市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

無駄な医療はいらない

2014-09-15 | くすり
ただ今、9月定例議会の真っ最中です。
自分の登壇日も4日後に近づいてきて、原稿作成も最後のあがきといったところでしょうか。
私の場合、お風呂に入っているときに限って上手い表現がパッと浮かんだりするのですが、お風呂から出て体を拭くころには消えちゃってるんですよね。
これって、どうしたらいいんでしょうか(笑)。


ところで、先週金曜日の総務常任委員会で、補正予算の審議をしました。
10月1日から水痘ワクチン成人用肺炎球菌ワクチンが定期予防接種になるため、予算案では新たに1億6千万円もの金額が追加されています。
本当は水痘ワクチンについても言いたいことはあるのですが、とりあえずここでは成人用肺炎球菌ワクチンについて。
市では今回、定期接種用に7,975人分任意接種用に10,527人分を見込んで予算を確保したとのこと。
定期接種も任意接種もどちらも最終的には本人の判断にゆだねられるものですが、定期接種は国が接種を強く進めているワクチンで、公費負担があります。任意接種は基本的に自己負担ですが、自治体の裁量で公費負担となる場合があります。
定期接種の対象者は、65歳、70歳、75歳・・・と5歳刻みの年齢にあたる高齢者です。つまり、すべての65歳以上の高齢者にワクチンが接種されるのは、5年後ということになりますね。ワクチンの有効期間は5年間なので、これ以降すべての高齢者が5年ごとに公費補助でワクチンを受けることができるという訳です。
そして今回は定期接種に加えて、5年後まで待てない、すぐに打ってもらいたい、と言う方のために、市は任意接種の場合も補助対象としました。本人負担は、定期・任意とも4000円だそうです。

まあ、反対はしません。
しませんが、次から次へと現れる必然性のないワクチンに、一体どれだけお金をかければ済むのだろう、とため息が出てしまいます。

成人用肺炎球菌ワクチンが必要な理由に、高齢者の肺炎による死亡率の高さが挙げられています。でもそれは肺炎球菌が原因というよりも、嚥下機能が衰えたことによる誤嚥性肺炎の方がずっと多いのです。しかも、肺炎球菌には80種類もの型があり、ワクチンが効くのはそのごく一部。
莫大な税金を投入する割には、ワクチンの効果などたかが知れています。ましてや、60歳代の元気いっぱいのお年寄りに接種しても、何の意味もありません。

成人用肺炎球菌ワクチンに関しては、2年前もブログに書きました。参考まで。
「くすりのはなし 成人用肺炎球菌ワクチンの接種は慎重に」

補正予算の審査では、
「せめて任意接種の分は、医療機関や地域包括支援センターなどに呼びかけて、ハイリスクのお年寄りから接種されるよう配慮してください」
と提言しました。
それから、勢いでついつい
「そのうちデング熱のワクチンも開発されて、これも定期接種に・・・なんてなるかもしれないですよ。こんなことしてたら、いくら医療費があっても足りませんよ」
なんて言ってしまって、
これはちょっと言い過ぎたかなあ、なんて思っていたんですが、今日になってこんなニュースが舞い込んできました。

デング熱ワクチン開発の裏にある問題点(日刊SPA!)」

デング熱も、安静にしていれば治る病気。
昔のように、汲み取りの便所で、肥溜めの堆肥を撒いていて、ハエもネズミもウヨウヨしていた、なんて時代とは違って、今や日本は世界一清潔な国。感染性の病気など、むやみに恐れる必要は何もないのです。
特に深刻な疾病を抱えていない限り、自然に感染して治ってしっかり免疫をつけていくことが、健康長寿への近道だと私は思っています。


写真は、土曜日に行われた八幡中の運動会にて。


すっかり八幡の伝統になったエイサー。



リレー競技はいつ見ても興奮します。
昔リレーの練習で、バトンの受け渡しを何度も何度も繰り返し練習した時の記憶がよみがえりました(^.^)。

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