
お墓参りに行く前に寄ったのだけれど、誰もいない

玄関も縁側も網戸にしてあるし、お昼ご飯には誰か帰って来るだろう…
「こんにちはー」元気良く玄関を開け、不法侵入者?は母の
遺影に向かい手を合わせた
「母さん 来たよ」遺影の中の、母の優しい笑顔が迎えてくれた

「墓参りに行かねば」 小川の水を容器に入れて、いざ出発~
着いたは良いけれど、肝心のモノが… (-"-) 水忘れたぁ-
おドジさんは取って返して水を確保! 毎度毎度のおドジ様
庭の一角で、私が来るのを待ち構えていた水 あ- 恥しかぁ-

再び実家の庭先。。。お昼のチャイムはとっくに鳴った だけど…
ここの住人達は、誰ひとり帰っちゃ来ない ちょっと不安~
お昼ご飯は、お弁当を持って来たから大丈夫だけれど、でも
消えてしまった弟家族は今何処~??? 電話してみよう

「高校の運動会に来ているのよ」 義妹のTちゃんが答えた
えーーー! 奥様、お宅がオープンハウスになっていますわよ
ちょっとビックリしたけど、留守番を兼ねて草取りをしようと
そそくさと食事を済ますと、着替えて庭の草取り作業開始!

都城の納骨堂には、相棒が当番でボケーッとしているだろう
山に行きたいと言う相棒に、お昼からの当番を託して家を出た
13ヶ月に一度回って来る納骨堂の当番~ 今日がその日だ
同じ当番であるご近所の奥さんと、朝の掃除を済ませて来た


渋々と承諾はしたものの、空は青く晴れ渡り山登り日和~
家に帰ったら、絶ーーー対に皮肉と愚痴を聞くことになるだろう
そんなことを考えながらせっせと草取り


約四時間~草との格闘を続けたが、帰りの時間が近付いた
春に退治?したはずの琉球朝顔… また盛り返しつつある
「オノレ- 今に見ていろ」 だが、蜂の恐怖がよみがえる
冬の訪れを待つことにして、出来る範囲で目を瞑った


午後四時過ぎまで待ったが、結局誰も戻っては来なかった
色とりどりに干された洗濯物を取りこみ、帰途に着くことに~
いつもだったら、玄関先で見送ってくれた両親は、遺影となって
こちらを見ている 「また来るからね」 ちょっと淋しいが出発だ―
ビーズの歌う『勝手にしやがれ』を、大きな声で歌いながら


家路を急ぎましたとさ 何故だか、ちっとも眠気を感じなかった(嬉)