青に、ふれる。 全7巻
生まれつき顔に太田母斑がある
漫画、鈴木望
生まれつき顔に太田母斑がある
女子高生の青山瑠璃子と
相貌失認のイケメン担任教師の神田先生の
恋愛漫画。
神田先生は相貌失認を隠して教師をしてて
生徒の特徴をノートにビッシリ書いて
それと声とで何とか認識しているんですが、
そのノートを瑠璃子は見てしまいます。
自分のところだけ白紙のノートを見て、
神田先生の元へ
“顔に痣がある”って書けばいいじゃない!
と怒鳴り込みます。
気にせず明るく笑っていても
気にしてないわけないですよね。
しかし、神田先生は
その時に初めて顔に痣があることを知ります。
なので、誰にも(同僚にも)内緒にしてる
相貌失認のことを話し
瑠璃子の顔の痣はオーラに見えてたそうです。
相貌失認の神田先生には
笑顔の人には明るい光みたいなのが見える
らしく、いつも笑顔の瑠璃子は
常に光ってるから痣もオーラのように
見えてたそうです。
そんな2人だけの秘密と
お互いに顔に関する
他人には理解されにくい悩みを持っている
ことで、本質を見つめ合い惹かれていきます。
先に意識し始めたのは瑠璃子。
そして、瑠璃子は神田先生に
迷惑が掛からないように
神田先生だと名前は出さずに
でも神田先生のことだとわかるように告白。
神田先生は、
そこから自分の気持ちに気づきはじめ
気持ちは受け止めつつ今は返せないと我慢。
そして、卒業式の日に
瑠璃子への返事を返して両想いに。
瑠璃子はカウンセラーとして母校に戻ってきて
神田先生と同僚に。
そしてプロポーズされて
めでたしめでたしです。
途中、真面目な瑠璃子と神田先生は
生徒と教師ということから離れるのかなと
ヒヤリとしましたが、
(瑠璃子も神田先生も物凄く想ってくれる人
が近くに現れ、そっちでもアリっぽくて。)
ちゃんとこの2人が両思いになってくれて
良かった良かった。
なんか映画化とかされそうな
綺麗で苦しく切なく可愛らしい
華のある物語でした。
ありがとうございます。