旭川トンボ紀行

北海道旭川市を中心としたトンボの写真とその生態

モノサシトンボ♂

2010年07月08日 | モノサシトンボ科
モノサシトンボは腹部に定規の目盛をふった様な模様のある大型のイトトンボで、未熟成虫は木陰を好み、条件の良い場所では多くの個体が群れていることがあります。
成熟した♂は水辺へ戻り産卵にやってくる♀を持ちますが、イトトンボ科の仲間のように水面上を素早く飛ぶことはほとんどなく、岸辺にそってゆっくりと飛びます。
旭川市内ではちょうど今時期が発生のピークとなっています。
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オツネントンボ集団越冬

2010年07月08日 | アオイトトンボ科
この写真は去年の11月上旬、市内の瓦礫置き場にある廃材レンガの隙間に入り込んだ越冬個体を撮影したものです。条件の良い場所にはこのように多くの個体が集中することがあり、稀に集団となることがあります。
写真は隣り合ったレンガを開けて撮影したもので、撮影後はまた元どうりに戻しておきました。
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オツネントンボ連結産卵

2010年07月08日 | アオイトトンボ科
雌雄共に淡褐色柄をした地味なトンボで、ほとんどのトンボが幼虫や卵で越冬するのに対し本種は成虫で越冬する珍しいタイプのトンボです。
名前のオツネン(越冬)はその生態にちなんだもので、最近では真冬にトンボが捕れた等、新聞記事(北海道新聞)にもなったことがあります。
道内では各地で記録があり普通種。春先に雪解けが終わると真っ先に水辺へ現れます。幼虫期間がわずか三ヶ月程度で、5月に産卵して孵化した幼虫は8月中旬~下旬にかけて羽化、新成虫は林縁などに分散してそのまま成虫で越冬します。
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アオイトトンボ♂

2010年07月08日 | アオイトトンボ科
アオイトトンボ科の全身が金属光沢のある金緑色~唐金色をしたやや大型のイトトンボで、成熟した♂は胸部と腹部の一部に白い粉をまといます。また、イトトンボ科の仲間と違い翅を半開きにして止まるのが特徴です。
道内では各地で記録があり普通種。旭川市内では場所によっては多産しており、8月上旬~中旬にかけて多くのカップルによる集団産卵が観察されます。
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