経験や知恵を交えた、とことんママ目線のわかりやすい防災教育です

第1部のワークショップは、こんな感じで。
真ん中にキッズスペースを設け、ママが子どもを遊ばせながら講義を受ける、市原市ではほとんど見ないスタイルです。

たまに別室で保育付きのイベントがありますが、こちらの方がママも安心できるんです。
もちろん、乳幼児ですから声を上げたり走り回ったりします。でも、それが当たり前でお互い様と思えば、ちゃんと講義に集中できるものなんです。

かもんさんのお話は、私にとってある意味ショックでした。
今まで、議会や役所で偉そうに「防災とは・・・あーだこーだ」と言っていた自分、なんにもわかっちゃいなかったなーと。
会場のパパママたちも、地震大国・日本で子どもを産み育てるということはどういうことか、またどんなことが必要なのか、改めて考える機会になったと思います。

第2部では、グループに分かれて防災食の試作&試食タイム。
発熱材入りの袋に水を加えて、アルファ化米のご飯を炊いてみよう!


缶詰のパンを切り分けるときは、缶の蓋を包丁代わりにします。
平等に同じ形に4分割することができました。


今回の防災ママカフェで感じたことがもう一つ。
かもんさんは、相手がどんな情報を求めているのか、どんな伝え方をすれば相手の心に響くのか、というアピールスキルがもの凄く高かったんです。
もともと企業のマーケティングのお仕事をされていたそうで、それも納得。

東日本大震災以来、公助の限界が明らかになって、共助や自助の重要性が叫ばれるようになりました。
参加してくださったパパママたちには、それぞれの家族や友人・知人に今日学んだことを伝えていってほしいし、できれば住んでいる地域の防災活動にも興味を持ってくれたら、なお嬉しい!


未来創生ミーティング(ちはら台)

2018-10-13 | 市民活動
市長と町会長が語りあう「未来創生ミーティング」。
市内を11地区に分け、市長自ら地域に出向いて町会長の質問に答えます。

今日の午前中はちはら台へ。
今年でちょうど30周年を迎える市内では新しいまち。今も人口が増えています。
町会長さんも、比較的若い方が多く見られました。





未来創生ミーティング定番(?)の防災や高齢者支援の質問に加えて、今回オッと思ったのが、千葉市蘇我の石炭火力発電所計画について。
大気汚染物質がこの先も基準値以下という保証はあるのか。公表データによると、ここちはら台地区はホットスポットになっているが、説明会を開かないのか。
子どもたちの未来を考えての、若い世代の町会長さんからの質問でした。

私もこれまで毎年様々な地区の傍聴をしてきたけれど、こういった環境問題がテーマになったのは初めてかも・・・。

町会長だと高齢の男性がほとんどなので、正直テーマも偏りがち。
もっと幅広い世代や女性の意見を聞く機会を意識的に設ける必要があると改めて感じました。

公民館・コミセン不思議クイズ

2018-10-08 | 市民活動
突然ですが、クイズです。

問1)次のうち、公民館の利用が許可されないのはどれ?
①カラオケ同好会の仲間の打ち合わせ
②手芸サークルが会費制で講師を招いて教室を開く
③参加者を募って認知症予防講座を開く

答えは③。
市のマニュアルに従えば、サークルの内輪の趣味やお稽古事はOKなのに、広く住民参加を募った場合、公共性や公益性が高くてもNGなんです。コミュニティセンターも、公民館よりは多少基準が緩いとはいえ基本的に同様です。
これでは市民の自治活動の意欲も削がれてしまいますよね。

本来、社会教育法や条例で禁じているのは、営利目的や特定の宗教・政党への支援です。
それが市原市ではなぜこんな風に拡大解釈されてしまっているのでしょうか?
条例に違反しているかどうかは、マニュアルで縛らずとも現場の判断ですむ話です。実際、近隣のほとんどの市は許可しているのです。

問2)公民館とコミュニティセンターの違いを述べよ

答え・公民館は地域住民の学習のための施設。コミセンは地域住民の交流・活動のための施設。

所管も、公民館は教育委員会、コミセンは市民生活部と縦割りになっています。
でも、同じ地区に二つの施設はありませんから、実際はどちらの施設も同様に社会教育を担い、住民の交流や活動の拠点になっていると思います。
二つの公共施設を区別して認識している市民は、ほとんどいないのでは?

どうして同じような施設が縦割りになっているのかというと、公民館は社会教育法に基づいて交付金によって建てられたからなんです。設置目的に沿った使い方をしなさいという、国の縛りがかけられている施設なんですね。
でも、多くの公民館が建築から40年近く経過した今、市の政策レベルや職員の意識までもがいつまでも国による縦割りに引きずられる必要はないんです。
どちらの施設も社会教育主事など専門職を配置して、生涯学習から市民活動につなげる拠点にすることが地域福祉や活性化には必要では?
そのためには、所管を統一した方がいいと思うんですが・・・。

そんなことをこの間の議会で提言したのですが、お世辞にも前向きな答弁とは言えませんでした。
縦割りの壁を壊すという役所内の壁は厚い!!(笑)

写真は、飯香岡八幡宮の「さかさ銀杏」。
頼朝が源氏再興を祈願して逆さに植えたという言い伝えがあります。

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