*注意書きであります*
今回下記に載せている内容はかなり「痛~い!」内容でありまして、
したがって、お食事前、中、後、または血が苦手な方は、
読まれないほうが良いかと思われますです。
せっかくお越しくださったのに申しわけありませんです。
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* * * * * * *
で、本題なのでありまするが、
今回の日本帰国での出来事であります。
「旅にアクシデントはつきものじゃん。」
とかつての遣唐使さん達も言っておりましたが(←ほんとかよ?)、
確かにそうでございますですね。
道中、行く先々で様々な出来事に遭遇するのが旅というものでございます。
時にはその出来事たちが己の不注意のみから起こってしまう事や、
本人がそそっかしいからこそ引き起こしてしまう物事とか、
「やっぱアホやん、こいつ。」
と周りの者たちにひと言で人格形容されてしまう出来事などなど、
それは一般論ではなく極めて私的な事をいっているのではないでしか?
などという心に湧き上がる疑問はこの際すっとぼけてしまうことにしてですね、
そうなのでぃす!
今回の帰国の旅でも起こってしまったア~クシデ~ンツ!
ということでありまして、トラベルハプニング・じゃぺ~ん篇。
その事件は、日もすっかり暮れた秋の夜長のプレリュード時に
突然起こった事件だったのでした。
その夜、姉の家に家族の者達が集まって、皆でビールを飲みながら
わいわい話しをしていたまでは、それはどこにでもある
にっぽんの夕げ風景でありましただ。しかしその宴の最中、
何を血迷ったのか私は突然、「そだっ、おつまみ作ろーっと♪」などと
♪付きでキッチンに足を運んだのが事の始まりでありもうした。
冷蔵庫からレタスをとりだし、小気味好いリズムでもって
トントントントントントン、と切りますですわよ~千切りレ~タス~
トントントントントント~ン♪ってなもんですわね、フフ、見よ、
さすがの包丁さばきなのだ、前略おふくろさんってかい、お~ふくろさぁ~ん、
お~ふくろさんよぉ~ 空を見上げりゃァ~♪
ガリッ!
ん?
今ガリッってしたわ。。。。
何?
ガリってなに?
なんなの?
なんなのかしらぁっ、ガリってーーーっ?
お寿司についてくる生姜とは違ってよーっ! ガリはガリでも
ガリっ!て「音」がしたのよーっ、ガリってーっ!!!
なんでガリッと効果音なのかしらーーーーっ?
ってひぃゃぁ~~~~~~~~~~っ、人差し指から血がぁ~~~~~~
スプラッターしてるわ。
ほっほぉ~。
って感心している場合じゃないのよぉ~~~~~っ、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、
ゆびさきがぁ~~~~~~~~がっつり削げ落ちてるぅ~るるるるる~~~
クラ~~~~。
まさに「おふくろさんを歌う森進一の顔」と化して発した原始の叫びと共に
にっぽんの楽しい夕げの一風景は一瞬にして阿鼻叫喚の修羅場となりもうして
秋の夜。
「風子ちゃん(仮名・女性23歳←徹底したサバよみらしい)がぁ~
指切り落としちゃったぁ~~~~~っ!!!」
という甥の叫び声を聞いてキッチンにすっ飛んできた姉が
急いで私のその怪我した人差し指を濡れタオルで押さえながら、
「風子ちゃんの落ちた指を探しなさいっ!」と子供達にすばやく指示。
(彼女はそのとき怖くて傷口を見れなかったらしい。)
ちゃう、ちゃうのよ~、指はちゃんとついてるのよ~、切り落としたなんて、
あたしゃ極道の妻かい? などと言う余裕はその時点でもう無く、
ただふらふらり~んとなってしまった体を母と姉に支えられながら、
落ちたと思っている指先を捜している子供達の間を通って
居間に向かおうとしたその時、真横でレタス内を何やら懸命に捜索している
ジャイアンの姿が・・・。 おい・・おい・・そこのでかい君・・・・、
違うだろがーっ!!! 妻がフラ~~~~~~っとなっとるじゃがぁー、
支えんかいっ、われぃ!
と言いたかったのに意識が朦朧として言えなぁ~い。
となっている内に気付くとわが身は居間に横たわっていたわけで、
どうやら暫くの間、気を失っていたらしく。
自分でいうのもなんですが、私は痛みにはとても強い方だと
自負しておりまするだ。なので今回の怪我で、痛みとショックで
血圧が急激に下がって気を失ってしまった、わぉ。
という事実自体にびっくりしちゃったでございます。
わぉ。
とにかく意識が戻ってからも家の中は文字通りの「踊る大騒動篇」。
甥の一人が「すごい汗だよっ、大変だよーっ!」と叫べば、
「それは額にのせたタオルが水浸しだからでしょ!」と姉が応え、
「なんか焦げ臭いよー!!!」ともう一人の甥の言葉で、
「シチューがぁ~~~~っ!!!」と母が急いでキッチンへ飛んで行き、
それと入れ替わりにジャイアンが「みちけますたー、ネイル!!!」
とキッチンから飛び出てくれば、再び最初の甥が、
「うわあ~すごい顔色が真っ青だよー!!!」と叫び、
「!@$%~。。。」とそれに反応した私に、
「どうしたの、気持ち悪いの?」と姉が尋ね、
「デスラ~。。。」とかえす私に、
「もうっ、こんな時くらい真面目に倒れていなさいっ!」と母。
ってなもんで、もしその風景を映像にしていたら画面上にテロップで、
大怪我 スプラッター レタス どうして 包丁? シチュー お焦げ 夕げ 朝げ お味噌汁なら永谷園
とか流れてたと思う。
しかしそんな大騒動のど真ん中に横たわっているというのに、
私自身は、どうしてもその騒動との距離感がよく掴めないのですだ。
すぐ真横や真上の至近距離で人が大騒ぎしているというのに、
それはとても遠くで起こっている事に感じられて、
皆から発せられる声も自分の声も、エコーがかっていて、
まるで現実味がないのですね。
自分の体が周囲から乖離して別空間にいる感覚がして、
騒ぎの実体がどうしても掴めないのですだば。
「そうか~、意識が薄れるってこういう感覚のことをいうんだなぁ~」
なんてまるで他人事のように考えていたりする自分もいたりして、
それはなんだかとても不思議な感覚でぃした。
と、そうこうしているうちにタクシーが到着して、
私は姉とジャイアンに付き添われて夜間救急病院へ。
何件か電話して受け入れてもらった総合病院の、
その夜の当直医は運良く形成外科医。
到着した病院内に入ると、現時点での救急患者は私一人だけであり、
すぐに診てもらえるとのことで、とりあえず一安心。
しかし中々現れてくれない当直医でありまして、
静まり返った待合室でじっと待っている間も
指の痛みは増すばかり。
はぁ~これが志木那島診療所だったらぁ・・・。
コトー先生だったら、どんなに忙しくても、
取り合えず待合室に顔だけは出して、
「もうすぐですから、もうちょっとだけ待っててくださいね。」
って、あの癒しスマイルくんでもって患者を安心させてくれるのにぃ~~~~。
こういうときにコトー先生の良さが身に沁みてわかるわぁ~。
ってほんまに何してんねんや、ここの医者は。
受付の人は先生は手隙だからすぐ来るって言ってたやんか~。
血がとまらへんのやでぇ~。
はぁ~~コトー先生がいいよ~~~~。
コトー先生~~~~~~~早く来ないかな~。(←幻覚状態に突入したらしい)
コトー先生があの診察室のドアを開けて、
「どうしました~、風子さん?」
なんて言葉と共に白衣をはおいながら出てきてくれたらぁ・・・
「コト~せんせ~~~~~~~っ
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って叫びながら春風モードで彼に飛びついちゃうかもしれない。
いやそんな、なんて大胆なっ。コトー先生に飛びつくなんてぇ~~
そんなこと恐れ多くて出来ないわよっ、タックルならできてよっ。
そのまま突進した勢いでダッコちゃんみたいにくっついちゃうかもしれない。
贅沢は言わないけどその時のコトー先生は黄色のシャツを着用希望。
ついでに雷が鳴らないと彼から離れないかもしれなくてよ、おほほほ。(←蛭かよっ?)
はぁ~コトー先生~・・コトー先生に抱きついちゃうなんてぇ~・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フラ~~~~。(←想像したら血流が早まってしまったらしい)
んが現実はちびしい。
やっとのことで目の前に現れた当直医は、
巨大隕石の如き強力なインパクトを持った電撃マンでありもうした。
彼の年の頃は40代前半。多分。
形成外科医という職業柄、そのいでたちは、
コトー先生が2003の回想シーンで大学病院の廊下を
マッハで走っている姿とそっくりそのまま同じ格好。
んがしかし、そのお顔はコトー先生とは真逆をいく濃縮還元型でありもうして、
いや、でも、四捨五入すれば繰り上がりで美形部門に入るのかもしりない。
しれないのだけれど、なんというか、余計なお世話なのだけれどどうしても、
セサミストリートのバートをみそぴー味にしたような風貌に見えてしまって、
しかも何故か頭にシャワーキャップみたいなのを被っているわけで、
いや形成外科医だからオペハットを被るのは当たり前なのかもしれないけど、
でもオペ以外の診察時にもそれを被るのですか、先生?
とまたまた余計な質問を問いかけたくなってしまうようないでたちの、
シャワーキャップでバートなみそぴードクター。
そしてなによりも強烈なのはその言動。
とにかくその動作全体が早送り、時々停止でたまにコマ送り、
みたいな動きをする人であり、そこから発する言葉とくると更に強烈で、
診察室に私と一緒に入ってきた姉とジャイアンを見るや否や、
「入らないっ! 邪魔だから出る! 邪魔っ、すぐ出る!」
とアイドルのコンサート会場にいる警備員のような口調で
言い放ったかと思えば、くるっと私に振り向きざま、
「はいっ、傷口見せっ! はーっ、切ったね、すぱっとー!」
と今度は日体大を卒業したばかりの体育の先生みたいな口調になり、
なったかと思えばお次は「生食!」と横にいる看護婦さんに対して
厳しい日舞のお師匠さんみたいな口調に変化して~の、
ヤマトナデシコもアングリな七変化。さすがのディープ・インパクターだ。
びっくりずら。
しかしいくら診察室が狭いからといって、ふらり~んとなっている
患者の家族に向かってそんな口のきき方することないやんか~。
これがコトー先生だったらきっと、あの和みスマイルでもって
「大丈夫ですよ~。すぐ治療しますから、治療が終わるまで
待合室で待っててくださいね。」って穏やかに言うはずだっ!
なのにこのシャッピーときたらっ!(←既にニックネームをつけたらしい。)
それに「痛いぞっ、痛いんだからねっ、ガマンするっ!!」なんて
いちいちプチ前脅しをかけながら処置することないやんか~。怖いじゃないか~。
しかもあなたのお顔はまるで雷神みたいになっててよー!
村山元総理大臣若い頃バージョンのような眉毛なんてキーーーッて
逆八の字に吊り上ってるし、しかもシャワーキャップ被ってるしぃ~
笑っちゃうじゃんか~。こっちは痛みと貧血で気が遠くなりそうだってぇ~のに
笑わせるとは~~~ははは~はははぁ~ふら~~~~ハッ!こりはもしや、
天然笑い麻酔ガスなのかっ?
もしかしたら名医なのかもしれないぞ、シャッピーったら。
あなどれん。
それにしても痛いぞよ。もうちょっと優しく処置してくり~ん。
痛いってぇんだっ、痛いのよっ、泣いちゃうぞっ、泣いたろか、
ビュンビュン丸の弟の如きに泣いたるで、え?
しかしやっこさんに弱みを見せるのは何か癪ずら、よしこうなったら、
じっと我慢の大五郎戦法だ。
「痛い?」
「痛くないですっ。」
「え、痛いだろ?」
「いいえっ!(キリッ)」
「普通の人なら倒れちゃう痛みだけど?」
「いたぐないだすっ!(ギリギリッ!)」
っていだいにぎまっどるだろがぁーーーーーーっ!
しかし大五郎は泣かないのだ、ちゃ~~~~ん。
むむ~~~っと視線をシャッピーのシャワーキャップ一点に据える私。
シャッピーもキーーーーッとなって治療中。むむ~~~っ、キーーーーーッ、
むむむ~~~~~っ、キーーーーーーーーーッ、
むむむむ~~~~~っ、キィーーーーーーーーーーーーッ!
むむっ、キーッ、ムムムッ、キキーッ、ムッ、キッ、ムッ、キッ、
むっきっきーーっ、ってお猿さんですかっ?! ハッ、やばっ、
視線がズレちゃったぁっ眉毛ボーーーーーンッ!あはは~~~~~。
負けてしまった・・・
一騎打ちに・・・・・・
ぶひぃ。(←結局泣いてしまったらしい)
ってにらめっこしてどうするのっ?
はぁ~~~もぉ~~コトー先生が治療してくれてたらぁ~~~~~~。
そうだ~このドクターをコトー先生に変えてしまえばええのだ~。
これはコトー先生が治療をしているのだ。
目の前にいるのはコトー先生なのだ~。
シュミレーション、オン。
コトー先生:「指を切っちゃったんですね~。」
私 :「
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en1.gif)
コトー先生:「大丈夫ですよ~。安心してくださいね~。」
私 :「
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コトー先生:「ちょっと見せてくださいね~。」
私 :「
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_uru.gif)
そこで私の手をそっととるコトー先生。
手を・・・・私の手を・・・・・コトー先生が・・・・・
コトー先生が私の手を・・・・・あの麗しの手で・・・・・・・・
クラ~~~~~~~~~~~~~~~~。
「大丈夫っ? 目開けて!」
え? はい、大丈夫です、コトー先生・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart.gif)
コトー先生に診てもらえるのなら私はどんな痛みだって・・・・・ん?
どわぁっひゃーーーーっ、目の前にドアップの
シャッピー味噌之介がぁ~~~~~・・・・・・・・・・・・・・・
バッタリ。(←真面目に倒れてしまったらしい。)
後日談
その後、二日後に再検診で再びお会いした時の味噌之介殿は、
やはり同じようにシャワーキャップを被っており、
外来診察時にも崩さないその徹底したプロフェッショナルぶりに、
なんだか妙にカンドーしてしまった私でありやした。
人差し指くんの形は暫くの間、
ちびっと削れたままになってしまうとのことですが、
でも傷の治癒は順調に進んでおり、
めでたしめでたしでありますだ。
治療してくれてありがとう、シャッピー先生!
ご無沙汰しています!
…久しぶりにブログを覗かせていただいたら…衝撃を受けました。
血には強いという自信がある私も、想像しただけで“うっひょ~”と叫んでしまいました。
痛かったでしょう!!!
(当然の事を聞いてしまいました。。。)
本当に…こんな時こそコトー先生のあの優しいまなざしがあれば、風子さんの痛みも少しはやわらいだのにな~と思ってしまいました。
風子さんの指が無事でよかったです
久しぶりのブログでこんなことを書いてしまっている私です。。。 とほぉ~。
最後まで読んでくださってありがとうごぜいましただ~。
いやぁ~ほんまにもう・・・・・
いだがっだですっ!!!
余りの痛さに治療中、コトーしぇんしぇ~~~~
とその姿を頭の中に呼び起こしてしまいました。。。
でもコトー先生の顔が思い浮かぶと、
不思議と痛みが少しだけ和らいだような気がしたです~。
空間治癒まで施してしまうとは、
さすがのコトー先生ですばい。 むは
指はゆっくりとですが快復してます♪
コメントを読ませて頂いて、更に快復増進ですたいっ。
ありがとうございます、おとさん。
家がもっと近かったら、家事とか水仕事とか畑仕事とか手伝いに行けるのに・・・。ごめんね。
治るまで時間がかかると思うけど、お大事にね。
コトー先生にはいつも癒されてるけど、病気や怪我をしたときはなおさらコトー先生を求めるよね~。わかる~~。
コトー先生なら、どんなに苦い薬も痛い治療も頑張れるって思えるもの。
コトー先生を観て、免疫力も再生力も上昇し早く完治することを祈ってます。
帰ってきてそうそうこんな話ですみまっしぇ~ん。
でもなんとか無事にロスに帰ってきましたです。
>家がもっと近かったら、家事とか水仕事とか畑仕事とか手伝いに行けるのに・・・。ごめんね。
そんなそんなっ、その優しいお気持ちを頂けるだけで、あちしは大カンドーです!
ありがとうございます、norikoさん
田植えの季節になる頃までには全快するでっしょう!と予測。
それまでコトー先生に毎日空間治療をしてもらって、
傷も心もリフレッシュ~♪
↑こんな感じ?
norikoさん、お心遣い、嬉しかったです。