言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

関西電力,顧問14人給与22億円を電気代で

2013-01-15 21:59:18 | 言いたいことは何だ
関西電力は,電気料金値上げを審査する経済産業省の専門委員会で
原価の中に顧問14人の給与を含めていることを明らかにした.
関電は,2013年~2015年に年平均で,顧問14人に22億円を支払う計画


2013年1/10 共同通信から

----引用終----
この金も,関西電力管内の住民の電気代に上乗せ
通常の競争市場の場合は売価-原価=利益で
企業は,原価低減(コスト削減)に必死に努力しますが,
独占企業の電力会社の電気料金は「総括原価方式」です

「総括原価方式」とは
掛かった原価(経費)の3%が利益になる.
だから原価は高いほど良い
資材や原料を“わざと”高く仕入れる
資産(原価)の中に,使用済み核燃料(ゴミ)まで含んでいる.

原価が1番高い原発を作れば,電力会社が儲かる

利益を原価に上乗せするだけなので,原価を下げる努力はしない.
原発再稼働したいのは,原発の維持費や,原発を作った銀行借金の
赤字を消したいから.

再稼働しないと,膨大な赤字で電力会社は倒産
 
過去記事
東京電力の借金は国民の電気料で返します:東電は倒産させるべき
http://blogs.yahoo.co.jp/permer4_4/30812837.html
動かない原発は赤字製造機だから再稼働させたい:古賀茂明氏
http://blogs.yahoo.co.jp/permer4_4/28724163.html
大手新聞とテレビ(総務省のNHKも)は省庁の手先:東京新聞は別
http://blogs.yahoo.co.jp/permer4_4/28148037.html

福島写真2題

2013-01-15 17:59:18 | 言いたいことは何だ
福島写真2題
 
東京新聞の元旦の写真です。
イメージ 1
「つかの間のだんらん」ということで、福島県飯館村の1/31のある家族の写真が載っています。
 
記事は、福島第一原発事故のため夜間の滞在ができない福島県の避難区域で、年末年始に限った特例での宿泊を希望する住民が、事故から約1年9カ月ぶりに実家で正月を迎えた。

同県飯館村の無職斎藤政行さん(66)夫妻方でも31日、母親(88)長男夫妻、高校一年と小学五年の孫二人の四世代、七人の家族全員が顔をそろえた。
旧家らしい築六十年の実家の居間で食卓を囲んだ。
 
斎藤さんは「家族全員が顔をそろえ、前と同じように食卓を囲むのは感無量。2013年こそは一人でも多くの人が帰村し前向きな生活ができるような一年になってほしい」と語った。


ただ、雪が降りだした夕方前に長男一家は泊まる準備が整わず、放射線量も心配して避難先の川俣町の借り上げ住宅に戻った。
 
とあります。普通ならこのような家族だんらんのときだったのでしょうが、あの忌まわしい福島原発事故以来、避難生活を余儀なくされても家族が揃って年末・正月を祝うという普通のことが出来ない。
 
しかし新聞としても元旦の記事ですから少しでも明るい表情を届けたい。ということでこのような写真掲載をしたんでしょう。
 
そして、1/5の記事となるとこの新聞のジャーナリズム精神が当然のごとく発揮されます。

イメージ 2
 
地震と津波で被災した宮城県や岩手県の船はほぼ取り除かれているのに、福島県の浪江町は線量が高く手がつけられないまま放置されているわけです。
 
古里荒れ果てたまま
沖縄に民族舞踊エイサーの起源となる念仏踊りを伝えたという高僧が開いた福島県いわき市の古刹・菩提院。

住職の妻の実家は、事故を起こした東京電力福島第一原発の北8㌔の同県浪江町にあった。
 
亡くなった父は反原発運動のリーダーだった。
原発事故を見ることはなかったが、家は津波で流され、町は放射能汚染で全町避難に。
津波で流れ着いた漁船が今も残り、荒れ放題のままだ=5日、
本社へり「まなづる」から

 
イメージ 3
 


これが現実なんです。
 
同じ福島県内でも放射線量の高い所、
僅かでも低いところがあっても避難生活を余儀なくされるところがあるわけです。
 
そして今も放射能は出しているし、いつ平常の生活に戻れるか、は全く分からないわけです。
 
言葉で「絆」とか「頑張ろう福島」とか「食べて福島を元気にしよう」とか通り一辺のきれいごとをマスコミは謳うが、現実を報道せよ!と言いたい。
 
安倍首相は今の福島原発ではない原発を計画する。とか言っているが、原発は原発だ。
 
 
先ず、今の福島原発事故を収束することが何よりも優先する。
それ以外に進むべき道は無い!