TRUMP 1〜2巻
原作、末満健一
漫画、はまぐり
演劇が原作の吸血鬼モノ。
主人公は吸血種と人間種の混血 “ダンピール”
のソフィくん。表紙の子です。
吸血種は繭期(人間種でいう思春期)を迎える
と、幻覚が見えたりして
〈クラン〉と呼ばれる学園に入る。
“ダンピール”は幻覚を見て繭期だとされると
〈クラン〉に入ることになるが、
吸血種からも人間種からも嫌われているため
とっても大変そうです。
しかもダンピールは短命。
なので、
普通のダンピールは悲観的なのに
ソフィはそんなダンピールを見下してる感じで
意志が強く気が強い。
そんなソフィと友達になりたがる
名門家庭のウル。
明るく朗らかで頑固なウルは
ソフィがいくら避けても突き放しても
付き纏うのをやめず、
半ば強引に友達になる。
(ソフィはまだ認めてないけど)
そして、ウルに近づくなと息巻く兄、
そのお兄さんを気にしてそうなアンジェリコは
ダンピールのソフィを懲らしめたい。
神出鬼没というか、
いつも探されてるアレン。
どうやらこの世界でもおとぎ話とされてる
吸血鬼の神であるTRUMPが
このクランに関わってる(いる?)らしい。
クランに潜入してトランプを見張る役目の
吸血種を憎んでるハンターの萬里と崔。
ここら辺が主要メンバーになるのかな。
演劇原作なので、
1〜2巻は登場人物紹介と、
世界観説明といったかんじ。
状況説明はあれど、
きちんとして説明はなくて
伏線がいっぱい散りばめられてて
後半で一気に回収しながらネタバラシしてく
感じなんだろうなと。
なので、これが重要なのかな?
あれが重要なのかな?
誰が怪しいのかな?
どの台詞がポイントなのかな?
と考えながら読む感じです。
それが面白い。
なにより絵が綺麗で妖しい。
ソフィくんは何かあるんだろうけど、
巻き込まれてる感じが強いので
あんまり辛いことにならないといいな。