大きな目標へゆっくりと急げ

遠いゴールを目指すならば、着実にかつなるべく早く進むべきである。
一見、矛盾したような言い回しですが・・
渋沢栄一の原語では、「前途の遼遠なる事物は、ゆっくり急いで努めねばならない。」

◆物事は迅速に始め着実に前進させるべし
　大事なことは、とにもかくにも前進すること。
　そしてそれは、明日からではなく、準備がきちんと整ってからでもなく、今日のこの瞬間からのようです。
　全速力で走り続ける必要はありません。
　それよりも、なるべく早く最初の一歩を踏み出し、着実にその歩みを重ねていくこと、
　それが結果的には目的地に早く到達することに繋がることなのだ。

　今はどんなに夢想してみてもとても叶えられそうにない夢のような目標。
　そんな壮大な目標に向かって進む場合、道のりが遠いだけに気ばかり焦るものだ。
　闇雲に走り回っても空回りする。
　気持ちだけが先走っても、行動が伴わねばゴールは遠ざかるばかりです。

　そして、原点に戻ります。
　大事なことは、とにもかくにも前進すること。
　歩みはゆっくりで良いようです。
　しかし、スタートは急ぐべきです。
　今、ここからです。