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幸運の門

2019-09-16 18:18:03 | 日記
口舌(こうぜつ)は実に禍(わざわ)いの起こる門でもあるが、また福祉の生ずる門でもある。
渋沢栄一「論語と算盤」より。
一般的な現代語で意訳をすれば、口から出る言葉は災いのもとにもなるが、また幸運を呼び寄せることもある。
なんて意味でしょうか。

◆口は幸運の門でもある
 渋沢栄一のお孫さんだったかの、渋沢健さんが解説してくれた。
 口は禍いの門、とも言われます。
 知らず知らずに言いすぎて、その言葉がもとで、人に足元をすくわれたり、笑われたりするかもしれません。
 あるいは、ここだけの話が、いつの間にか広まって、大変な問題を引き起こすことも、ままあります。
 
 どのような状況に置かれても、言葉を口にする以上は、心にもないことは言わないほうが良いのでしょうね。
 では、じっと口を閉じたままでいる。これはどうでしょう。
 実はそれでは、幸運の門まで閉じてしまうことになるのだそうだ。

 言葉は、上手に使えば福を呼べるのだそうだ。
 しゃべりすぎはもちろん感心しませんが、無言もまたいいことではないようです。
 気持ちのいい言葉、相手のためになる言葉は、惜しんではいけないのです。
 そう、相手を気持ちよくする言葉が大事で、それは決して惜しんではいけないのだそうだ。

 なるほどなるほど。
 そういえば、「巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」なんて言葉もありました。
 おいら的に受け止めるのは、言葉はあまり自分のことばかりは語らず、他人のことを気遣いつつ発言することが大事だ、
 ってことでしょうかね。
 さあ、幸運の門の入り口はわかった、あとは実行するだけですね。