つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

運を引く

2019-09-25 08:42:50 | 日記
ビジネスや生活の成功は、能力や努力だけでなく、運も左右します。
世の中を見渡すと、大きな成功を成し遂げられた方々は決まって、運が良かったとおっしゃいます。
それは、単に幸運に恵まれたというよりは、幸運を呼び寄せるような考え方や行動をとっていたのだと、
鈴木敏文さん(元7&I代表)は教えてくれました。

◆運を引き寄せる確実な方法
 組織の論理のまま動いたり、既存の常識どおりのやり方をしたり、自分の都合を優先して妥協したりしていたら、
 幸運にめぐり会うこともなければ、出会った偶然を生かすことはできません。
 運は、まったくの偶然ではなく、一歩踏み込むことで引き寄せることができるのです。
 過去の経験や、既存の常識を超えた考え方や行動をすることで、普通の動きではめぐり会えないような幸運にも出会える。

 対照的に、自分では努力したつもりでも仕事や生活がうまく行かない人は、よくオレはついてない。とグチを言います。
 しかし、それは運に恵まれないのではなく、何かに縛られていたり、安易に妥協していたり、幸運と出会いにくい行動を
 しているのではないでしょうか。
 挑戦すればするほど、リスクも高まりますが、幸運と出会う確率も高まるものです。
 挑戦し続けない限り、運をつかむことはできません。

 幸運は、挑戦して努力をするもののみに訪れます。
 あなたは今、既存の何かにしがみついてはいないか。
 もし何かにしがみついていたら、その手を離さない限りは、運をつかみ損なうということです。
 
 顧客の立場・生活者の便利性・快適性を視点に、既存のやり方を変えて次々と新たなビジネスを創出された鈴木さんの言は
 すごく腑に落ちるものですよね。
 ビジネスの第一線からは去られたようで、少し残念です。

 

有難い(ありがたい)

2019-09-24 18:39:08 | 日記
今日も寓話から学んだ。
昔 有難屋吉兵衛という男がいた。
この男、すこぶる楽天家であり、かって不平不満を言ったことがなかった。
その吉兵衛がある日、急いで外出しようとしたところ鴨居(かもい)に頭をぶつけ、饅頭のような大きなこぶをこしらえた。
しかし、痛いとも言わず、両手でこぶをおさえながら、有難い有難いと感謝するばかりだった。
なぜ感謝をするのかは以下の通り。

◆こぶで有難い
 これを見ていた隣人は、当然に怪しんで尋ねたものだ。
 吉兵衛さん、あんたはそんな大きなこぶが出来るほどの怪我をしながら、何が有難いのじゃ。
 吉兵衛は答えた。
 有難いですよ。頭が割れても仕方がないのに、こぶぐらいで済んだんですから、実に有難いと思っています。

 痛くて痛くて仕方がないにもかかわらず、無理に我慢して、平気を装っているだけともいえる。
 しかし、自身に起きた小さな不運にいつまでもとらわれていても、痛みが和らぐわけではない。
 苛々しさがこみあげて、かえって痛みが増すのが落ちである。
 それよりも、その程度で事が済んだ幸運をかみしめるほうがよほど生産的なのだろう。
 
 ユダヤには、こんなジョークがあるという。
 ユダヤ人は足を折っても、片足で良かったと思い、両足を折っても、首でなくて良かったと思う。
 首を折れば、もう何も心配することはない。と考えるのだそうだ。

 これらから得られる知見はこうだ。
 失ったものを数えるな! 残っているものを数えよ!
 そして、残っているものがあることに感謝し、それを最大限に活かすべきだ。
 おそらくこれが真実なのだろう。
 生きているからこそ、心配事もある、しかし、生きていることこそ有難いことなのだ。
 似たような言い回しで、死んだ子の歳を数えるな、というのもありますよね。
 生きていること、残っているものに感謝して、前向きに生きていきたいものですよね。
 

白樺峠タカの渡り②

2019-09-23 19:07:45 | 野鳥
タカの渡り観察の白樺峠遠征後編です。
すごいものですね、日本列島から沖縄列島伝いに台湾を経由してフィリピン・インドネシア・マレーシアまで渡るそうです。
グーグルマップで計測してみたら、およそ6000kmくらいはありそうです。
羽ばたき続けて飛翔を続ける事は不可能ですので、適宜上昇気流を捉えて高度を稼ぎ、あとは静止状態で滑空するようです。
飛ぶためには、いうまでもなく羽根が最重要だと思うのですが、写真の中にはボロボロで心配な個体もいます。
もしかしたら、こういったタカは渡り中に力尽きて海に落下して自然に還るのかもしれませんね、自然は厳しいものです。

◆白樺峠タカの渡り②
 ・ハチクマでしょうか。
   

 ・羽根がボロボロですがノスリかな。
  

 ・ありゃぁ、ハチクマかと思ったらなぜか渡らないはずのトビが混じってたようです。
  

 ・サシバですね。
  

 ・サシバでしょうか、羽根がボロボロです。これで目的地までたどり着けるのでしょうか?
  
  
 ・これは典型的なサシバですね。
  

 ・久しぶりにやってきたのは、ノスリのようです。
  
    
 ・サシバのタカ柱の一部です。タカ柱はサシバが形成しやすいようですね。
  

 ・これは昨年のタカ柱です。
  

 ・同じく在庫のタカ柱です。この時は30~40羽のタカ柱が3本同時にでき、さらにそれらに下から下からどんどん追加の
  タカが湧き上がってきて、それはそれは壮観でした。たしかこの日は一日に4000羽以上が渡りました。
  もう写真を撮るのも忘れて、ただ口をあんぐりと開けて空を見つめていたことを記憶しています。
  渡るタカに思いをはせ、厳しい自然の摂理にうちのめされたような感覚でした。
  
 

タカの渡り

2019-09-22 19:02:00 | 野鳥
わくわくとする、秋のタカの渡りの季節となった。
ここ愛知県では、渥美半島先端の伊良湖岬が観察場所として有名だ。
だが、県内とはいえ名古屋からはかなり時間がかかる。
そこで、いっそのことおそらく全国一番の渡りの観察名所である、乗鞍岳白樺峠(松本市)まで足を伸ばすことにした。
ずいぶん沢山の写真撮影ができましたので、2回に分けることにします。

◆白樺峠タカの渡り①
 ・ハチクマでしょうか。ゆるりと旋回してくれたので背打ちできました。
  

 ・これもハチクマかな。力強い羽ばたきです。
  

 ・同じくハチクマ。撮影地点は標高1600mありますので、ほぼ真横からの観察も可能です。
  

 ・次にやって来たのは太っちょのノスリです。ずいぶん羽根がぼろいけど大丈夫かな、国内移動だけかもしれませんね。
  

 ・サシバですね。滑空中に興味深く小首をかしげて人間を観察してます。おいらと眼が合いました。
  

 ・同じくサシバ。光を浴びて羽根が本当にきれいです。
  

 ・サシバですが、この羽根で6000kmも渡りが可能かちょっと心配です。気流を捕えて上昇中です。
  

 ・ハチクマの腹打ちです。
  

 ・きれいなサシバです。個人的にはサシバが一番好きです。
  

 長くなりましたのでこのくらいにして、残りの写真(タカ柱等)は次回にします。
 
  
 
 
  




心の鎖

2019-09-21 08:37:18 | 日記
サーカス等で、我々を楽しませてくれる象たち。
その象を巧みに操る、象使いが象に最初に仕込むのは、逃げ出そうという気持ちを起こさせないことだという。
象がまだ赤ん坊のとき、その足に太い丸太を鎖でつないでおく。
そうすると、逃げようとしても太い丸太が足かせとなり、逃げられないのだ。
逃げることをあきらめるようにしておくのだ。
すると、象は次第にこのとらわれの状態に慣れてしまい、逃げることを完全にあきらめてしまう。
象の心に鎖をかけたかのように。

◆心に鎖をかけていないか
 あの赤ん坊の象は、大人となった。
 大人になって、巨大な体と強い力の持ち主になってからも、足に鎖が巻いてありさえすれば、
 象は決して逃げ出そうとはしないそうだ。
 たとえ、鎖の先には小さな小枝が結んであるだけでもだ。

 私たちは、多かれ少なかれ、この寓話の象と同じような経験をしていないだろうか。
 かって、やりたいことにチャレンジしたものの失敗した。
 ただそれだけのことで、それ以降はやりたいことは永遠にできないものとあきらめて生きている。
 これは、完全に間違っている。
 ごく若いころに、一回やってみたらできなかった。
 しかし、それはその時はできなかったということに過ぎない。
 ずっとできないわけではないのだ。
 あの時にはできなかったが、もう一度トライしてみよう。
 これが、正しく健全な思考回路なのだ。

 人が成長するためには、苦しみを引き受ける覚悟、リスクをとる勇気が必要なのだという。
 苦しみと行動に伴うリスクを避けて、安心・安全な場所にとどまったつもりでいる。
 しかし、それは行動をしなかったという最も大きなリスクに直面することなのだ。
 しらずしらずのうちに、こういった心に鎖をかけたかのような行動をとっていないか、時には自省が必要なんでしょうね。