5月20日
「ホオノキ」、モクレン科
生薬名: コウボク、和厚朴 (ワコウボク)、 樹皮
生育地と分布地
日本原産、北海道、本州、四国、九州の林中に分布する
薬用部位と採集
(樹皮)、夏に幹と枝の皮をはいで陽乾する
薬効
胸腹部膨満感、腹痛、咳などに漢方で用いる
このため同様な症状に家庭薬として配合され
気の巡りをよくし、ストレス潰瘍には有効である
薬用法
1、健胃薬として、腹痛、吐き気、下痢、咳に応用する
煎じ液は、暑気あたり、便秘に良い。
2、種子を煎じて飲めば感冒、駆風に良い。
3、夏に採取した葉を乾燥、黒焼きにし
酢で練って、リウマチの患部に貼ると良い。
4、筋肉のケイレン、硬直を治すので、
神経性の胃炎、神経痛、パーキンソン病に応用される。
漢方、(厚朴)
効用: 腹を温め腹満を除く、また胸満、咳、
咽喉の塞えを治す
(厚朴)、漢方処方
1、半夏厚朴湯
喉に何か引っかかっている様な感じが有り
飲んでの下らず、吐いても出てこないときに服用する
2、大承気湯
腹部が硬くつかえて便秘する者が服用する
参考文献、日本薬草全書
食用として
岐阜県の飛騨地方の朴葉味噌や、当地 加子母では
大昔から(ほおばずし)が作られていた
(ほおばずし)とは朴の木の葉っぱに、すし飯をのせ
その上に、地元で採れた川魚やキノコ、蜂の子などを
乗せて造られ、お祭りや祝い事等に食べられた
郷土料理です、現在も各家庭の特色を出して
色々な具をのせて造られている
朴の木と、花の写真は中津川市福岡町の
福岡大橋の上から撮りました
朴の木の花は、大きな樹の高い所に咲くので
撮影ポイントを3日前から探していました
「ニワゼキショウ」、アヤメ科
福岡町の農道で写す
昨日は岐阜県飛騨地方で地震が2度ありました
最近よく地震が発生します