まじめに遊ぼう! 「旅と人と器と」

旅行記と陶芸だけだったのが、

手芸や籐工芸や多肉ちゃん

そして孫話まで・・・広がりすぎ~!

東大教授、若年性アルツハイマーになる

2022-05-23 | 演劇・映画・読書

読書をする気が起こらない今日この頃

 

そんな時に、知人が「読んでみて」と貸してくれた一冊

 

50歳代で若年性アルツハイマーになった元脳外科医の若井晋先生

その奥様の克子さんが執筆された本です

 

お元気だった頃の、多忙を極める生活や職歴に、まずはびっくり

 

脳を熟知し脳の病気を人一倍恐れていた先生が、若年性アルツハイマーに罹患する・・・

ご本人の不安な気持ちは

ご本人の行動やメモなどからヒシヒシと伝わってきます

また介護する奥様のご苦労は、これからの自分の事のように読み進みました

 

「アルツハイマー病になると人格が変わると、言われるようです。

でも私には、(ちょっとちがうという)という実感がありました。

 確かに晋(ご主人・すすむ)には、空間認知や記憶の面で支障

が出ています。

そのせいで、できないことが増えたのは、

ここまで長々と書いてきたとおり。

 しかしそれは、生活の「技術」の問題にすぎないのではないか?

 支障が出て困るから、人柄が変わったように見える、

そういうことではないでしょうか。

 

 だから、人間性が壊れるわけではないと思うのです。

 むしろ、かえって深まるものがあるのではないかーー。

 たとえば晋の場合は、正義感、優しさ、謙虚さ。

そして信仰も深まったように、私は感じていました。

 

そして

認知症の家族会で学んだ「ダメ三原則」

怒らない

ダメと言わない

押し付けない

 

( 夫はアルツハイマー病ではないけど )

肝に銘じます

どこまで出来るか・・・自信はないけど

 

『病は人生の一過程に過ぎない』

 

読後、穏やかな気持ちになれました

 

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