月のカケラと君の声

大好きな役者さん吉岡秀隆さんのこと、
日々の出来事などを綴っています。

翌檜

2009年10月01日 | 思うコト





おや?

という間に10月になっております。

秋深まる季節でございますねぃ。

秋といえば恒例満男くん家出の季節でございますが、
名月の季節でもございまする。


夜ごと冴えゆく月の眼差し
ススキの銀色 鈴音の虫


なんてな秋の夜の名月を縁側に、
銀の波を浮かべた酒杯片手に、
着物姿の粋なお人とほんのり眺めてみたい乙女な年頃、
気持ちはエイティ~ンフォ~エヴァ~。

っはぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~唐突ですが、

着物の似合う男の人って、
えらく魅力的であります。


温泉旅館に宿泊の際などにおいて、
超特大サイズの浴衣を着ているのにもかかわらずその姿は、
バカボンUSAと化してしまう旦那さんを持つ私にとって、
丹前を羽織った浴衣姿がさらりと絵になってしまう殿方は、
永遠の憧れ。。。きゅぃ。

しかし和服姿がさらっと様になってしまう男の人なんてぇのには、
なかなかお目にかかれないのが現実でありまして、だから極稀に
そんなミラクルな人を目にしたりなんかするとついつい、

「吉岡くんったらおわわわわぁ~~~~~~~~~っ!!!」

とテレビの前で叫んでしまうあたくしでございます。

そう、
吉岡くんは、
和服がたいそう似合いなさるでござります。

そのお似合い射程範囲ときたら、
着物、
袴、
浴衣、
丁髷、
体育着ジャージ、
どれだって外しはしないぜ、おやっさん、ってな
ミスター和服でどんとこい。

着物に身を包んでいる、という非日常感覚をまるで感じさせずに、

「呉服屋の若旦那はんですか、もし?」

と声をかけたくなってしまうよなしっくり感で、
さらりん、
と着物を着こなしてしまえる人なんてあたしは吉岡君と
フグ田マスオさんしか知らなくってよっ、んもうっ、
吉岡くんたらぁ~~~~~~~~~~~~~~~~ん、

粋だぜぃ。

そうだ、新作発表されたNHKの古代史ドラマでだって、
あの聖徳太子ウェアーなるものを、

「どうも、吉備です。」

てな、普段着感覚で着こなしてしまうに違いないずら。ハッ! 
ということは、この秋のトレンドは古代史カジュアルテイスト、略して、
古カジ路線でいにしへのかほり、ってことなのね、ふふ・・・・吉岡くん、
フ。(←何奴?)



吉岡君の着物姿は、
もう、
ほんっとに、
すこぶる、
美しいっす。

風韻と気韻の見事な調和。

とでもいいましょうか、
双方の内在させる美しさが、
ぴた、
と自然に相俟り馴染み合うようでいて、
二つの間には溝がないでありますたい。

すいっ
と直線的に流れていくような美しさがその姿にはあり、

凛、
とした薫りが体全体からストイックに放散されていて、

もうなんともいえない空気感が
醸し出されているのでありますが、
その空気感とはいわゆる一つの、

男の色気。

艶。

というものなのかもしれまっしぇん・・・ふ・・・・ふふ・・・・んふふ・・・
んはぁっ
あ、またハートがもれなくもれてしまいますた。



もちろん和服を着ている時だけに限らず、
吉岡くんは平素でもとても艶のある方でござりまするが、
100色クーピーペンシルみたいに、
その出色も様々な男の人の色気の中、
吉岡君の持つ艶色というのは、なんだかとっても、
透明っぽいですだ。

独特に色出たせている、というのではなくて、
清廉と薫ってしまっている、
というのに近い感覚がするとです。

その薫りには、煮詰めた媚からくる灰汁なんてものは
全然感じられなくて、
あくまでもきっぱりと透明に引き締まっていて、
とても潔いであります。

質で薫る男の色気を持っている、
というか、例えば、
仕事に対する「力の向け方」一つからとってもみても、
吉岡君は、「どこに、何を、どう向けていくのか」、
その舵取りの方向性に外連味がまるでなくて、
とても男らしいでありますねぃ。
港から船を出すのは容易なことではないだろうし、
航路はひたすら孤独との闘いであり、
その間には迷いも多々生じるだろうけれど、
けれども一旦決めた大地を目指すべく櫂は、
決して中途半端に投げ出したり、近道を模索したり、
目的地をすりかえたりなんかせずに、
ひたすら一意専心に漕ぎ続ける、というような、
彼の意志の底力に真の男の色気を感じるわけでして、
ベリーマッチに惚れてしまいもうす。


メッキのように外側から塗りつけた艶ではなく、
掘り出された原石を長い時間かけて磨き出していく男の艶、
すなわち人生の美学が艶となって、
内面から外面へと光り放たれている、という、
とてもストイックな潔さが、
吉岡君からは感じとれるでありますです。

男の色気の質は、その生き方から出る。

ってやつなのかもしれないですけん、か・・・・・・・・・・・
かっこええ。
たまらんぜ。




吉岡くんを想うときって、いつも、
その姿から一本の木が連想されてくるです。

自然の厳しさにもまれながら、
自然の恵みに感謝し、
すくっと一本立っている
あすなろの木のような美しさ。

明日は檜になろう

明日は檜になろう

と日々努力しながら、
空高く枝を伸ばしていく、
孤高の精神の美。
そして、
それを持ち続けていく実践力。

真の男らしさとは、
どうあるべきなのか。

そんな問いの答えを、
吉岡君は、
わかっているような気がするとです。


美しい人ですたい。

大好きや。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする