旭川トンボ紀行

北海道旭川市を中心としたトンボの写真とその生態

マダラヤンマ♀

2010年07月16日 | ヤンマ科
マダラヤンマは暑さに弱い種で、気温の高い日などは午前中の涼しい時間帯と夕方に活動することも多く、日中の暑い時間帯は生息地周辺の樹木の枝に静止し、休息をとっている個体を良く目にします。
通常、昆虫類の♂は色鮮やかなものが多く、♀は地味な印象ですが、本種の場合は♀個体も美しく、複眼、腹部斑紋共に鮮やかな黄緑色をしています。

前記した通り、旭川市内では絶滅してしまった可能性の高いトンボですが、もし市内で見かけた方が居れば、是非ご一報下さい。
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マダラヤンマ♂

2010年07月16日 | ヤンマ科
道内ではキトンボと並び最も遅い時期に羽化を迎える小型のヤンマで、8月上旬~中旬にかけて羽化します。全国規模で生息地が限定されており「北海道レッドデータブック」では希少種Rに挙げられています。
成熟♂は複眼、腹部斑紋が鮮やかな青色に変わる大変美しい種で、トンボ愛好家のみならず、多くの昆虫愛好家から非常に人気の高いトンボです。そのため、その希少性から一部の地域では乱獲が絶えないとの噂も聞こえてきます。
旭川市内では数年前までごく限られた場所で少数見られましたが、現在は環境が悪化してしまったため全く見られなくなってしまいました。恐らく市内では「絶滅」してしまった可能性が高いと考えられます。
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